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コメント
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第24話、読み終わりました!天墜の神殿が「逆さま」という設定が面白いですね。最上階が入り口って、発想が斬新です。 ゼファーの「その内僕の手を離れていくんだろうね」という意味深なセリフがすごく気になります…。前もって別れを予感させるような台詞、物語の重みを増してますね。 そしてマリスが壁の絵から「水を撒け」というヒントを見つけ出すシーン、冷静な観察力が光っていて大好きです。新スキル「海雨よ、降り注げ!」の爽快感、ここからの展開が楽しみすぎます!
「天墜の神殿は、逆さまになっているから、最上階が入り口なんだよ。」
ゼファーが上空を見上げながら言う。
「えと…どうやって入るの…?」
『飛行系のスキルは上位者は大抵得ているのさ。
聖戦では上空バトルも多いからなぁ。』
そう言ってカイトさんは、宙にふわりと浮いた。
『そう言う事ですね。』
ローさんもぐんぐんと上空に昇っていく。
「お姫様は僕に捕まって。」
ゼファーが私を抱き寄せる。
私は高所恐怖症も手伝って、ゼファーの胸にしがみついた。
「今はそうして抱きついてくれるけど、その内僕の手を離れていくんだろうね、君も…」
意味深なセリフをポツリと呟いて、ゼファーは上昇した。
最上階の窓から入ると、鎧を着た天空の兵士がいた。
「天鎧兵か…
腕試しにはまぁまぁかな…」
ゼファーは、天鎧兵に一刃斬り込んだ。
その剣筋の見事なまでの斬線は、孤状に残像を描き、天鎧兵を真っ二つに切り裂いた。
パワフルかつ繊細な剣技に私たち三人は圧倒されていた…
『こりゃ、俺たちの出る幕ねぇんじゃねーの…』
カイトさんがぼやく。
「天鎧兵は入口の番人…
これから、白翼騎士や星霊、神獣がタッグを組んで現れる。
僕一人ではマリスまでは守れないから……
カイト、ロー、頼むよ?」
『任せろ。』
そして私たちは下の階へと進んでいく。
白翼騎士や星霊、神獣は異様に強く、戦闘では激しく火花が降り注ぎ、私はそれから身を庇うのに必死だった。
ゼファーが岩石を作り出し、それを投げつけ、その合間から白翼騎士に攻撃する。
白翼騎士も負けてはおらず、岩石を浮遊させ壁に激突させながら動きを封じてくる。
大激戦となる天墜の神殿の中で私は息を顰めることしか出来なかった。
最下層に降りた時、4人共に異変を感じた。
『ボスが居なくね?』
『ここでクリアなんじゃないですか?』
カイトさんの疑問にローさんが真面目に答える。
『そんなアホな。
それに古代石碑の第一文目もないじゃないか!』
『確かに…』
「何かを見落としてる可能性が高いね…」
『何かっつーと?』
「マリス、何か気づいた事はある?」
ゼファーが私に尋ねる。
「うん…
あのね、ここ最下層じゃないんじやないかな…?」
『どういうことですか?
だって階段も下へ続く道も無いんですよ?』
ローさん。
私は少し辺りを見回した。
「あの壁に…水を地面に撒いてるお婆さんが描かれていますよね?
つまり…水を撒けっていうヒントじゃないかな?」
『水たって…ポーションくらいしか無いぜ?』
「マリス。」
ゼファーが頷いて言った。
「うん!
海雨よ、降り注げ!」
私は新スキルを発動した。