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ゴリちゃま
101
#注意喚起
ルナ
208
狼野晴 スタカラ0期生
98
3
1915年。春
戦争はすでに一年以上続いていた。
それでも町には、祖国の勝利を信じる声が溢れていた。
俺の名前はフリードリヒ・ミュラー。
年齢は18歳。
そして今日、俺は兵士になる。
理由はほかでもない祖国の為に戦うことだ。
それは誇りであり、義務だと思っていた。
昔から俺は父に大人になったら兵士になれと言われてきた。
だから大人になった今、兵士になったんだ。
訓練場へと行く汽車が出発する駅の前には多くの若者が集まっていた。
みんな同じような年齢で、同じような顔をしている。
誇らしさ。
興奮。
そして少しの不安。
そんな気持ちを抱きながら汽車が来るのを待っていた。
「君も志願兵か?」
後ろから声がした。
振り返ると、一人の青年が立っていた。
俺と同じくらいの年だ。
「俺の名前はクルト・ハンスだ。」
彼は気さくに笑い、手を差し出した。
「俺の名前はフリードリヒ・ミュラー。」
俺はその手を握った。
それが、戦場で共に戦う最初の友人だった。
遠くで汽笛が鳴る。
兵士たちを乗せる汽車が、ゆっくりと駅に入ってきた。
俺たちは顔を見合わせて笑った。
この時の俺たちはまだ知る由もなかった。
これから向かう戦場が、
どれほど残酷な場所なのかを。
コメント
2件
戦争文学とは、なかなか難しそうなのにチャレンジしましたね。がんばれ!