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サヨナラなんて言わないよ
それが貴方の最後の言葉だった。
伊野 優佳ー、優佳居ないのか
先生ー、私居ますよ〜、
大きな声で呼ぶが聞こえてないようだ
ごめんなさい、ごめんなさい、と花夏が言った
クラスの数名が少し涙目になっていた。
ホコリでも入ったのだろうか
休み時間、白橋 花夏とよくお喋りしていたが、花夏は来ない
近ずいても、無視される
花夏は一体何に拗ねているんだろう
みんなに無視をされるので授業を抜け出してやった
学校裏の花壇に行くと1人の男子生徒が座っていた
私は彼に少し違和感を感じた
男子生徒は、ん?お前もサボりか?と声をかけてくれた
今日初めてしゃべった
あ、うん、そう。と返すとふーんって返ってきた
お前名前は?って聞かれたので伊野 優佳、貴方は?
と聞き返したら少し驚いた様子で私の足元を見ていた顔が上に向いた
俺、?佐々木 健仁。
私はその名前に聞き覚えがあった
どこだっけと思い出そうとしていると
お前が好きだったサッカー部キャプテンの友達
と健仁に言われてしまった。
私はサッカー部キャプテン?好きじゃないけど
と答えた。実際は好きではあるけどそれは家族としての好きだから
と後付けして言った
健仁は、は?え?お前ら兄妹だったのか?と知らなかったような口振りで言ってきた。
伊野 将司でしょ?私のお兄ちゃんだよ?
マジか、はぁ、そうだったのか、と健仁は少し落ち込んだような表情で下を向いた
いや、流石に顔面偏差値の差が酷いからってそんな顔しないでよ、
私は少し悲しくなった
まぁ、そんな事はどうだっていい。お前どうして此処にいるんだ
と少し悲しそうな目で見られた。
私は、ん〜そうだなぁ、と言いながら彼の隣に座った。
みんなに無視されて嫌で授業を抜け出したのって正直に言った
あ〜、なるほどな、まぁ、仕方がないんじゃね?
と意味の分からないことを言われた
健仁は続けて、暇ならここまま俺と学校抜け出さね?と言ってきた
実際暇なのでその提案に乗ることにした
2人で抜け出して結構な時間が経過した
健仁は俺あの駅に最後行きたいんだ、一緒に来てくれるか?
と聞いてきた。私はいいよ?と言った。
何故駅に行きたがるのが少し理解が出来なかった
少し歩いて駅にたどり着いたら健仁に衝撃な事を言われた
俺さ、ここで死んだんだ
脳が追いつかなかった。
え?どういうこと、?
私が聞くのを待たずに健仁はもう1つ言った
そして、ここでお前も死んだ
余計脳が追いつかなかった。
何言ってるの、?私達今ここにいるじゃん!
私がそう言うと健仁は
俺達は、幽霊でここに居るんだ、だから、みんなに無視されるのも当たり前で、
私は理解が追いつかず近くの椅子に座った。
そしたら奥から小さな男の子がやって来た
お姉さん、お兄さん、ごめんなさい、と泣きながら謝っていた
その瞬間、記憶が流れてきた
線路に落ちそうになっている男の子と花夏を女子生徒と男子生徒が引っ張って代わりに2人が落ちその2人は電車に引かれ亡くなった。
私は全てを思い出した。
私は助けた2人が無事で安心してしまった
彼も同じようで、優しい顔をしていた
私達は体が発光し始めた。そのまま体が地面から離れていった。
え、何これ地面がっ、健仁っ!
私が焦って彼の名前を呼んでいると
健仁は私の方に手を伸ばしていた。
私は必死になって彼の手を掴んだ
健仁は俺達出会って間もないけどお別れだな
と言ってきた
私はその言葉が寂しく悲しく感じた
そんな事言わないでよ!私はサヨナラなんて言わないから!また、で会おうよ、
佐々木 健仁は サヨナラなんて言わないよ
って言って私達は微笑み合い消えていった