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Tg「よし !早速明日やってみよっ !」
Tgがそう言うと、全員が頷いた。
Mz「は ? 明日 !?」
Mz「まだ心の準備が …」
俺が青ざめると、Ktyが俺の肩を叩く。
Kty「大丈夫だいじょーぶ !」
Kty「接点を作る作戦からやろう !」
Mz「 … ノートを貸す 、 だっけ ?」
Ak「そう !」
Ak「さりげなく”これ使う?”って」
Ak「渡す ! チャンスは絶対あるから !」
Pr「Mz太なら出来るで !」
その夜、家に帰ってからも俺の心臓は落ち着かなかった。
机に並べた教科書を見ながら、何度も何度もシミュレーションをする。
_”これ、良かったら使って”
_”ありがと”
想像の中のAtは、いつもの顔じゃなくて
少しだけ笑ってくれた。
Mz「… そんなことあるはずないのに」
翌日
授業中、先生が黒板にびっしり数式を書き並べる。
案の定、Atは書くのを止めて外を眺めていた。
授業終了後、前の席のPrが言った。
Pr「今や !」
俺はノートを開き、震える手でAtにノートを差し出す。
Mz「… これ 、写す ?」
声がかすれてしまった。
Atはゆっくりとこちらを振り返り、無表情のまま一瞬俺を見つめる。
長い沈黙。
心臓が壊れそうに跳ねる。
At「… ありがとう」
小さくそう言って、俺のノートを受け取った。
その瞬間、胸がじんわり熱くなる。
Atの横顔が近くにあって、俺は思わず息を呑んだ。
Ak「おぉ〜っ ! 作戦成功 !」
遠くで見ていたAkが大袈裟に親指を立てる
俺は真っ赤な顔を隠しながら、心の中で叫んだ。