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病院のドア前でホークスさんがいた。
『どうして…』
「言ったでしょ?迎えに行くって」
そう言って私に近づき頭をポンポンと撫でた。
言ったっけな…
あまり記憶が…
ていうか。
『私の名前…』
「あ、すいません。救急車に乗せる時身分確認でお財布の中の身分証、見させてもらってました」
えっ。
身分証…?
身分証の写真ってめちゃくちゃ不細工に写らない?
私の身分証の写真写りは最悪で…それを…
『えええええええええ…身分証の写真、見ましたか…?』
恐る恐る聞くと
「?、ええ見ましたよ」
と素っ頓狂な感じでホークスさんは言う。
『まじですか…』
どれだけ不細工にうつってるかは想像にお任せします☆
はぁ…..頭を抱えしゃがみこむ。
ああ、彼氏にも浮気されて別れて、ヴィランにも襲われ、No.2ヒーローのホークスさんにも醜態を晒し…
ああ…私の人生…
「大丈夫です?」
ホークスさんもしゃがんで私の顔をのぞき込む。
『大丈夫、じゃないです…』
そう言うと…
フワッ
『えっ!?きゃあ!』
急にホークスさんが私を軽々と持ち上げ…
背中に乗せて、
「家まで送りますよ」
それだけ言って
そのまま空へ____