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眠い体を起こす。しかし、まだ3時だ。なら、もう少し寝てもいいかもしれない。そんなふうに考えていると、ベランダに誰かいることがわかる

部屋は別だが、ベランダは繋がっているようだ。

多分だが、室内で戦闘になった時にすばしっこい敵は壁を越えてくるから、ならば最初っからいらない。とか考えているんだと思う

俺はタバコ(ココアシガレット)を持ってベランダに行く。俺のイタズラ心ガそう行動させた。決して驚かせたいとかじゃない。ただ、めめ村のメンバーと仲良くなっておきたいからだ。

そんな言い訳を心の中でしつつベランダの窓を開ける

そこに居たのは


みぞれさんだ。

白髪の美しい髪に月が反射して薄く、黄色に見えた。

──────今日は綺麗な半月だ。


「あれ?いえもんさんも夜風にあたりにきたんですか?」


みぞれさんのその瞳が驚いたかのように揺れている。しかし、俺はみぞれさんの目に涙の跡があるのが見えた。多分泣いていたんだろう


「いえ、タバコ(ココアシガレット)を吸いに」


そういいつつ俺はシガレットを口に加える。よく見ている人ならすぐ気づくだろう。

みぞれさんは驚いたように、慌てたように俺のタバコを口元から奪い取る


「いえもんさん!?タバコは体に悪…?」


違和感に気づいたようだった。


「もしかしてこれ…」

「はい、ココアシガレットです。みぞれさんも食べますか?」

「こんなのどこで買ってきたんですか…」


みぞれもんは呆れたようなほっとしたような顔をおしている。…やってよかった


「良かったです!笑顔になって!」

「…!!」


日中はめめさんをみぞれさんが怒らせてしまったから、気にすると思ってた。

なら、せめて笑顔にさせたいって思って、魔女の森に行く途中で買った、お菓子の1つ、ココアシガレットを使った。

火がついてないとか、煙がないとかでバレるかもしれないと思ったけれど、無事、気づいてくれてよかった


「もしかして…バレてます?」

「そりゃあ大切な仲間の事を見ない人なんていませんよ」

「ありがとうございます」

「聞きたいことがあって…みぞれさんは人間が好きなんですか?」


これは日中気になってたことである。

わざわざ人間を庇う必要性はなかったはずだ。

みぞれさんの顔は明らかに曇っている。ただ、今聞かないと多分、もう聞く機会はないだろうなら、聞いといた方がいい。


「好きって訳じゃないです。いや、これは好きにはいるんですかね?」


みぞれもんが話始めてくれた。俺は無言で首を傾げて疑問のジェスチャーをする。


「私、言った通り精霊なんですよ。色んな種族が私関係の属性…ああ、氷とか雪、天候水とか他にもありますがこんなのが当てはまりますよ」


思ったよりたくさんの属性の精霊だったらしい


「皆さんが魔法とか使えるのって基本的に一種の精霊の加護なんです。…まあ、1部は無から有を創り出すみたいなすごい人もいるんですけど」


多分、俺は精霊に愛されなかったんだろう。属性は俺は多分使えないから


「あ、種族の能力は神様とか天使様、悪魔様が決めていますよ?あくまで、精霊は属性の象徴ってだけですから」


?俺は疑問がある。属性が能力の時もある。例えば『火属性を操る能力』とかもあるわけだ。まあ、こういうのは大体人間ではあるけど

人間が能力じゃない属性を使えるなんてそんなことがあるわけが無い

そんな疑問を見抜いたかのようにみぞれさんが答える


「人間が属性関係の能力になった場合は精霊は関わらないんだもん。あ…口調がまだ慣れていないんです。気にしないでください」


みぞれさんは2つ口調があるが、今はいい。


「…急かして悪いですけど、なぜ人間が好きなんですか?」


と言っても何となく察せられる


「まあ、人間とかに精霊の加護とか与えてるから…なんか、理由は分からないけど嫌なんですよね。」

「そうなんですね。」

「聞いといた割に返事が素っ気ないんですけど!?」


思ってた回答とは違かったがまあ、みぞれさんが元気になってよかった。俺はそう思えた。


「はあ、まあ、喋るのはここくらいにしといて、私は寝てきますね。いえもんさんも明日に備えてもっと寝といた方がいいですよ。おやすみなさい…あ!暖かくして寝るんですよ!」


そう言って部屋に戻って言った。最後まで人に優しくできるなんて…この村にそんなに良い人がいたのかと驚きつつ俺は寝ることにした。

どうせ起きてても暇だからだ。俺はベッドに思いっきり飛び込む。子供っぽいとわかっていても楽しくてやめられなかった。そうして、俺は意識を手放した。




朝起きて、顔を洗いに行こうとすると、すでにめめさんが朝食を作り終えていた。いつものワンピースにエプロン、三角巾をつけ、いかにも料理をしていた人のような格好をしている。


「おはようございます、めめさん」

「おはよう、いえもんさん」


眠い目を擦らせ、無理やり自分を起こして挨拶をすると、いつものように微笑を浮かべて挨拶を返してくれた。

礼儀正しいな〜とか思いつつ顔を洗う。

今日の朝ごはんが気になり急いでリビングに戻る。あんなにいい匂いなのだから気になるのはしょうがない。決して食いしん坊ではないと自分の中で言い訳しつつ足を急かす


寝ぼけていたからよく見ていなかったが、よく見ると、とても豪華なリビングだった。

木の家だが、それもいい味を出している。氷のシャンデレラにレンガの暖炉、机には白を基調とし、黄金色の刺繍が施されたテーブルクロス、椅子は王様が使うような白のクッションが着いている。

いや、氷でシャンデレラ作っちゃダメでしょ、と心の中でツッコミを入れたが、溶ける気配はない。多分、溶けない氷を使っていることが伝わる。魔女ってすごいなと人間との魔力の差をあらためて感じる。


「おはようございます〜…𓈒 𓂂𓏸」


レイラーさんが寝ぼけてリビングに来る。

顔洗ってきたら〜というめめさんの声からキッチンからテーブルに向かって移動しているがわかる

それと同時に


「おはようございます!」


元気な声でみぞれさんが挨拶をする。…夜中のことが嘘のように明るかった。

めめさんは俺たち3人を見てから笑う。

俺たちは突然笑われてなんのことか分からない。俺は頭の中にてなマークが浮かぶ


「皆さんw…ご飯の後で着替えましょうかw3人ともまだパジャマなんですか?」

「「「え?」」」


俺たち3人はお互いを見合う。言われてみれば今日はまだ着替えていなかった。と同時に笑いガこみ上げてくる。


「あははッwそんなことあるんですかw?」

「いやwどこで奇跡がw」

「ふふッwなんでここ全員w」

「笑ってないで危機感を持ってくださーいw」

4人全員で笑う。とっても楽しい。めめ村に入れて本当に良かった。俺は何度もそう思った。






はい!ここで切ります!うーん…私にしては頑張った方だと思ってます!ちなみに、タバコ(ココアシガレット)は私が書きながら食べてて(吸ってて?)そこから引っ張ってきたものです。今は飴舐めてます!結構長めになってしまいました。楽しんで貰えたら光栄です。それでは!おつはる〜

一明日を見るためにー

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3人とも可愛いなw

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