コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第6話 横浜、現着
朝早くに第1の部隊棟に第4、第5(救護班)が集結した。
隊長同士、お互い挨拶を交わし、すぐ徒歩で鳥取駅に向かった。
鳥取から姫路へ行き、新幹線で新横浜へ行く。所要時間は約4時間30分。
この3部隊は共に横浜への長い長い旅へと旅立った。
「わあ!富士山だ‼︎」
「ほんとだ!写真‼︎」
こんな言葉も聞こえた。
そのあと、みんな疲れ切ったのか寝てしまっていた。
光希と好葉は2人で話していた。
「今回なんだけど…」
光希が作戦を伝えた。しかし、話しているうちに好葉の顔が顰めっ面になっていく。
「自分を犠牲にするような闘い方はやめなさい!
もう、絶対そばに居て。死なないで…。」
「わかってるから。」
「わかってない…。」
好葉はめっちゃ泣いていた。
♪まもなく新横浜ー。……
「起きろー!着いたぞー!!」
林の合図でみんなが起きた。
「よっしゃ。始まりだ。」
「ああ。行くぞ‼︎‼︎」
おおー!!っとみんなが発狂した。
そして横浜港に着いた。
この港はここ数日不具合が生じることが多いので、運航停止となっているようだ。
時が経つに連れ、夕焼けに染まった空が、深紅に変わる。
その異変は、悪魔の出現を意味していた。
「バロルを超える反応だ……これは、今までとは違うぞ」光希は言った。
「第一・第四、共同作戦だ。第五は後方で負傷者の手当てに集中」と林。
「同期で初の実戦だな、佳代!がんばろーぜ!」
佳代の同期・安東も言った。佳代は「うん。」とだけ言った。
「…..敵の動き、変則的だ。警戒を怠らないで。」
西円寺は先ほど新幹線でした解析をみんなに伝えている。
さあ、横浜港決戦ー開幕だ。