テラーノベル
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なぎさ STPRリスナー
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※一番初めの話から見ることをおすすめします。
できるだけ原作と一緒にするため、人格崩壊の可能性あり。
本鈴が鳴る少し前に、教室についた。
間に合ってよかった……。
それにしても、すごく視線を感じたな……。
ロゼ、身長高いし、目立つからか……?
それとも、やっぱり俺が悪目立ちしてるせいなのかも……。
「あっとくんの席はどこですか?」
教室につくなり、聞いてきたロゼ。
「ここだよ」
そう言って自分の席を指さすと、ロゼはなぜか俺の隣の席に座る男の子のほうへと歩いていった。
なーくんとは逆隣のその男の子は、ロゼを前に顔を真っ青にしている。
「おいお前、俺と代われ」
「は、はいぃっ……!」
即答すると、荷物をまとめて別の席へと走っていったその男の子。
「あっとくん!これで隣の席ですね!」
笑顔のロゼに、俺は苦笑いを浮かべた。
「え、えっと……う、うん」
今、完全に脅したよな……?
こんな感じで勝手に席替えして、いいのか……?
わからないけど、ロゼがうれしそうだから言いづらい……。
とりあえず俺は自分の席についた。
「すいぶんと懐いているみたいだけど、ふたりとも知り合い?」
隣の席のなーくんが、笑顔で聞いてくる。
そうだよな……突然出ていったから……。
俺とロゼの関係なんて、他の人は知る由もないだろうし。
「あっとくんに気安く話しかけるな」
答えようとした時、先にロゼが口を開いた。
「ロゼ、そんな言い方しちゃダメ……!」
威嚇するような言い方を注意する。
「ご、ごめんなさい……」
素直に謝ってくれたロゼは、しゅん……と肩を落とした。
もしロゼに犬のような大きな耳が生えていたら、ぺたんと垂れ下がっていただろう。
落ち込んでるロゼに、若干の罪悪感を抱きながら、なーくんに返事をする。
「俺とロゼは幼なじみだよ」
俺の言葉に、なーくんは驚いた様子で言った。
「へー、それで仲がいいんだね」
「うん」
ロゼは俺にとって、もはや友達というよりも兄妹のような存在。
「ロゼくん、今日は授業受けるの?」
「あ?」
なーくんが、俺を挟んでロゼに声をかける。
ロゼはまた話しかけるなとばかりにガンを飛ばしていて注意しようかと思ったけど、それよりもなーくんの言葉が気になった。
「『今日は』って……?」
どういうことだ……?
まるで、ロゼがいつも授業に出てないみたいな言い方……。
「ロゼくん、いつもサボって――」
「何もないですよ。こいつの話は無視していいですから」
何か言いかけたなーくんの言葉をロゼが遮った。
不思議に思いロゼのほうを見ると、何やら額に冷や汗が。
いったい何に焦ってるんだ……?
「いつもは……何?」
「い、いつも、真面目に授業を受けてるに決まってますよ」
あはは……と乾いた笑いをこぼすロゼを不思議に思いながらも、そっかと納得した。
「ロゼはみんなと仲がいいのか?」
なーくんや双子のふたりとは……。
「「俺らは馴れ合わねーし」」
ロゼよりも先に、ふたりが声を揃えて言った。
あっきぃとぷりは息ぴったりなんだな……それにしても、ふたりの見分けがまだつかないな……。
本当にそっくりで……俺の後ろの席があっきぃで、なーくんの後ろの席がぷり、でいいのか?
「うーん、ロゼくんは基本的に話しかけても無視されるから、好かれてはないかな。まずロゼくんと話す機会がなかったというか、基本教室にいな――」
「それ以上余計なこと言ったらどうなるか……」
再び、ロゼがなーくんの言葉を遮った。
さっき以上に殺気のこもった視線を向けられたなーくんは、まったく動じることはなく、「あはは」と笑っている。
「普通のクラスメイトだよ」
ロゼの答えに、「そっか」と頷いた。
あまり仲がいいわけじゃないのか?
でも、なーくんはロゼと仲良くしたいみたいに見える。
っていうよりも、興味があるっていう感じか……?
「クラスメイトだとは思ってくれてたんだね」
「それ以外に何があるんだよ。ていうか気安く話しかけんな」
「あははっ、怖いね。そうなったらあっとくんに手当してもらおうかな」
「お前……」
軽くあしらっているなーくんと、本気で怒っている様子のロゼ。
一見ハラハラする状況なのかもしれないけど、俺はなんだか笑みが溢れた。
「ふふっ」
「どうしたの?」
笑った俺を、ふたりは不思議そうに見つめている。
そうだよな、笑うなんて変だよな……けど、安心したらなんだか気が緩んじゃったというか……。
「友達ができるか不安だったから……うれしくて」
ロゼと再会できて、しかも優しいな―くんと隣の席になれて……ほっとした。
「……っ」
自然な笑みが溢れる俺を見て、なーくんが目を見開いた。
心なしか赤く染まっている頬を見て、首をかしげる。
「なーくん?」
どうしたんだろう……?
「い、いや、何でもないよ……」
なーくんはそう言って口元を手で隠した。
「かわいいとか、変だな俺……」
ん?何か言ったか?
「俺でよかったら、仲良くしようね」
聞き返そうとしたけど、それよりも先になーくんが言った。
「あぁ!」
笑顔で頷くと、後ろからロゼに頭をぽんっと優しく叩かれる。
「あっとくん、俺と仲良くしましょう。こいつとはしなくていいですから」
「え?」
ロゼは、なーくんとはあんまり相性がよくないのかな……。
前の席で話している俺たちを見て、後ろのあっきぃとぷりが面白くなさそうに呟いた。
「俺たちはごめんだし」
「仲良くする義理もないやん」
このふたりには、少し嫌われてるみたいだ……。
苦笑いを返すと、隣から殺気が。
ロゼが、これでもかと鋭い視線で双子を睨みつけていた。
「……お前らあっとくんのこと傷つけたら分かってるだろうな?」
「「ひっ」」
「ロ、ロゼ落ち着いて……」
今にも殴りかかりそうになほどの殺気を放っているロゼを、なんとかなだめて落ち着かせた。
いろんな意味で……にぎやかな学園生活になりそうだ……。
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