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※年齢は原作と違います
灰谷蘭 高2
灰谷竜胆 高1 の始まりです
俺は灰谷蘭
天竺四天王の1人だ。最近になって ムーチョが天竺の幹部となった。 ムーチョは元々初代東京卍會の伍番隊隊長で、隊長の中でもいちばん強い。
天竺に入ってきたのはムーチョだけじゃない。
ムーチョによると三途は忠誠心が凄いらしい。そして俺はその三途に一目惚れをした。
今日は久しぶりに学校に来ている。 暇だったからだ。月に2、3回ぐらいにしか来ない学校はなんだかいつもより汚く見えた。
蘭「りんどー、暇」
竜「学校が楽しいわけないだろ」
蘭「まあねー」
竜「てか今日部活行く?」
蘭「どっちでも」
竜「じゃあ久しぶりに行こーぜ」
蘭「おっけー」
俺と竜胆は同じバスケ部に入っている。練習に行かない割には上手く、他の部員から恨まれているだろう。まあ、天地の差かな。
先「えー、これは________」
蘭[はー、授業とかやってらんねー、 竜胆にでも 会いに行こうかな、]
立ち上がって竜胆に会いに行こうとしてた時、俺は先生に止められた。
先「じゃあ灰谷、ここ答えてみろ」
蘭「はぁ?わかんねぇよ」
先「おいおい、なんだその言い方は」
蘭「どーだっていいだろ言い方なん て」
先「いいわけないだろ、しっかりし ろ」
蘭「いちいちめんどくさいんだよ」
先「態度が悪いと社会で行けていけな いぞ」
蘭「社会なんてどーでもいいんだよ」
先「なんだと?_________」
蘭「___________」
先「_________________」
面倒なことになった。竜胆のとこに早く行きたいのに止められて、説教だ。俺は社会なんてどーでもいい、大人になったところで俺の生活は何も変わらない。一生、このままでいい。
チャイムが鳴った。俺と先生の喧嘩は続いていて、両方不機嫌。もちろん俺はチャイムが鳴ったと同時に逃げるように竜胆に会いに行く。先生は止めようとするが、俺がその止めを聞くはずがなく、そのまま突っ走る。
蘭「りんどー」
竜「兄貴、なんでここに?」
蘭「りんどーに会いたかったから来た ♡」
竜「なんだよそれw」
竜胆は友達と話していたのも関わらず俺は竜胆に話しかける。竜胆の友達からは睨まれたが、そんなの気にしない。
放課後_____
バッ
モ「蘭、お前なんでそんな上手いんだ よ…」
蘭「才能かな〜」
竜「さすが兄貴」
蘭「だろ?」
バスケ部に入って、誰にも負けたことがない。月1の部活でもシュートは入る。何故かって?それはさっき言った才能だ。才能があるからこそできることがある。なんだってそうだ、恋愛でも、勉強でも、喧嘩でも、全て才能。才能がある奴だけが、輝ける。
部活が終わり、辺りは暗くなる。今年の冬は一段と寒く、周りは凍え死にそうな顔で帰っていく。部活前までは綺麗な三つ編みだった俺の髪は、部活終わりになると三つ編みが解けていてストレートな髪になっていた。
竜「はー寒、」
蘭「もう冬だからね〜」
竜「冬にしても寒すぎね?」
蘭「まあねー」
竜「あ、クリスマスツリー」
蘭「おー、ほんとだー」
竜「でっか、」
蘭「もうクリスマスか〜、早いね〜」
竜「そう?もういい時期だろ」
蘭「いやいや早いじゃん、」
竜「そっかー、」
十分早いでしょ、だってもう1年が終わるんだよ?と言いたかった。何もしてない1年間、俺はまた大人に近づく。
蘭「はー、あったまる〜」
竜「まじ最高」
家に帰って、俺と竜胆は暖房をつけ、あったまる。外が寒すぎて感覚が無くなっていた手も、動くようになった。
蘭「あーあ、来年で高3かー」
竜「どんな1年が入るんだろ」
蘭「美女とか来ねえかな〜」
竜「美女とかそんな簡単にはいねえだろ」
蘭「まあなー」
美女美女言っても、俺にはもう好きな人がいる。でも、入ってこないよりかは1人ぐらいいる方がいいだろ?そう思ってたら、竜胆に聞かれた。
竜「兄ちゃんって好きな人いるの?」
蘭「なに急に〜」
竜「あ、いや、気になっただけ」
蘭「んー、いるけど?」
竜「え、誰?」
蘭「言わなーい」
竜「教えてよ」
蘭「どうしよっかな〜」
俺は考えた。竜胆に教えてもいいけど、否定されたらどうしよう。いや、でも竜胆だ。竜胆なら快く応援してくれるかもしれない。なんなら協力してくれるかも。よし、言うか、
蘭「知りたい?」
竜「うん、知りたい」
蘭「じゃあ教えてあげる」
竜「誰….」
蘭「三途」
竜「は、三途?三途ってあの最近入っ てきた奴?」
蘭「うん」
竜「え、まじかよ」
竜「きも、」
蘭「……..は?」
竜胆が放った言葉は俺が思っていた言葉と違う、鋭いもの。俺は頭が真っ白になった。
竜「同性愛とか無理だわー、w」
竜「え、つまり兄ちゃんは三途とそういうことしたいってこと?やばwww」
竜「正直言ってきついわーw」
竜「じゃ、この後俺予定あるから飯とかてきとーに済ましといて」
竜「じゃなー」
蘭「……」
竜胆が出ていったこの部屋俺1人。頭が真っ白なまま1人固まっていた。
蘭「同性愛が、キモイだってさ….w」
蘭「まあ、当たり前だよなw」
応援してくれるかもしれないと思っていた自分が馬鹿だった。俺は竜胆のことを知っているつもりだっただけで、何も知らなかった。竜胆は俺に協力してくれない、応援もしてくれない。それどころか、認めてさえくれなかった。
蘭「スースー」
パチッ
蘭「…..ん、あれ、俺こんなとこで寝 てたっけ、?」
蘭「1時….」
蘭「腹減ったなー、なんかあったっ け?」
蘭「あ、モンブラン… そーいや前買ったんだっけ?」
蘭「ま、いっか」
パクパク
蘭「うっま、」
蘭「なんか目ェ覚めちまったなー」
蘭「どーしよ」
いつもなら無理矢理竜胆を叩き起して遊んだりするが、あんなことを言われた以上起こす気もなくなる。
蘭「もう寝よ、」
ボフッ
蘭「….」
ピコンッ
蘭「…何、通知?」
蘭「Tik○ok、」
蘭「ちょっとだけ見るか….」
[____________?]
[_______!!]
蘭[はー、笑えねー]
スッ、スッ、
いつも笑う動画を面白いと感じれず、スルーするばかりだった。
でも、その時___
[同性愛者必見!]
蘭「……!!」
[同性愛者は______]
蘭「……」
蘭「ただの綺麗事かよ、、、」
蘭「もう寝よ、」
翌日____
蘭「んー、」
竜「兄ちゃーん、起きてー」
蘭「ぁあ、りんどー?」
竜「おはよ」
蘭「あ、おはよう 」
竜「今日も俺は学校行くけど、兄ちゃんどう する?」
蘭「あー、俺今日いいや」
竜「そ、じゃあ俺行くからご飯てきとーに食べ といて」
蘭「うん」
竜「じゃ、いってきまーす」
バタン
蘭「…….」
竜胆は普通に話しかけてきた。つまり昨日言ったことは気にしてないということだ。それでも俺の心には刺さった。ズキン、と音が鳴った気がした。
蘭「っはー、いんもんとこ行くか」
蘭「やっぱ人多いなー」
蘭「今日いんのかな?」
イ「__________」
鶴「_______」
望「____________」
斑「_____」
蘭「あ、居た」
蘭「「「おーーい!」」」
イ「あ?」
鶴「おー、蘭!」
斑「あ?竜胆は?」
蘭「りんどーは学校ー」
望「てめぇは行かねぇのか?」
蘭「うん」
蘭「んで、なんの話ししてたのー?」
イ「うちのチームで同性愛?ってのがあったんだ」
蘭「ぇあ、」
斑「聞けよー蘭、同性愛してる奴らがさーw」
斑「_________www」
望「______w」
イ「________?」
鶴「___________ww」
蘭「……」
斑「まじキモくね?www」
蘭「ぁ、そうだね」
斑「だよなーw」
蘭「….ごめん、俺用事できたから帰るわ」
イ「は?もうちょっと居ろよ」
蘭「ごめん、ほんとに急用だから」
鶴「気をつけろよー」
蘭「うん、じゃーね」
望「またな」
まさかみんな反対側だったとはな、、
ドンッ
蘭「ッ、ぁ、すみません」
モ「おいおい誰にぶつかってんだゴラァ」
蘭「はぁ、」
モ「チッ、てめぇこっち来いや」
蘭「….無理」
モ「あ?てめぇ口答えすんじゃねぇよ」
蘭「はいはい、」
蘭「どこだよ、ここ」
モ「ここは誰も通らねぇ路地裏だ、見てわかるだろ」
蘭「はあ、」
ザッ、ザッ
蘭「…チッ、仲間連れてきたか、」
モ「おいおいびびってんのか〜?www」
蘭「誰がビビるかよ」
蘭「……!、」
蘭[は、ない]
モ1「お探しの物はこれか〜?」
蘭「!!、俺の警棒!」
蘭「てめぇ、いつの間に、」
ガッ
蘭「カハッ…」
モ1「おー、使いやす〜www」
モ2「楽しそーw」
モ「俺もやらせろよーw」
ガッバキッドッゴキッ
蘭「ッ….」
スタスタスタ….
蘭「…..?」
モ/モ1/モ2「「お疲れ様です!!!!!」」
ボス「おー、お疲れ様ぇ、あ?こいつ誰?」
モ「こいつがぶつかってきたんでボコしました! 」
ボス「ほー、随分やったねー」
モ「はい!」
ボス「でもなぁ。こういうのはこーすんだよ」
蘭「?、」
バンッッッッ
蘭「い”、ッ、」
蘭「ハー、ハー、」
ボス「知ってるか?俺らは反社なんだぜぇ?」
モ「流石です、ボス!!」
ボス「これくらい普通だよ」
ボス「お前ら帰んぞー」
モ/モ1/モ2「「「うす!!!」」」
蘭「ハー、ハー」
[応急処置、しねぇと、でも、どこも動かねぇ]
蘭「あー、痛ェ、」
タッタッタッタッ….
蘭「ぁ?」
武「え、誰、、なんか見た事あるんだよなぁ、 」
武「じゃなくて助けないと」
武「あの、応急処置は出来ましたけど、立てますか?」
蘭「….うん」
武「良かった!なら家まで案内してください!連れていきます!」
蘭「いーよ、歩けるし 」
武「ぇえ、でも肩ぐらいは、、」
蘭「大丈夫大丈夫、それより俺と絡んでて大丈夫なの?」
武「え、絡んでてって、まず誰か知らないし、」
蘭「…..灰谷蘭、 」
武「え、灰谷って、天竺の、」
蘭「うん、」
武「そうなんですか、」
蘭「….ありがとね、花垣」
武「俺の名前、」
蘭「知ってるよ、有名だもん」
武「そう、ですか」
蘭「うん。じゃあ俺帰るね」
武「あ、はい、気をつけて」
蘭「うん」
ガチャ
蘭「ただいまー、」
竜「兄ちゃん!どこ行ってた、の」
竜「何その怪我、」
蘭「ちょっとやられちゃってー」
竜「はー、目はなしたらすぐこれ、」
蘭「ハハwww」
蘭「まあとりあえずシャワー行ってくる」
竜「うん」
ジャー
蘭「痛っ、クソ染みる、」
ガチャ
蘭「上がったよー」
竜「ん、手当するから座って」
蘭「はーい」
竜「何があったら銃で撃たれんだよ、」
蘭「肩ぶつかっただけだしー」
竜「はー、」
竜「ん、終わり」
蘭「サンキュー」
竜「ご飯いる?」
蘭「いるー」
竜「わかった」
蘭「ごちー」
竜「ご馳走様」
蘭「俺もう寝るわ」
竜「ん、明日学校は?」
蘭「あー、いいや、りんどーは? 」
竜「俺は行くよ」
蘭「最近ずっと行ってんじゃん、なんで?」
竜「んー?あー」
竜「俺彼女できたんだよね」
蘭「え、ジョーク?」
竜「ガチだわ」
蘭「え、誰」
竜「○○って奴」
蘭「あー、知らねーわ、どっちから?」
竜「○○」
蘭「好きなの?」
竜「好きっていうか、ちょっと気になるぐらい」
蘭「へー、まあ、お幸せに」
竜「うん」
蘭「じゃ、寝るわ」
竜「おやすみ」
蘭「おやすみー」
数ヶ月後…4月7日
今日は入学式。俺は1番行きたくなかったこの行事に竜胆に無理矢理連れてこられた。もうすぐで1年が入場してくるというのに、俺はボタンをあけ、乱れている。先生達はそれを見て何度か注意をしてくるが、何回言っても直さない俺に呆れている。
新入生の、入場です。
パチパチパチパチ
蘭「……」
あまり顔の良い奴はいない。大体みんな同じような平凡な顔。でも、その中には少しのイケメンや、美女もいる。
蘭[はぁー、帰りたい….]
フワッ
蘭「!!、」
サラサラな髪。目立つ、白色の髪色。黒いマスク。嗅ぎ覚えのあるローズの香り。俺の横を通ったのは、俺の好きな人。三途春千夜だった。
蘭「うそ、」
蘭「三途!、」
春「ん、灰谷?」
蘭「なんで、ここに?」
春「一応高校ぐらいは行った方がいいと思った」
蘭「へー、で、なんでこの高校なの?」
春「別にどこでも良くね?、」
蘭「まあ、そうかもだけど、」
好きな人のことは、気になるじゃん。
春「近くなんだよ、家の」
蘭「あ、そうなんだー」
蘭「部活は?」
春「んなの決めてねぇよ」
蘭「へー、」
春「なんだよ」
蘭「いや?別にー」
春「はぁ?」
竜「兄ちゃん!」
蘭「ぁあ、りんどー」
竜「あ?三途?なんで? 」
蘭「今日からこの学校だってー」
竜「へー。」
春「俺もう行っていい?、忙しいんだけど」
蘭「えー、どーする?りんどー」
竜「俺はどっちでも」
春「帰らせろよ、」
蘭「三途〜、先輩には敬語な?」
春「絶対無理」
数日後___
三途が入学してから、俺は毎日学校に行くようになった。竜胆には三途のことはもうどうも思ってないと言ったから、流石にどうもないだろう。
蘭「三途〜」
春「げ、何」
蘭「げってなんだよ〜、先輩に失礼だぞ?」
春「先輩なんて思ってねーけど」
蘭「もー、またまたー」
春「はあ、」
夜、、、
ボフッ
蘭「はー、ベッドさいこー」
蘭「今日はもう寝るか、」
もう、諦めようかな。振り向いてくんねぇし。
「「「「本当に、それでいいの?」」」」
半年後
蘭「今日りんどー風邪引いちゃったし、飯1人かー、三途でも誘えば良かったかなー」
蘭「…..」
半年が経ち、受験にも近づいてきた。ずっと三途にアピールしてきたけど、何一つ進展していない。もう無理なのかな。。。
??「本当に、それでいいの?」
蘭「あ?、」
聞いたことのある声。少し高く、透き通ったきれいな声。
蘭「だれ、」
??「乾赤音。よろしくね、蘭くん」
蘭「は、なんで俺の名前、それに、乾って、」
赤「君のことなら全部知ってるよ、弟くんのこともね」
蘭「なんで、ッ」
赤「私、火事で死んじゃったんだ」
蘭「、は」
赤「学校帰り、図書館に寄って帰ったの」
赤「家に帰って、2階で過ごしてたら火事が起こっちゃって」
赤「青宗は運良く助かったけど、私は、、」
赤「せっかくプロポーズされたのにね」
蘭「プロポーズ?」
赤「うん、その日告白されたんだー」
蘭「へー、それは残念だったな」
赤「うん」
蘭「んで?なんの用?」
赤「周りからは全否定された恋、それでもずっとアピールし続けるものの、振り向いてくれない」
赤「それで、諦めるの?」
蘭「….」
赤「ま、私はどっちでもいいと思うよ」
蘭「!、」
赤「でも、ひとつだけ、」
蘭「….なんだよ」
赤「私みたいには、ならないでね」
蘭「は?どういうことd…」
どういうことか聞こうと振り向いた瞬間、もう居なかった。でも、俺は決めたことがある。
モ「お前今日部活行く?」
蘭「んー、行くかー」
モ「まじかよ、」
蘭「悪い?」
モ「いや、悪いわけじゃねーんだけどよ、お前が来ると俺がダサく見えるんだよ」
蘭「まあ、俺の方が上手いしねーw」
モ「はあ、まじそういうとこ腹立つ」
蘭「でも事実じゃん?」
モ「そーだけどよぉ」
蘭「ハハw」
授業中…
蘭「なあ、乾赤音って知ってる?」
モ「誰そいつ、俺は知らねーけど」
蘭「そ、」
モ「そいつがどうしたんだよ」
蘭「いや、なんか急に目の前に現れて私みたいになんなよー的なこと言って消えた」
モ「なんだよそれ、こわ」
蘭「だよな、しかも私はもう死んでるとか言い出すんだよ」
モ「ヤベー奴じゃん」
蘭「だよな、俺最近疲れてんのかな?」
モ「そーなんじゃね?」
蘭「んー、だといいんだけどなー」
特に疲れている訳でもない、寝不足な訳でもない、それなりに健康な生活を送っているはずだ。だから、夢とか、疲れてるとか、そういうのはありえない。じゃあ、現実なのか、、
シュ、、バッ
蘭「ふー、疲れたー」
モ「まじお前バケモンかよ、」
蘭「列記とした人間でーす」
モ「はぁー、早く帰りてー」
蘭「あと10分だろ?もう帰れるじゃねーか」
モ「あと10分もあるんだぞ?」
蘭「そんなのすぐだろ」
モ「いやいや、10分って意外となげーから」
蘭「んなわけあるか、」
10分後
モ「あー、やっと帰れるー」
蘭「10分なんてあっという間だっただろ?」
モ「いや、そんなこと無かったし、」
蘭「ぜってーあっただろ」
モ「はぁ?!なわけねぇーだろ!」
蘭「まあまあ、落ち着けってw」
「「私みたいには、ならないで」」
「「お願い、お願いだから、、」」
蘭「ッ?!」
蘭「い”ッ」
モ「おいどうしたんだよ?!」
蘭「一瞬、急に頭がクソ痛くなって、」
蘭「でももう治った」
モ「なんだよ、ビビらせんなよ」
蘭「わりーわりーw」
蘭「ぁ、」
モ「今度はなんだよ、」
蘭「わりーけど、それ用事思い出したから帰るわ」
モ「はぁ?、」
蘭「じゃ、またあした」
モ「あッ!!待てよ!」
タッタッタッタッ____
蘭「はぁ、はぁ」
やばい。忘れてた。大事なことを、今日言わなきゃって思ったことを。どうしても言わないこいけないこと、それは、、、、
蘭「三途!!!!!」
春「ぁあ?蘭?てめぇなんでここに、」
蘭「はー、はー、」
緊張してる。初めて緊張した自分がいる。どう対応していいか分からない。でも、言わなきゃ、言わないと、始まらない。
「「「好きだ」」」
「「「俺とッ、付き合ってください」」」
春「は、?」
蘭「ずっと、見た時から、ずっと、好きだったんだ、三途のこと、」
蘭「….なーんて、キモイよな、俺」
春「そーいや、L○NE交換してなかったよな」
蘭「ぇ?そーだっけ?」
春「これ、俺のQRコード書いたやつだから、追加しといて」
蘭「ぇえ、?あー、うん」
蘭「てかなんで急にL○NEのはなs…」
春「じゃーな」
蘭「…..答え聞いてねーし、」
後ろから見る、三途の歩く姿は、綺麗だった。夕日がいい役割をして、三途が美しく見えた。
蘭「女みてーw」
蘭「あ、そーいやL○NE」
蘭「交換してた気がするんだけどなー、」
そう独り言を言いながらスマホをいじっていると、、[春千夜]と書かれた名前を見つけた。
蘭「交換してんじゃん、じゃあこの紙なんだよ」
ペラッ、
蘭「!!、」
予想外だった。三途が言った通りQRコードが書かれてるのかと思っら、書かれていたのは手書きの文字だった。
答えは、12年後
蘭「ふはwww不器用かよw」
蘭「まあでも、悪くねーな」
12年後
マ「三途、蘭、任務だ」
蘭「はーい」
春「行くぞ」
蘭「えー、待ってよー」
春「さっさとしろ」
蘭「はいはい」
バンッバンバンッ
蘭「そっち終わった?」
春「とっくに終わってるわボケ」
蘭「そこまで言わなくていいじゃーん 」
春「うっせ、さっさと帰んぞ」
蘭「はーい」
蘭「運転ありがとねーはるちゃん♡」
春「おーはるちゃん言うな?」
蘭「別によくなーい?」
春「よくねー」
春「あ」
蘭「なにー?どうしたのー?」
春「ちょっと寄りたいとこあんだけどいいか?」
蘭「えーしょーがないなー」
春「ん、」
蘭「どこ行くの?」
春「…..秘密」
蘭「なにそれー」
数分後__
春「着いたぞ」
蘭「はーい」
バタン
蘭「はぁ?何ここ、」
春「ちょっと歩くぞ」
蘭「えー、」
スタスタスタ
蘭「ねーまだー?」
春「…..」
蘭[無視かよ、 ]
蘭「…..」
春「ここだ」
蘭「住宅街?」
春「覚えてねぇのか?」
蘭「なにが」
春「はあ、じゃあこれなら?」
スッ…
蘭「!!、」
意味のわかんねー事を言ってる三途がポッケから取り出したのは1つの紙、それには
[答えは、12年後]
そう書かれていた。
俺は思い出した。今まで忘れていた重大なことを。なんで忘れてたのかって思うくらい記憶が蘇った。俺が1番緊張した日、三途に告白した日。あれから丁度12年。俺の緊張が体全体に走った。
春「その様子、思い出したみてぇだなぁ?」
蘭「…うん」
春「あれから丁度12年だ、俺の答えはもう決まってる」
蘭「…..」
春「今までの上司部下の関係ももう終わりだ」
蘭「!、」
春「これからは”恋人”の関係な」
蘭「、、いいのか?」
春「あ?何がだよ」
蘭「俺が高校の時、三途こと好きって竜胆に言ったんだ」
蘭「そしたら気持ち悪いとか言われて、」
蘭「イザナも、鶴蝶も、全員が否定する」
蘭「それでもッ、いいのか?」
春「当たり前だろ」
蘭「は、」
春「んなのどーだっていい、自分さえ良ければなんだっていいんだよ」
蘭「….」
春「え、何そんなこと考えて生きてたの、」
蘭「…..うん」
春「はー、しょーもな」
春「いいか?蘭」
蘭「?、」
春「てめぇは俺だけ見てろ」
蘭「は?どゆこと?」
春「だから、てめぇは俺だけ見て、俺だけを追いかけろ、てめぇには俺だけでいい」
蘭「….w」
春「てめぇなにわらってんだよ、」
蘭「いや、三途らしい考え方だなってw」
春「はっwてめぇはこれからその考え方に着いてくるんだぜ?」
蘭「面倒くさそーw」
春「んだと?」
蘭「_______w」
春「___________w」
あー幸せ
蘭「あ、そうだ、このことどうする?みんなに言う?」
春「あー、俺はどっちでも」
蘭「….じゃあ、言わない」
春「おー」
数日後
蘭「…..ボー」
竜「兄ちゃんどした?」
マ「しらね」
鶴「おい蘭、仕事しろ」
蘭「ボー…」
鶴「はあ、ココを見習ったらどうだ?」
コ[カタカタカタカタカタカタカタカタ]
蘭「ボー…」
鶴「はぁ、」
春「ん、蘭考え事か?」
蘭「ボー…」
春「…おい、聞いてんのかぁ?」ユサユサ
蘭「ぇえ、あ、何」
春「お前ぼーっとしてんぞ」
蘭「ぁあ、ごめん」
春「なんかあったのか?」
蘭「んーん、ちょっと考え事」
春「何考えてたんだよ」
蘭「ちょっと思い出してねー」
春「あ?何をだよ」
蘭「赤音っていう昔あったことある人」
春「はぁ?誰だよ」
ガタッ
コ「赤音?、」
竜「びびったー、急に立つなよ」
コ「ぁ、わりぃ」
蘭「ココ知ってんの?」
コ「多分、本名は?」
蘭「えーと、乾赤音?」
コ「ッ!!、赤音さんッ、」
ガクッッ
竜「え、ちょ、ココ?!」
コ「赤音、さんッ」(泣)
蘭「え、何どーゆう状況?」
鶴「わからんな」
春「落ち着いたかぁ?」
コ「嗚呼、それより、、蘭」
蘭「?」
コ「なんで赤音さんを知ってんだ?」
蘭「えー、なんか急に目の前に現れて私はもう死んだーとか言ってて色々話した」
竜「なにそれ、怖」
蘭「ねー。」
蘭「逆になんでココは知ってんの?」
コ「俺は、、、」
コ「イヌピーの友達だったから、」
蘭「…へー」
赤音ってやつにプロポーズしたの、ココなのかな?火事になって死んだ、恐らくココは赤音のことが好きだったのか。そりゃ名前聞いて反応するわな。
もし、三途がこの世からいなくなったとして、俺が1人でやっていけるとは自分でも思えない。多分三途も。あいつも俺がいなくなったら生きていけないだろう。俺らはお互い必要とし合う重要人物。これから死ぬまで離すことは無い。だから、ちゃんと、ちゃんと、大切に、
幸せに、幸せに。
_𝙚𝙣𝙙_