ヘタリア

俺には弟がいた。一緒にNo.1を目指した弟だ。

あいつと一緒ならきっと叶うと思ってた。

俺の見込んだ通り弟の成長は著しく、すぐに強くなっていった。

強くなりすぎたんだ。

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「アーサー、俺独立するよ」

一瞬耳を疑った。

No.1を一緒に目指した弟がそんなことを言うなんて信じられなかった。

信じたくなかった。

「そんなの俺が許すと思ったのか､､､？」

すぐにあいつとは戦争になった。

戦争中、あいつが軍に指示を出す姿を見て、大人になっていった実感が湧いた､､､

ずっと子供だったくせに､､､

「もう俺も子供じゃない。俺は自由になりたいんだ」

偉そうに､､､

「打ちたいなら打てばいい」

そう俺をまっすぐ見つめるあいつの目を見ると何もできなくなる。小さい頃と同じようなまっすぐな目。

「打てるわけないだろ､､､」

あいつは独立した。

これからみんな俺から離れるんなら、俺はこれからはもう孤独でいい。