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る あ 。
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#イラスト投稿
鬼灯 哀雷⚔️🥀
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スタートーー❗️
豪華客船ブルー・レガシー号。
「アクア・レガシー」が消えた晩餐会から三十分。
船内は完全に封鎖され、乗客全員がラウンジへ集められていた。
警備責任者のサミュエル・グラントが厳しい表情で告げる。
「犯人はまだ船内にいます。」
「皆様にはご協力をお願いいたします。」
ざわめく乗客たち。
「まさか本当に盗まれたの?」
「海の上じゃ逃げられないはずだ。」
誰もが不安そうな表情を浮かべていた。
⸻
消えた30秒
コナンは展示室へ戻る。
ガラスケースには傷一つない。
警備システムの記録を見ると、
停電はわずか30秒。
その30秒で宝石が消えた。
「30秒じゃ短すぎる……。」
灰原がモニターを見ながら言う。
「警報も作動していない。」
阿笠博士も首をかしげる。
「つまり正しい解除コードが使われたんじゃな。」
コナンは考え込む。
「内部の人間しか知らない方法……。」
⸻
美月の写真
「コナン君。」
美月がカメラを持って駆け寄ってきた。
「写真を拡大してみたの。」
液晶画面には宝石のケース。
その奥に映る黒い人物。
コナンはズームする。
「これは……。」
人物の胸元に、小さな銀色のバッジ。
そこには
“A.L.”
という文字が刻まれていた。
「アクア・レガシー財団?」
美月がつぶやく。
「関係者しか持っていないバッジじゃない?」
コナンは静かにうなずいた。
「犯人は財団の関係者か……。」
⸻
船底で見つかったもの
その頃。
機関室近くを巡回していた船員が叫んだ。
「誰か来てくれ!」
コナンたちが駆けつける。
床には濡れた足跡。
海水が点々と続いている。
その先には小さな非常用ハッチ。
開けると、中には……
黒い防水バッグ。
中身は空だった。
しかし、その底には青い粉が残っていた。
鑑識担当が調べる。
「これはサファイアを保護する特殊な保存剤です。」
つまり――
「宝石はここを通った。」
コナンが断言した。
⸻
第二の被害者
その直後。
館内放送が鳴る。
『医師の方は展望デッキへお越しください!』
全員が走る。
展望デッキには、一人の男性が倒れていた。
財団職員のルーカスだった。
意識はある。
しかし手には血がにじんでいる。
「誰にやられた!」
佐藤刑事が尋ねる。
ルーカスは苦しそうに答えた。
「黒い……コートの男……。」
「宝石を……守ろうと……。」
そのまま意識を失った。
幸い命に別状はなかった。
しかし、男のポケットから一枚の古い地図が見つかる。
それは太平洋のある島を示していた。
島の名は――
「セレーネ島」
美月は驚く。
「聞いたことがある……。」
「沈んだ古代都市の伝説が残る島。」
コナンの目が鋭くなる。
「宝石の目的地は……そこか。」
⸻
怪しい乗客
夜遅く。
美月は甲板で夜景を撮影していた。
その時。
一人の青年が船尾へ向かって歩いていく。
帽子を深くかぶり、大きなケースを抱えている。
美月は反射的にシャッターを切った。
カシャッ。
青年は一瞬だけ振り返った。
鋭い目。
そして、すぐに姿を消した。
「……誰?」
コナンも写真を見る。
「ケース……。」
「カメラバッグには見えない。」
「楽器でもない。」
美月が小さく言う。
「宝石が入りそうな大きさ……。」
⸻
海に浮かぶ影
その夜。
船のレーダーが反応する。
「前方に小型船!」
操舵室が慌ただしくなる。
双眼鏡をのぞいた船長が言う。
「無線にも応答しない!」
霧の向こうに、一隻の黒い高速艇。
ブルー・レガシー号と並走している。
その船首には、青い波の紋章。
晩餐会で見つかったカードと同じ印だった。
「来た……。」
コナンは静かにつぶやく。
「あいつらの仲間だ。」
黒い高速艇は、まるで豪華客船を誘導するように進路を変え、闇の海へと消えていった。
美月はその光景をカメラに収める。
カシャッ。
その一枚が、後に事件の真相へとつながる決定的な証拠になるとは、まだ誰も知らなかった――。
⸻
第三章 終
次回予告 第四章「霧の島・セレーネ」
豪華客船は予定航路を外れ、伝説の島「セレーネ島」の近海へと向かいます。一方、船内では第三の事件が発生。コナンと美月は、アクア・レガシーと島に隠された「蒼海のレガシー」の真実へと近づいていきます。
コメント
3件
いぬ🐶さん、第三章第5話読みました〜! 30秒で宝石が消えるの、本当に不可解でゾクゾクしました……。美月が撮った写真に映った“A.L.”のバッジ、そこから浮かび上がる財団の影、船底の防水バッグと保存剤の痕跡——すべてが繋がっていく感じが気持ち良いです。そして最後の黒い高速艇! あのムードがたまらなかったです。セレーネ島の伝説も気になるし、次回が楽しみすぎます🌙