保育園での仕事は、結構大変だった。布団とかシーツとかタオルとかだけでもかなりの量だし、それに加えて小さい子ってお漏らしもけっこうするからね。それで汚れた服とか布団とかシーツとかタオルとかも出てくる。しかも、掃除も私の仕事だから。
「ごめん! お漏らし! 掃除お願い!」
保育士さんに言われて、
「はい!」
って返事しながら掃除用具一式持ってすっとんでく。そしたら、麗よりもちょっとだけ大きい女の子が泣きながら保育士さんに着替えさせてもらってた。でも麗は、ぜんぜん気にもしないで別の保育士さんに絵本を読んでもらってる。図太いなあ。
それが終わったら今度は、
「あ!」
って声が上がって、そっち見たら、男の子が吐いてた。
『ひーっ!』
みたいに思ったけど、これが仕事だから。