薄暗い部屋で横になり、呟く。
rd「来世は…もっと、楽に…生きたい…なぁ…」
そう強く願いながら。 そっと目を閉じる。
流石睡眠薬…。大量に飲めばちゃんと死ねるんだなぁ……。
薄れていく意識の中、走馬灯のようなものを見た。
ゲーム実況してた頃…。楽しかったな……。
運営で遊んだあの頃。 笑いすぎて腹が痛くなったっけ…。
色んな実況者とコラボしたなぁ…。
いろんなゲームして遊んだなぁ…。
今思えば、いい人生だったかもな… 一部だけど。
そこから俺の意識は途絶えた。 …もう、目覚めないことを願って。
rd「ん……」パチ
気がついたら、俺は病室のベットに寝かされていた。
pn「らっだぁッ!!」ガバッ
は…?なに…
kyo「…ったく… 心配させんじゃねぇよ…ッ」ズビ
rk「ほんとに… 良かったぁ……」グスッ
md「……ッ」ギュ
ct「…良かった…。 起きて……」ホッ
は? は?
なんで、俺ッ…死んだはずじゃ……
状況が分からず混乱していると、コンタミが俺の疑問を口にした。
ct「…死んだはず…なんて思ってるでしょ」
rd「…」コク
ky「薬、全部吐き出させたんやで。…」
rk「救急車もすぐに呼んで…」
救急車…? 吐き出させた…?
…ざけんな……ッ
rd「ふざけんな…ッ …俺がッ、間違って飲んだとでも思ってんのかよ…ッ」ギリ…ッ
rk「違うッ! 俺達はただ、らっだぁに生きて欲しかったから…ッ」
『死なないで』『生きて欲しい』…
それがどんなに俺を苦しめてきただろうか…
どんなに辛くても、苦しくても、逃げることが出来なくなる。
救われようとしてるのに、いつもそれが阻んでくる。
rd「じゃあお前らはッ…、俺に苦しみながら生きろって…?」ギロ
rd「なにもわかってねぇのに…ッ、偉そうなこと言うなよ……ッ」