───────
こちらはオリジナルキャラのストーリーを作ったものです。それではどうぞ。
(百合要素あるかもね)
───────
この家系は狼という種族がある。普通は狼が産まれてくるものだが、そのハズレで鬼が産まれることがある。鬼は凶暴の力を持っており、能力等も狼とは違う、それに鬼は家系でも恐れられている。鬼は、頭に角。目が赤かったり歯には牙があったりと見た目にも恐れられている。
だが鬼は見た目と能力が違うだけで食べる物等はほぼ同じなのだ。それなのに鬼というだけで、人間や生き物を食べるというイメージを勝手にされる。
そんな少女のお話───。
”自分は何故、鬼なのだろうか?”
不意に口に出てしまった。でも本当に思っている事。自分は普通、狼の種族として産まれてくるはずが、鬼として産まれてきてしまったのだから。
でも自分には皐月(さつき)という妹がいる。その妹は狼族で、親に愛されているのだ。
でも自分は、親には『気持ち悪い』や『あんたなんて産まれてこなければ』なんて言われる。
ついには暴力まで。
でも妹は私の事を家族として見てくれた、けど親に『あまり話すのはやめろ』と言われたのだろうか全然話す事が少ない。
どうせ妹も、親と同じ事を思ってるに違いない
だから今日。この家を出て行く。
「…お姉ちゃん…?」
部屋の窓から、外に出ようとした時声がした。部屋のドアの前に皐月がいたのだ。
「何、してるの?」
「別に、家を出るだけ。文句ある?」
「…、家出ってこと?」
「そうだけど…?」
「なら、私も行く」
「…え?」
突然、一緒に行くなんて言うもんだから、間抜けな声が出てしまった。でも誰でも驚くだろう。こんな姉に着いてくる人なんか少ない。それに鬼は人外狩というのにも狙われやすい。人外狩は人外を狩る。狩からしたら鬼の角や目、鬼のものならなんでも売れるらしい。
それに狼族も鬼ほどでもないがまあまあ珍しい種族。狙われる可能性だってある。
「…着いてこない方がいいよ」
妹の分まで守れるわけが無いし、もし親のヤツに見つかったら叱られるのは私だ。なるべく着いてきて欲しくない。
「やだ。お姉ちゃんに着いてきたいの。」
…どうやら何言っても着いてくるようだ。ほんとこの子は優しいのか…。誰に似たんだろうか。母親にも父親にもそんな性格はいなかったし。
「…こんな姉に着いてきたいの?」
「いいの、お姉ちゃんがいいの…!」
「…なら、好きにすれば」
まあいいか、別に皐月だって能力は使えないわけじゃないから…。というかはやくしないと起きちゃう。外出ないと。
「…早く行くよ」
「あ、うん…!」
窓から飛び、屋根に登る。 上手く行った、と思ったら皐月が、
「おねぇちゃぁぁぁん…っ」
なんて、助けを求めてた。流石にこんな時間にこんな声を出されると見張り兵等が来てしまう。それに一緒に来ると言った妹を見捨てる訳には行かない。
「…手、掴んで」
「うん…っ」
…時間的にもうそろ夜明けが近い、このままだときっと見つかる。はやく門の外には出ないとだし…。仕方ない…
「…少し我慢して」
「?うん」
スッ…──姫抱き──
「へっ?」
「お、お姉ちゃんっ…//こ、これはぁ///」
「……?」
急いで外に出たいから、姫様抱っこしてるんだけどなんで皐月は顔が赤くなってるんだろうか?確かにこの運び方はおとぎ話によくあるものだがこういうのは普通、男と女で成り立つのでは?なんてそんな疑問を思いながら、門の外に無事出れた。
「…はい」
「あ、ありがと…」
───END───
変なとこで終わってごめんよ。ちょっとこの二人の設定を紹介させてくれぇ!!
一人目
・名前<彩華(あやか)>
・種族<鬼>
・能力<炎、闇、鎖、その他〜>
・家族の事が嫌いだが妹の事は少し甘く見ている。基本的には無口で、少しツンデレ気味?恋愛等にはあまり興味なし。
二人目
・名前<皐月(さつき)>
・種族<狼>
・能力<氷、光、回復、その他〜>
・基本的には優しくて、家族も大好き。でも悪い事する人は嫌い。姉の事はもっと大好き。でもなぜか姉を見るとドキドキするとか。恋愛等にはすっっごい興味あり
です!!!!一応他にもいるけど、その話は別に出します。あ、これはストーリー連載とかではなく、短編集?みたいなのです!!こんな感じでオリキャラのストーリーを投稿していきます!!!チャットノベルの時もあるかと!それでは!
コメント
1件
姉妹百合めっちゃ可愛い!! 人外パロなの好きです