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ええええ 上手すぎるよ ~ ~ 😭😭😭😭 ちゃんと 元貴さん の 気持ち を わかって 上げてる 若井 さん 素敵すぎる 😭😭♡♡ 続き も たのしみ に してるよ 😽🎀
あの日以来。
教室の空気が、 少しだけ変わった気がする。
「……元貴」
名前を呼ばれるたびに、体が強張るのは変わらない。
でも。
「大丈夫、?」
若井の声は、前よりずっとゆっくりになった。
命令みたいに聞こえないように、わざと間を置いてるのがわかる。
「…うん」
短く返す。
本当は、大丈夫じゃない。
いまだに、少し距離が近いだけで息が詰まりそうになるし、
声のトーンひとつで、あの日のことがよぎる。
それでも。
「無理してない?」
「してない」
「ほんと?」
「……たぶん」
そんなやり取りが、続いている。
前と同じようで、少し違う。
若井は、絶対に踏み込まない。
「元貴が嫌ならやめる」
あの日言った通り、ちゃんと守ってる。
触れそうで触れない距離。
近づきそうで、止まる足。
その全部が、わざとだってわかる。
「……なんで」
ある日、ぽつりと聞いてしまった。
「なにが?」
「そこまで、するの」
少しの沈黙。
それから、困ったような声。
「したほうがいいと思ったから」
「……それだけ?」
「それだけ 」
嘘じゃない言い方だった。
だから余計に、困る。
「……普通さ」
元貴は視線を落とす。
「めんどくさいって思うでしょ」
こんなに気を遣わせるやつなんて。
自分だったら、絶対嫌だ。
「思わない」
即答だった。
「……なんで」
「元貴だから」
さらっと言われて、言葉に詰まる。
「…そういうの」
やめてほしい。
でも、少しだけ嬉しい。
その矛盾が、また苦しい。
それでも。
時間は、少しずつ何かを変えていく。
「元貴、」
呼ばれても、前みたいに強くはびくつかなくなった。
「ん」
返事も、少しだけ自然に出る。
「これ、落とした」
差し出された消しゴム。
指先が触れそうになる。
「……っ」
一瞬、息が止まる。
でも。
前みたいに、手を引っ込めたりはしなかった。
ほんの一瞬迷って、それから、そっと受け取る。
「……ありがと」
それだけで、胸がじんわり熱くなる。
怖くなかった、わけじゃない。
ちゃんと怖かった。
でも、逃げなかった。
その事実が、少しだけ自分を楽にする。
「……えらいじゃん」
ぽつりと若井が言った。
「…え?」
「いや、なんとなく」
軽い声。
命令でもなんでもない、ただの独り言みたいな。
それでも。
「……やめて」
反射的に出た言葉に、自分で驚く。
「え?」
「そういうの……」
褒められるの、慣れてない。
それに。
「勘違いするから」
小さく呟く。
「…なにを?」
「別に」
それ以上は言えない。
言ったら、本当に何かが変わりそうで。
帰り道。
少しだけ離れて、隣を歩く。
沈黙は嫌いじゃない。
前よりも、ずっと楽だった。
「…元貴」
呼ばれる。
「なに」
少し間があって。
「無理に慣れなくていいから」
足が止まりそうになる。
「……っ」
続く言葉を、待つ。
「怖いままでもいい」
静かな声。
「そのままでいい」
胸が、ぎゅっと締めつけられる。
「……そんなの」
ずるい。
「じゃあ、ずっとこのまんまじゃん」
怖いまま。
中途半端なまま。
「それでもいいよ」
迷いのない声。
「俺は困らない」
「……僕が困る」
思わず返す。
すると、少しだけ笑う気配。
「そっか」
「…なにそれ」
「じゃあ、少しずつでいい」
ゆっくりした声。
「元貴のペースで」
また、胸が痛くなる。
でもそれは、前みたいな嫌な痛みじゃなかった。
「……ほんと、ずるい」
ぽつりとこぼす。
「そういうこと言うの」
拒絶できなくなるから。
それでも。
「……でも」
小さく、続ける。
「ちょっとだけなら……いいかも」
自分でもびっくりするくらい小さな声だったけど、
ちゃんと口に出せた。
若井は、何も言わなかった。
ただ、少しだけ歩く速さを合わせてくる。
その距離は、前よりほんの少しだけ近い。
でも。
今度は、逃げたいとは思わなかった。
怖さは、消えてない。
たぶん、これからも消えない。
それでも。
「……ちょっとずつでいい」
そう思えたのは、初めてだった。
なんか下手