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kr視点
「トラゾーさん」
「はぃ…?」
ぽやぽやしてるトラゾーは首を傾げた。
「前からぎゅっとしてもいいですか?」
「ん…」
両腕を広げてしにがみくんを受け入れるトラゾーと背中に手を回してぎゅっと抱きしめるしにがみくん。
「あー…安心する、お母さんみたい…」
「おれ、しにがみさん、うんだおぼえないよ…?」
本来なら産めないよ、と返答するのが正解だけど、ポヤついてる頭のせいか余計にちょっとズレてるところがトラゾーらしい。
「そういう意味じゃないですけど…包まれてる感でめちゃくちゃホッとする…」
「?、よしよし?」
頭を撫でるトラゾーは微笑んでいた。
「ホント、トラゾーさんって天然タラシですね」
頭を撫でていた手を取ってちゅっとキスをした。
「そんなとこも大好きですけど」
「わ…っ」
トラゾーは簡単に倒されたことに驚いているようで、押し倒したしにがみくんを見上げている。
「、ひゃっ…⁈」
「やわらかいですね」
いきなりソコに触れたしにがみくんは指を増やしつつ、トラゾーに話しかける。
「すごい、トロトロになってますよ?ぺいんとさんとのエッチ気持ちよかったですか?」
「や、ゃっ…ふッ、んぁ…!」
「可愛いですね、トラゾーさん」
ぐっと弱いとこを押されてようでびくりとトラゾーの腰が跳ねた。
「は…ッ、ぁ…」
「敏感なのか、元々素質があるのか…僕たちで感じてくれるのはとても嬉しいです」
「し、にがみ、さ…ん…」
可愛い顔でニッコリ笑ったと思った時にはトラゾーのナカへはいっていた。
「⁈、ぅ、あぁぁ…!」
「ん、あったかい…」
「は、ひ…っ」
「トラゾーさん、好き、大好き」
恋人繋ぎのようにして手を合わせる。
「お、れも…すき、です…だいすきです…っ」
「びくびくしてるとこも、涙でぐちゃぐちゃな顔も、切れ切れな声も全部可愛い」
「ひゃう…っ」
耳を噛まれたようで、高い声が上がる。
「トラゾーさん、弱いとこをいっぱいですね。これからたくさん可愛がって軽く触るだけでもダメになるくらいにしてあげますね?僕たちで」
「ゃ、だめ…そんな、されたら、おれ…だめになっちゃいます…!」
「僕たちしかしないんですから、大丈夫です」
首を横に振っていやいやとするトラゾー。
「もし、ほかのひとにさわられたら…ぃや…だ…」
「触らせませんよ、絶対に」
ガチトーンで被せて言うしにがみくんはぎゅうっとトラゾーを抱きしめた。
「そんな輩は僕らが遠ざけますから、それに僕たちがトラゾーさんがこういう顔してるのを他の人に見せるわけないじゃないですか」
「……ん」
「見た奴は消し去るんで大丈夫ですよ」
「?、なに…?」
今の声は俺とぺいんとにしか聞こえてない。
消し去るのは同感であるが。
「ね?だから、トラゾーさんは安心して僕たちに身を委ねてください」
「ぁ、うッ…は…ん、ぁ…!」
ゆるゆると振動を与えられ2回目で感じやすくなったせいかトラゾーは早めに達した。
「はッ、ふ…ぁ…」
指一本も動かせない状態のトラゾーはベッドに身を預けた。
「トラゾーさん、お水いりますか?」
「ぁ…」
動くのも億劫な感じではあったが、緩慢な動きで起き上がりしにがみくんから水を受け取った。
「ん、ぅ…」
飲み込みきれない水が顎を伝って首筋に流れる。
「「えっちだ…」」
七味兄弟が口を揃えて言った。
「トラゾー」
「ふぇ、ぃ…?」
伝った水を指で拭う。
「大丈夫?」
「ん…なんとか…」
「じゃあ、いいね」
「へ…?」
くるりと背面を取って、ベッドに押し倒した。
片手は押さえ込んで。