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ハンコック「ウミ、欲しいものはあるか?」
ウミ「欲しいもんかぁ…特にはねぇなぁ。」
ハンコック「そうか…」
ハンコックが少し落ち込み。 ウミ「姉ちゃんに会えただけで嬉しいからよ!」
ウミがニカッと笑う。
ハンコック「ルフィ、ウミを貰っても良いか?」
ハンコックがルフィに真面目な顔で尋ねる。
ルフィ「ウミはやらねぇぞ!」
サボ目線
サボ「おいおい。なんだこの荒れようは。」
コアラ「来るの遅かった…」
?「お、これは革命軍の総長じゃねえか」
サボたちの後ろからある男が話しかけて来た。
サボ「あんた。四皇の赤髪のシャンクス。確か、ルフィの命の恩人。」
シャンクス「そうか!お前ルフィの兄か!って事はウミの兄でもあるんだな」
ピクっ)
サボがウミの名を聞き反応する。
サボ「そうか。ルフィの恩人って事はウミも知ってんだな。」
シャンクス「それだけじゃない。2年間修行を付けて白き覇王を生んだのはこの俺だぁ。なァっハッハッハ」
ベック「すまねぇなぁ。お頭今、酔っててな。」
サボ「それはいいが2年も男所帯にウミが居たってか?」
ベック「まぁそうなるな。」
ゴォー)
クルー達「なんだ?なんだ?悪い事言ったか?」
サボ「お前ら、ウミに手、出してねぇだろうなぁ!」
シャンクス「落ち着けサボ。俺達がそんな事すると思うか?」
コアラ「サボ君。決めつけは良くない!」
シャンクス「そうだぞサボ!ウミに嫌われるぞ?」
笑いながらからかう。
ヤソップ「おいおい。お頭、そこら辺にしとけ」
サボ「クッ!コアラ行くぞ!」
サボが歩き出す。
コアラ「ちょ、サボくん…すみません💦」
シャンクス達に1つだけ断りを入れてサボを追いかける。
ラッキー・ルー「お頭、あそこまでしなくても良かったんじゃないか?」
シャンクス「邪魔をされたくないんだ。行くぞ。」
シャンクス達と別れたサボ
コアラ「サボ君。サボくん!ねぇ!サボ君ってば!」
サボが立ち止まり。
コアラ「なんでああいう態度とるかなぁ?」
サボ「……だよ。」
コアラ「え?なんて?」
サボ「気に食わねぇんだよ!俺より先にウミと出会って!ウミが苦しい時に傍に居たのがアイツ(シャンクス)って事も!全部!」
コアラが取り乱したサボを見て驚く。
コアラ「それは何の怒りなの?」
サボ「は?」
コアラ「サボ君自身への怒り?それともあの人達(シャンクス達)への怒り?」
サボ「…どっちでもあってどっちでもないよ。ただの嫉妬さ」
コアラ「サボ君ってやっぱりウミちゃんにホの字なんだね。」
サボ「何か悪いか?」
歩き出す
コアラ「サボくん大変だぞ〜?ウミちゃんのお父様にどうお話するのかなぁ?」
サボ「…うるさい…」
その頃シャンクス達は山の中を歩いて居たが開けた所に出た。
?「お。これはこれは誰かと思えば海の四皇さんじゃねぇか」
シャンクス「お前らか?最近、各地の町を壊滅状態に追い込んでるって山賊は」
?「お?海にまで名前が轟いてるとはな。あ、海っつったら、思い出したぜ。昔居たんだよな。ウミって女が。2年か、3年前だよ。アイツは操りがいがあったぜ!なァ!おめェら!」
?1「見つけたらタダじゃ置かないっすよね!」
山賊「アッハッハッハッハ!」
ドンッ)
シャンクスが覇気を飛ばし、クルーが怒りを露わにする。
シャンクス「どうしてテメェらがウミを知ってんだ」
?「そんなに怒んなよ。怖え〜ぞ?」
シャンクス「テメェ、ウルフ…一変、死んどくか?」
そう。そいつはウミが倒れる原因になった山賊、ウルフだった。
シャンクスが覇王色を纏う
ウルフ「ウッ!息が…出来ねぇ…」
ベック「ウミはうち(赤髪海賊団)の娘みてぇなもんだ。」
ヤソップ「娘に手、出されて黙ってねぇ父親なんて居ねぇのさ」
ウルフ「カハッッッ」
ウルフの息子「親父!!」
シャンクス「お前、そいつの息子(ガキ)か。」
ウルフの息子「だったら何だってんだよ…」
ウルフの息子が震えている。
シャンクス「親父にも伝えろ。〚次はねぇ〛ってな」
シャンクス達が背を向けて歩き出し、姿が見えなくなったあと。
ウルフ「赤髪…覚えてやがれ…」
サボ目線
サボとコアラが病院のようなところにきていた。
モブ患「今回、この島を襲った山賊って、東の海のフーシャ村だっけか?」
ピクっ!)
サボが反応する
サボ「…フーシャ村?…」
小声でつぶやく。
モブ患2「あー。2年前に壊滅状態にされたって言う?」
サボ「!!!!!」
サボが驚き、目を見開く。
モブ患1「そうそう。何とか立て直った見てぇだけど。」
バンッ!
サボが病院を走り出る。
コアラ「ちょっと!どうしたの!?サボくん!!!」
走るサボ
サボ(どういう事だ!フーシャ村が壊滅状態だっただと!?しかも2~3年前!?ルフィが海に出た時期!それにその頃あそこにはウミが居たはず!じゃあその山賊にウミは!)
前の方からシャンクス達が歩いてくる。
サボ「!!!!」
シャンクスは覇王色をむき出しにしたまま、鋭い目付きでサボの横をみんなが通り過ぎる。
サボが1度振り返るが、直ぐに向き直り。
サボ「アイツらが来た方向はあっちだな…」
小声でつぶやき、走り出す。
山にたどり着き、足跡を手がかりに足を進める。
開けたところに出ると酒ビンだけが転がっていた。
サボ「クソっ!!」
サボは自分の帽子を抑えて叫ぶ。そして、山を降りた。
コアラ「ちょっと!サボくん!勝手な事しないで!」
サボが無視してコアラの横を通り過ぎる
コアラ「ちょっと!サボくん!聞いてるの!?」
ルフィ目線
色々な海賊と戦いながら宝箱を見つけた。
ルフィ「あ!あれか!?」
バギー「てめぇにはやらねぇぞ!」
キッド「てめぇ!バカザル!待ちやがれ!」
ロー「麦わら屋!てめぇには渡さねぇぞ!」
キッドとローが後ろから走ってくる。
ウミ「うわ!さっきまで戦ってたのに!」
ウミ「私が止めといてやるからルフィ!ゾロ!行ってこい!」
ウミがキッドとロー方面ヘ立つ。
キッド、ロー「!!!!どけ!バカ!」
ウミ「カッチーン( ・᷄ὢ・᷅ )誰がバカだよ!!!」
キッド、ロー「どう考えてもお前しかいねぇだろ!」
その頃ルフィ達
ルフィ「あと少しだ!」
海賊共「やべえ!麦わらに取られちまう!」
カパッ)
ルフィが宝箱を開ける。
箱の中には何回かに折られた紙だった。
ルフィがそれを広げ、
ハンコック「これは、ラフテルへの地図ではないか!」
ルフィ「ラフテルへの地図?…………………ゾロ、斬れ。」
ゾロ「いいんだな?」
ルフィ「ああ。」
ハンコック「何を言っておる?海賊王へ早くなれるのじゃぞ?」
ルフィ「こんなのに頼って海賊王になる気はねぇよ。俺は自由に航海して海賊王になりてぇんだ」
ザッ!)
ゾロが地図をバラバラに斬る。
司会「なんと!!??麦わらのルフィが、宝を壊しただと!?」
海賊共「はぁ!?おい!麦わら!!!なんてことしてんだボケ!!!」
ルフィ「海賊王に俺はなる!!!」
海賊共「誰も聞いてねぇよ!!」
ウミ「宝を壊した?」
ロー「麦わら屋らしいと言えばらしいな。」
キッド「フンっっ!」
司会「ま、まあ、予想外な展開になってしまったが、宝を見つけた麦わらのルフィの願いを1つ叶えよう!叶えられる願いなら叶えてみせよう!」
ルフィ「ん〜願いかぁ。あ!宴をしようぜ!ここに居る奴らで!」
海賊共「はぁ!?舐めてんのか!麦わら!」
司会「びっくりな発言だが、簡単な願いだ。戦闘は無し!これが決まりだ!自由な宴を楽しめ!」
ウミ「なははっ!ルフィらしいな!」
キラー「まさか宴を願うとはな。」
キラーとサンジが合流する。
サンジ「あれが、うちの船長だ。」
サンジがフッと笑う。
司会「準備ができるまで自由にしてもらいたい!以上だ。」
キッド「フン!キラー行くぞ!」
キラー「ああ。」
キッドとキラーが去っていく。
ロー「じゃあな。」
ローも去る。
サンジ「ウミちゃん、宴まで何するの?」
ウミ「んー。ブラブラ?」
サンジ「そうなんだ。一緒について行ってもいいかな?」
ウミ「いいぞ?」
主催者「あの〜黒足のサンジさんですよね?」
サンジ「あ?そうだが。」
主催者「バラティエでコックをしていたと聞いたのでお手伝いを頼みたくて」
サンジ「んー。」
サンジがウミの方を見る。
ウミ「ん?行ってこいよ。自分の身くらい守れるからよ」
サンジ「俺が誘ったのにごめんね?」
ウミ「良いって。元々、1人で行くつもりだったしよ。」
サンジ「そっか。じゃあ気をつけてね。」
ウミ「ああ!飯楽しみにしてっからな!」
ウミが歩いていく。
キッド目線
ミャー)
キッド「あ?」
ボロ雑巾のような子猫が鳴く。
キッド「なんだ?このボロ雑巾みたいな猫」
キッドがボロボロな子猫の首根っこを掴み持つ。
≡≡≡ヾ(⌒(_‘ω’)_タッタッタッ
ウミが猛ダッシュで走ってくる。
キッド、キラー「あ?」
ウミ「てめぇ!なんてことしてんだ!命だぞ!食おうとすんじゃねぇ!」
キッドから猫を取り上げ
キッド「てめぇ!さっきの!麦わらの妹!てか食うか!バカかてめぇ!」
ウミ「ほんとにデカブツは考える事もおっかねぇなぁ。」
ウミが猫を撫でながら猫に話しかける。
キッド「あ゛!?なんつった?てめぇ!」
ウミはキッドを無視して、しゃがみ、能力で猫に水を飲まし、洗う。
ウミ「名前つけてやらねぇとな。ん〜。雑巾?」
キッド「おめぇも失礼じゃねえかよ!!」
ウミ「う、うるせえ!一緒にすんな!」
キラー「また始まった…」
ミャー)
猫が弱々しくウミの足元で鳴く。
ウミ「……【イシュ】。訳ありって意味だ。でもお前には幸せになって貰いてぇな。」
ウミが切なそうな微笑みを猫に向ける。
キッド「……」
キッドもウミの隣にしゃがむ。
キッドが静かに切なそうな顔のウミを見る。
ウミ「ん?」
キッドの視線に気づき、横目でキッドを見る。
キッド「!!! 何見てんだ。」
ウミ「いや!こっちのセリフな!」
猫がウミの足にスリスリする。
ウミ「ん?1人じゃ寂しいよな。待てよ。」
ウミが能力で水の猫を作る。
イシュ「ミャー!」
イシュが嬉しそうに水猫とじゃれ合う。
ウミ「あははっ。可愛いなぁお前」
ウミが猫に皆にはあまり見せないような笑顔を猫に向ける。
キッド「!!!」
ドキッ)
キッドがウミの笑顔にキュンとし、顔を赤らめる。
キラー「は?」
キラーがキッドの表情を見て驚く。
ウミ「1人ぼっちは…寂しいよな…」
ウミがイシュに無理な微笑みを向ける。
キッド「お前は1人じゃねぇだろ。兄貴達が居るじゃねえか」
ウミ「フッ…そうだな…」
キッド「寂しくなったらこいつを(イシュ)思い出しゃいいじゃねぇか。」
ウミ「え?」
少し驚く。
ウミ「そうだな。ふふっ。まさかお前がまともなこと言うなんて。」
ウミが微笑む。
キッド「っ……!人がせっかく言ってやってんのに!」
頬を少し赤らめながら大声で言う。
キッド「キラー!!行くぞ!」
キラーと歩き出す。
ウミ「ありがとな。元気出た!」
ウミがニカッと、笑う。
キッド「!!!…うるせぇ!」
ウミ「いや!なんでだよ!」
ウミと別れたあとのキッドとキラー
キラー「キッド。お前さっきからおかしいぞ?」
キッド「何がだよ!」
キラー「あの女を見た時、顔を赤らめたり。しかもお前があんなこと言うなんて。」
キッド「うるせぇなぁ!なんでもいいだろうが!」
キラー「…恋か?」
キッド「!!!はぁ!?バカじゃねぇのか!!!」
キラー「ファッファッファッ!」
キッド「くっ!!てめぇ!笑うんじゃねぇ!」
赤らめながら怒鳴る。
宴が始まった。
ルフィ「肉だァァァ!!!」
ウミ「肉だァァァ!!!」
他の海賊「ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)あははは」
ナミ「みんな酔ってるわね。」
ロビン「ルフィの夢が1つ叶ったわね」
ワイワイ)
宴に盛り上がり始めて中盤に差し掛かった頃。
ウルフ「クソ…赤髪の野郎…」
ウェア「親父、大丈夫か?」
ウルフ「うるせぇ!」
ウェア「すまねぇ。」
他の奴ら「お頭…」
ウルフ「あ?」
何かに気が付く。
ウルフ「フッ。…居た」
ニヤッと不吉な笑みを浮かべる。
ウルフ達、山賊が物陰からある人を見る。
ウルフ(こっちを見ろ。ウミ、こっちだ。)
そう。ウルフが見ていたのはウミだった。
ウミ「!!!」
ウミが視線を感じ、その方に視線をやる。
ウミ「:(´◦ω◦`):プルプル」
ウルフ(あの俺を怖がる表情たまらねぇなぁ。)
ウルフが不吉な笑みを浮かべる。
ウルフ「来い。」
遠くからウミに告げ、誘導する。
ウミが指示された方に歩き出す。
ルフィ「ん?ウミ?どこ行くんだ?」
ウミ「あ、ちょっとトイレにな!」
ウミがニカッと笑う
ルフィ「小便か?気をつけていくんだぞ?」
ウミ「トイレくらい気をつけるもねぇだろ!なははっ。」
ルフィ「だな!なははっ」
ウミがウルフ達と会い。
指示された場所は海の音が綺麗に聞こえる崖だった。
ウルフ「おい、ウミ、今まで何してたんだ?俺に逆らったらどうなるって言った?」
ウミ「…わ、私はも、もう、海賊だ!山賊じゃねぇ!」
ウルフ「お前が5億9800Bの賞金首になったのは知ってるが俺には勝てないだろ?」
ウミ「……」
ウルフ「お前は俺たちから逃れられない。もう逆らわないことだな。お前の故郷のフーシャ村をまた、潰すことなんて簡単な事だ。フッ。」
ウミ「……」
ウミが震える。
ウルフ「仲間に別れを言う時間くらいはやる。場所は、さっき俺たちがお前を見つけた場所だ。お前は俺たちから逃れられない。」
ウルフ達は去っていくがウミの震えが止まらない。
その頃、ローは。
ナミ「聞いたわよぉ〜。ウミのことが好きなんですってぇ?」
ナミがニヤニヤしながらローにからかい口調で言う。
ウソップ「正直に吐けよ〜」
ウソップもからかう
ロー「っ!好きじゃねぇって言ってんだろ!どいつもこいつも鬱陶しいぞ!」
ロビン「ふふっ。ならウミをどう思ってるかだけ教えてくれる?」
チョッパー「それくらいなら言えるだろ?」
ロー「まぁ、それくらいなら…」
フランキー「スーパー気になるぜ。」
ロー「…大食い、麦わら屋の妹、騒がしい、不思議な奴、笑顔が可愛い、でも不意に見せるいつもと違う笑顔はもっと可愛い、守ってやりてぇと思う、まず存在自体が可愛い、他のやつにあの笑顔を見せたくねぇし、誰にも触れさせたくねぇ……は?」
ジンベエ「完全に惚れとるのぉ。」
ロー「な!ま、待て!今、俺はなんて言った!?」
ロビン「ふふっ。トラ男くんのウミへの気持ち分かったかしらね」
ナミ「どうする?トラ男に言わない方がいいわよね?」
ウソップ「当たり前だろォ。サボもウミのこと好きなんてトラ男のやつが知ったら…」
チョッパー「やばいぞ!止められねぇよ…」
ナミとウソップとチョッパーがコソコソ話し出す。
ローがウミの姿を探す。
ローが立ち上がる。
ブルック「どうかなさりました?」
ロー「いや、なんでもない。」
ローが歩き出し、ウミを探している。
さがし回ってやっと見つけ、崖に楽座しながら海を見つめるウミを見つけ、そばに寄り隣に座る。
ウミ「トラ男?」
ウミが大人しい声で名前を呼ぶ。
ロー「こんなところで何をしている。」
ウミ「ん〜。静かなところに居たくて…」