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「少年の日の思い出」を考察したいと思います。自分なりの考えが含まれています。
自分の考えがあり、その考えを固定している方は見るのをオススメしません。
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まず、大まかな話の流れを説明すると
客が「私」に昔の話を話します。客は「僕」と同一人物です。
少年時代の「僕」は、美しい蝶の標本を集めることに強い憧れを持っていました。
そして、完璧で立派なコレクションを持つエーミールに強い嫉妬を抱きます。
その嫉妬から、ついに蝶を盗んでしまう。
しかし罪悪感に耐えきれず、結局その蝶を傷つけてしまい、自分の標本までも壊してしまうという話です。
嫉妬でまとめるのはアレですが…。
早速の質問ですが、皆さんはどちらが悪いと感じましたか?
皆さんがなぜそっちが悪いとそう思った理由を予想すると、
エーミールが悪いと思った方は性格や態度で悪いと感じたと思います。
「僕」が悪いと思った方は盗みを犯した行為で悪いと感じたと思います。
物語は「僕」の視点から話が進んでいるので、エーミールの態度が悪く写ってしまいます。 特に「難癖をつけ始めた」のところでは「僕」視点だからこそそう思えたと解釈できます。
エーミールと「僕」では蝶をどのようなところが好きなのかが違います。
僕 → 主観的・感情的な美意識
エーミール → 客観的・合理的な美意識
物語文からわかるのは「僕」は蝶を宝石のように思っていた。だんだんと近づいて捕える時の瞬間が好きだとわかります。
エーミールは「僕」と違い、整えられた形に価値を置いています。完成された美しさを大切にしているのがわかります。
二人はこの価値観の違いからぶつかってしまったと考えられます。
「僕」は盗みを犯そうと本当に思ったのでしょうか。
とても蝶が好きな「僕」は蝶を捕える瞬間が好きなので、盗んだ時は満足感など何もなかったと思います。
他にも色々な感情が同時に来て、宝石のように思っていた蝶を潰してしまったのは相当な感情が自分を保てなくなったと思います。
ポケットに蝶を隠すのと同時に、自分の感情を押し込めているとも読めます。
「僕」は衝動で盗みを犯してしまい、その結果そうなってしまったと考えられます。
本当に盗むのならもっと慎重に扱ったはずです。潰れるような持ち方はしなかったと思います。
話の最後で「僕」は自分の蝶を潰したのは、自分への罰でエーミールの蝶を傷つけたことの事実に耐えられなくなり、自分も同じように、と思えた可能性もあります。
他にも、 彼にとって蝶は、誇りであり、自分の世界でした。けれどその世界は、嫉妬や卑しさによって汚れてしまった。
ならば、きれいなまま残しておくことができなかったと思います。
壊すことで、「もう以前の自分ではない」と区切りをつけたとも読めます。
感情が制御できない状態にあり、怒りも、羞恥も、悔しさも混ざっていたと思います。
その爆発が自分の標本に使って潰したとも考えられます。
物語の頭で「私」と客が出てきます。
初めは「私」視点なので「僕」(客)がどのように思い出を思っていたのかは詳しく分かりませんが、「私」視点からでも彼がどのようにその思い出を思っていたのかわかる箇所がいくつもあります。
一つ目は、具体的にその思い出を覚えていることです。
人間は嫌なことや感情が強くあった場面であると記憶に残りやすいです。
昔のことを具体的に覚えているということはそのぐらい後悔やその時の傷が大きかったと思えます。
二つ目は、語り手が何かきっかけになる話題を出したとき、客は急に語気が強くなったり、過去の出来事を断定的に語り始めたことです。
冷静な昔話なら、あそこまで感情はにじまないと思います。
三つ目は、
語り方に含まれる自己評価です。
彼は単に「こんなことがあった」とは言いません。
自分を低く見るような、あるいは卑小さを認めるような語り方をします。
そこから、彼がその出来事を「過去の失敗」あるいは「恥」として抱えていることが読み取れます。
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ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
1回目読むと物語の特徴やストーリーに目がいきますが、2回目を読むと登場人物の思いや、なぜそうしたのかがだんだんわかっていくと思います。
学校で小説は読めば読むほど理解力が高まり、テストにもいいということです!
集中力も高められると思います!
マイナーな小説ばかり読んでる子は勝手に頭がいい子だけしか読まないと思いこんでいる自分です。実際は違うと思います。
国語は勉強すればするほど役に立ちすぎで困らないので勉強することを勧めます。
最後に、頭良さそうに語っていましたが私はあまり頭良くありません。