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くろぬか
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柘榴とAI

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#没入感フィクション
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天井から海水の雨が降り注ぐ。
そして、床に溜まっていくと思ったら…
それは、1箇所に集まり、僅かな割れ目から下に流れ込んで行った…
『隠し階段か!』
カイトさんが言う。
『なるほど、俺たちが見落としていた点を彼女は的確に見抜いた…
中々やりますね。』
ローさんが私を褒める。
「ありがとうございます…」
「さぁ、床を退かそう。」
そして、床の蓋が外れて中から隠し階段が現れた。
「やっぱり…
ここは最下層じゃ無かった…」
『ビンゴだな。』
「行こうか…」
そして、私たちは最後の部屋に足を踏み入れた。
その巨大な部屋には、これまた巨大なドラゴンが寝そべっていた。
「始源竜アルカディア…」
『ほぉ?
アレが例の、か?』
『やりましょう!』
『我が眠りを覚ましし者よ…
その力、試させてもらおう…』
始源竜アルカディアが地に響くような声でそう言った。
「マリス、援護…できる?」
「うんっ!
やるわ!」
そうして、神の域のバトルが始まった。
『ゼファーさんよ!
空塊を展開してくれ!』
「OK!
数は?」
『とりあえず50!』
「分かった。
空の塊を展開!
5メートル間隔、二回層、その数50!」
薄い水色の半透明な板が空に50個展開された。
あれが、空塊…?
何するんだろ…?
すると、カイトさん、ローさん、そしてゼファーはそれぞれ空塊に飛び乗った。
なるほど…!
空の足場なんだわ!!!
そして、3人はアルカディアを3方向から囲んだ。
「閃け、空々剣…!」
ゼファーは3つの空塊を移動しながら、剣を振るった。
しかし、アルカディアは息を大きく吐くと、その剣圧を弾き飛ばした。
「ふん、やはり一筋縄ではいかないか…」
『最初からエンジン全開で行くぜ!
ブラッディ・ソウル…!』
カイトさんがそう唱えると、アルカディアドラゴンの皮膚が僅かに凹凸した。
『ふん…
血の呪いか…
そんな能力では、我の皮膚は破れんぞ!』
『雷砲!』
ローさんの手元に大きなバズーカが現れた。
アルカディアドラゴンに向かって撃ち込む。
すごい煙が上がる。
効いた!?
と、思ったが、アルカディアドラゴンはゼファーに向かって尻尾を大きく振った。
「空塊壁!」
ゼファーは5枚重ねで空塊のシールドを発動したが、アルカディアドラゴンの威力に後ろに押された。
『血よたぎれ…
剣に脈々と鼓動を灯せ…
血脈剣!』
『竜槍に雷の力を付与する…
轟け、雷竜槍!』
「空は遥か…
剣は天を貫くか…?
天貫空剣!」
3人が同時に剣と槍を振るった。
3人はアルカディアドラゴンのある一点を3方向から攻め立てた。
『ぐ…!』
アルカディアドラゴンは3人を攻撃しようと爪や尻尾をうねらせるが、3人は空塊をハイスピードで飛び回りながら避ける。
「マリス!
海スキルを最大威力で展開して!」
ゼファーが私に言った。
「わ、分かった…!
全てを飲み込め!
大海原!」
私はスキルを発動した。
「ロー、決めるんだ!」
『OK…!
10万ボルトの電圧!』
海水の中を泳いでいたアルカディアドラゴンに、10万ボルトの電圧が流れた!
『ぐぁぁぁぁ…!!!』
そして、バトルは終わった。
『ハァハァ…
やりましたね…』
『見ろ!
古代石碑だ!』
そこには、古代石碑が浮かび上がっていた。
しかし、空島語で書いてあり読むことはできない。
「なんて書いてあるの…?」
私が尋ねると、ゼファーがログで写真を撮りながら答えた。
「後で教えるよ。
さぁ、とにかく帰ろう。」
そして、天墜の神殿の攻略は終わったのだった。
コメント
1件
第25話、読了しました!海水が割れ目に流れていくのを見て隠し階段を見抜くヒロイン、めちゃくちゃ賢い…!そして空塊を足場にした三人の空中戦、10万ボルト×海水のコンボは爽快でした。ラストの「後で教えるよ」というゼファーの言葉にホッとさせられる、良い締め方ですね。次話も楽しみです!