テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
設定として超特急というグループは存在していないとしてください😖
−これはオーディションでの2人の物語
俺は、骨を埋める覚悟でやっていたグループが解散した。正直もうグループをやることはないと思っていた。そして、俺の特技の『歌』これはもう人前で披露することはないと思っていた。
あの人と出会うまでは…
俺はそこから色々なバイト先を探した。
一番多かった時は4つ掛け持ちでバイトをしていた。暇があればバイト。とにかく忙しくして嫌なことを忘れようとした。けどたまにバイト先の裏口でストレス発散程度に歌っていた。
そして、バイト先の先輩と、お昼休憩に近くの洋食屋さんに行った時だった。先輩の陸さんにこう言われた。
「シューヤくんって前歌ってたんだよね?」
「はい笑そんな時もありました笑」
「またさ歌いたいとかないの?」
「もうやらないって決めてて」
「一回さシューヤくんが裏口で歌ってるの聞こえたんだ。その時、俺感動しちゃってさ笑」
「え聞かれてたんすか!?」
「盗み聞きするつもりはなかったんだけどごめんね。でね、俺の家この事務所と関わりがあってさ。シューヤくんこれ興味あったらしないかな?」
と言われてスマホの画面を見せられた。そこには
『夢に向かうその一歩を、私たちが照らします。』
と書かれていた。
「年齢も学歴も問わないんだって。」
「そういうのはもう興味ないんで笑」
「ただの先輩が言うことじゃないかもだけどシューヤくんの歌声は誰かを幸せにすると思う。だから書類だけでも出してみない?」
「まじでやる気ないんで。てかこういうのって俺場違いな気がします。」
「いや!!そんなのやる前から諦めて。
わかんないのに…」
「この話は聞かなかったことにします。」
俺はこの話を切ってしまった。正直先輩には申し訳ないと思ったが、やる気がないのは事実だ。もう俺には『歌』は関係ない。
この時の俺はそう思っていた。
−2ヶ月後
俺はバイトを二つに絞って休みが取れるくらいの余裕ができるようになっていた。そして、さしぶりに陸先輩と街中であった。
「え?シューヤくん??」
「あっ!陸先輩じゃないすか!」
「さしぶりだね笑元気にしてる?急に辞めるからびっくりしたよー」
「ちょっと忙しすぎて二つに絞ろうと思ってやめてしまって」
「いや全然いいんだよ笑」
「よかったです笑」
「前のオーディション考えてくれたりした?」
「え?そんな話ありましたっけ?笑」
正直にいうと全然覚えていたし少しは考えた。けど俺にはもう歌は必要ない。そういう結論に至った。
「一応言っておくとね今日までなんだ。締め切りが。もしよかったら書類出してみてよ。」
「まぁ一応考えておきます。」
「うん。そうしてみて」
俺は考える気はなかった。けど、俺がこのあと自分の意思で申し込むことになることはまだ誰も知らない。
俺は先輩とお別れをして家へ帰っている途中である広告を見た。それはあのオーディションの広告だった。そこには歌が好きな人、ダンスが好きな人、人々に幸せを与えたい人この事務所で輝きませんか?新たなグループ誕生オーディション開催
という広告だった。俺はこのオーディションのことを聞きすぎて少し気になり始めてしまった。家に帰り少し調べてみた。そこにはこのグループの参加条件などなどたくさん書かれていた。俺は少し気持ちが揺らいだ。
「俺のやりたいことはなんなんだ…」
少しぽろっと独り言が漏れた。俺が本当にしたいことはバイトなのか?このまま生涯フリーターとして生きていくべきなのか?
いっぱいいっぱい考えた。
ポチッ
俺は応募してしまった。この選択はいずれ後悔するかもしれない。けどやってみようと思えた。
−この選択が俺の人生を大きく変える出来事となる。
next
出会いの光
P.S.テストが終わって暇なので長編の物語を書いてみました。残り9話です。
コメント
1件
読んだよ! シューヤの「もう歌は関係ない」って心に蓋してる感じ、すごく伝わってきたわ。でも裏口で歌うシーンとか、気づいたら応募しちゃうところとか、やっぱり本心は違うんだろうなって。陸先輩の人柄も良くて、熱量すごい(笑)。この先どう転ぶのか気になるし、残り9話楽しみにしてる!きなこもちさん、続き待ってます🔥
#超特急
🐺
2,344