今日は『蛍』について話していく。
『蛍』とはお腹付近が光を点滅させることが出来る昆虫の1種である。
メスは腹部の第5関節1部のみを光らせるが、
オスは腹部の第5、6関節の2部分を光らせる。
蛍の名前には2つの由来があり、
『火を垂れて飛ぶ虫』
『星が流れるように飛ぶ虫』
『火垂』
『朽草』
などがあるが、
『朽草』は異名でもあるという。
『蛍』が飛ぶ時期は5月の中旬から8月の上旬頃で、
雨上がりや雨が降る前などの湿度が高く、
気温が25度前後のジメジメとした際に飛んでいるという。
『蛍』は綺麗すぎず汚すぎずの水辺に居ることが多く、
幼少期はカワニナという巻貝を主な餌とするが、
成虫になると繁殖活動に年を入れるため、
食事はせず、水を摂取するだけになる。
もちろん他の昆虫たちと同じく、
雨が降る際や強い風が吹く際には居ない。
なので梅雨の時期に蛍が見られることが多い。
また蛍が見られる時間の予想はある程度着いており、約3回に分けられる。
最初は「日没直後の正午8時」
2回目は「午前0時」
最後は「午前3時」
である。
これら全ての条件が揃った時、
蛍を見られる確率は高くなる。
蛍は世界中に居、
中には共食いを行う種類もいるらしい。
蛍の中で大きな蛍は『ゲンジボタル』で、
約1.5cm(オス)
約2cm(メス)
蛍の中で小さな蛍は『ヒメボタル』で、
約0.6cm(オス)
約0.4cm(メス)
である。
蛍は仲間同士は光でコミュニケーションを取ることがあり、しかも光の点滅で求愛行動を行うため、光には敏感である。
よく動物には見えないとされる赤い光、
車のヘッドライトやスマホ画面の光など。
蛍はこれにも反応することがあり、
強い光は苦手なので避けること。
また、街灯なども嫌っており、
たとえ汚くも綺麗でも無い水辺に街灯の光が差し込んでいたら、そこに蛍は集まらない。
他にも大きな音が苦手であるため、
近くで電話をしたり大声を上げたりなどの行動は控えること。
また蛍が光る原因として、
上記では『求愛行動の1つでもある』と話したが、
他にも『近づくな』という警告サインでもあり、
人間が蛍に息を吹きかけた際に驚いた蛍が自己防衛のために光を点滅させたという説もある。
また、蛍は卵・幼虫の時から光ることが出来るという。
さらに追加情報として、
点滅するように光るのがメスで、
継続的に光るのがオスとされている。
蛍の天敵は蜘蛛やカエル、
鳥やザリガニなどである。
また、蛍に近づくと刺激臭がすることがあり、
これは天敵が蛍を口に入れた際、
不味くて吐き出すような食べられないための蛍なりの対策方法である。
これは一種の毒でもあるという。
また、これらの天敵と寿命、水分不足などの原因により蛍は少なくなってきているという。
蛍の寿命は1〜2週間程である(成虫)
卵から成虫になるのは1〜2年程かかるともいう。
ちなみに死んでから数分は仄かに光っているのだという。(💡物語に使えそう!!)
最後に『蛍』という字がつく言葉などについて紹介していく。
蛍雪(けいせつ ▶ 蛍と雪のこと
蛍火(ほたるび ▶ 蛍の光のこと
蛍雪の功▶ 苦労して学問に励み、成果を出すこと。
(貧乏だったある人が、夜に仄かに光る雪の明かりや蛍の光を利用して本を読んだり勉強をしたりして自分の夢を叶えたなどの成果を出した。)
《昔の人は蛍をどう思っていたのか》
詩人・歌人ら:情熱の光(炎)
その他:儚く消える命(成虫の寿命の短さ)、亡き人の魂など
追記:思ったより長くなってしまって申しわけないですm(_ _)m
コメント
1件
アヒャ〜〜(゜∀。)エグいな!?凄すぎるんだけど....💦 共食いするんだ... 何か、身近な物でも知らないこと多いな〜〜! 勉強になる〜〜📖!