テラーノベル
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岩本ーこのまま何も起こらないことを願う。
佐久間ー俺、大丈夫だよ?
岩本ーバカ、心配させろ。
佐久間ー照、ありがと。
深澤ー気を抜くなよ?まだ何も解決してないんだからな。
佐久間ーうん。
渡辺ー仕事は問題ないか?
佐久間ー今のところない。
目黒ーもう、諦めたのかな?
渡辺ーどうだろう。
静かになった佐久間の周り。
仕事がやりやすくなったと佐久間は言う。
あの犯人の女も諦めたかもしれない。
そう思っていた。
だが、執念とは恐ろしい。
女は佐久間の周りから人が減り、守られる存在じゃなくなるのを待っていた。
楽屋に爆竹が投げ込まれ、スプリンクラーが作動し、荷物も私服も水浸し。
佐久間ーなんなのもう!
渡辺ー手薄になるのを待っていたんだな。
佐久間ー俺、何もしてないじゃん!
岩本ーそうだな。
深澤ーどうする照?
岩本ーん〜。
阿部ー次のラジオ、2人だよ?
深澤ー何か言う?
岩本ー言った方がいいか?
佐久間ー言ってくれ、何でもいい。
渡辺ーリハーサルでもしとけ。
だが、女はラジオを聴き、ますます佐久間を憎む。
「夫婦」だの「奥さん」だのはちょっと勘弁してだけど、「ニコイチ」は許容範囲内と岩本も深澤も言った。
それが気に入らない。
女の性格は、大分曲がっているようだ。
犯人に結びつくものは何もない。
女はテレビ局に正式な清掃員として派遣される。
楽屋を掃除して周る。
佐久間の楽屋も普通に掃除して出る。
爆竹騒ぎの後、また佐久間の楽屋の前にマネージャーが立つ。
ドアを開けて、掃除をするから、何も出来ない。見られている。
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