コメント
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新しいのだ~‼️ あれから投稿しないのかなってずっと思ってた(笑) これからも応援してる❣️
しくじった。完全に敵に囲まれている。しかも俺の銃は弾切れ。いわゆる「詰み」という状態…なのだが、まだ大丈夫。何故なら…
「おいで、あきと」
「お呼びですかね?ご主人サマ。んで用件は?」
「…そこの人間と遊んでやってくれ、どうやら退屈のようだからな」
時間にして2分弱。俺を狙っていた人間はただの肉塊となっており、内臓をあきとに食い荒らされていた。
俺があの状態でも大丈夫な理由。それが俺の相棒、あきとの存在なのだ。見て分かるように、あきとは人間ではなく狼の魔物。その強さは魔物の中で5本の指に入るほど。魔物にしてはまだ若いらしいが(それでも125年生きてる)、その残虐性は魔界随一だそうだ。
どうしてそんなに強いひと…いや魔物が俺の相棒なのかは分からない。俺が分かるのはあきとが命の恩人だということと、あきとに育ててもらったということ。あきとが言うには「あまりに可愛くて勝手に契約しちゃった」らしい。
「とーや、どしたー?」
ハッと気付くと返り血まみれのあきとが心配そうに見つめていた。ま〜疲れたもんな〜と頭をポンポンしてくる。なんだか無性に抱きしめてほしくなって擦り寄ると、優しく抱きしめてくれて、ヒョイッと持ち上げられた。突然のことで驚いていると、
「疲れてるでしょ?寝てていいよ〜」
とまたしても頭をポンポンされる。だんだんと意識が遠のいてきて…
To Be Continued…