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コメント
2件
黒い感じのアメさんも好きです。 天才ですね
アメリカーーーー!!!!!好きだーーー!!!!!!!!!! やまびこに叫んだところで私へ向けられた愛の言葉は返ってこないんですがね。そんなこたぁどうだっていいんですよ!!ひたむきで、今を駆けていて、黒い部分もありつつ、他国とコミュニケーションをとって、不服そうに口をとがらせて…。 嗚呼、どの一面も可愛いらしい!!!!! 以上、アメリカ厄介オタクからの感想でした。素晴らしい一話をありがとうございます!!!
アメリカ×ドイツ
地雷の方はブラウザバック推奨!!
米国。
世界の警察。
アメリカ。
お前は一体、何処を見ているのだろう。
輝き明るいヒーローとしての未来を見ているのかもしれない。周りには兄弟がいて、朝起きたらコーヒーを淹れてくれるのだろうか。
…まあ、俺にはもういないけど。
暗く荒れた、ダークヒーローの未来を見ているのかもしれない。確かに映画のダークヒーローはかっこいい。だけどお世辞にも笑えないな。その時俺達は、きっとお前の敵だと思うし、俺はお前に殺されると思う。そうしたら…参ってしまうな。
米国。
世界の警察。
アメリカ。
お前は一体、俺達をどう見ているのだろう。
同盟国か否か。嫌いな国か好きな国か。文化が好きか、嫌いか。昔に交流があったのか、今初めて喋るのか。制裁すべきか、要らないか。お前は一体、俺の事をどう見ているんだろう。
俺はお前の事が輝かしくて直視できない。お前にも暗黒の時代はあっただろうに、辛く苦しい時代はあっただろうに、誰かに否定され、卑下されたことがあっただろうに、何故だかな。俺はお前が羨ましくてたまらないんだ。ずっと強くて、前向きで、自分を信じて疑わないところ。俺はなんでお前になれない?俺はなんでお前になれない?何回だって考えた。思った。夢に描いた。立地がよかった、資源があった、政策が良かった。全部全部が羨ましくてたまらない。…憎いのか、羨ましいのか。わかんないな。
俺は思っているよりアメリカとの接点がある。EUとの会議や、伝達係や、書類配達。ヨーロッパとアメリカが繋がるときに、俺はお前とよく会う。俺は自販機でコーヒーを二杯買って、一つは俺の、一つはアメリカに渡すんだ。
「アイスコーヒーもあったが、ホットでよかったよな。」
「ああ構わない。最近は寒いしなぁ…上着をダウンジャケットにするか検討中だ!この上着イカしてるだろ?だからギリギリまでこれ着てたいんだ」
「似合ってると思うぞ。まぁ、…風邪を引かない様にするんだな。そっちは冬結構冷えるんだろ?」
「そうだな、でも近所のナイスガイと雪遊びしてたらあっというまにあったかくなるけどな!」
「俺は家の暖炉でずっと窓の外を眺めている。元気で羨ましいな」
「なんだお前、俺より若いくせに~!」
こうした会話で、はっと気が付く。俺はこいつの後輩にあたるんだ。”ドイツの誕生”がいつかについては議論があるが、俺、「ドイツ連邦共和国」が誕生したのはごくごく最近の事であるから、俺はずーっとこいつより若いんだ。
「あー、お前が俺に敬語を使っていた時を思い出すと涙が出てくるな。こんな大人びちまって…」
そういえばそんなときもあったな、とコーヒーを喉に流し込みながら目を逸らす。暖かいため息が漏れる。彼はきらきらと目を輝かせながらこちらを見ている。
「なー、わかってんだろ!あの時みたいに、敬語使ってくれねーか?」
「…はぁ。タメで慣れてしまってるから少し恥ずかしいんだが」
「いーじゃねーか!!仮にもお前俺より年下だろ?お前をここまで導いたのも、お前を産んだのも、まー俺と言っても過言ではないし??ご主人様って言って貰ってもいいくらいだと思うんだけどー???」
彼は口笛を吹きながらちらちらとこちらを見る。アメリカに感謝していない訳ではないが、なんか、こう…癪に障る。
「なんだったらあの時お前を酷い選択肢に導いてやってもよかったんだぜ?」
彼の目が一層ギラついた。
「…酷い目。」
「そうだ。酷い目。考えたくないだろ?」
彼のハイライトが薄くなるのが判る。輝かしいその瞳がだんだんだんだん気味悪くなって、こちらを飲み込もうとしている。駄目だ、これもだめ。
「…わかりました、これでいいか?…いいですか。」
少し呆れたように言うと、彼は笑顔のまま首を横に振った。
「もっと、あの時の、素直で純粋なときに戻って!な?」
俺は怪訝な顔を彼に見せながら、もう一度言った。
「これでいいんですか。」
「まー及第点だな」
なんだこいつ、と声が出そうなのをぐっとこらえた。俺はネクタイを絞め、ふと腕時計を見る。
「すまない時間だ、他の要件があったらまた今度に」
「ん?」
「すいません。時間が来てしまったので失礼します。」
「仕方ねーな、多分この後連絡するから通知確認しとけよ。」
もう声に出して喋りたくなかったので、軽く敬礼をしてその場を去った。不服そうな表情をする彼が脳内で鮮明に視認出来た。
机の上には俺の前にあるコーヒーだけになった。あたり一面しんとして、アメリカは伸びをした。
「なあ、俺エンジェルが成長するなんて聞いたことないんだが
どうしてこんなになっちまったんだろうな」
長らく投稿できてなくてすいません…
文章を全然書けなくなってきている…!自重します。
誤字脱字確認していませんが見逃してください。