テラーノベル
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二度目の模擬戦の日。
カキは前回のように、開始と同時には飛び出さなかった。
K-Tの足、肩、視線を見る。
マサカゲが開始の合図を出す。
カキは一歩踏み込んだ。しかし、すぐには振らない。
K-Tの重心がわずかに動く。
「今だ!」
カキは横へ回り込み、木剣を振った。
K-Tは受け流す。
カキは倒れず、すぐに距離を取った。
「戻った!」
メバルが叫ぶ。
前回なら、そのまま攻撃を続けていた。しかし今のカキは、一度離れて相手を見た。
K-Tが踏み込む。
カキは木剣で受け、衝撃に耐えながら後ろへ下がる。
十秒を越えた。
十五秒。
二十秒。
カキは何度も攻撃をかわされ、木剣を弾かれ、それでも立ち続けた。
最後はK-Tの足払いを受け、地面へ倒れる。
「終了」
アオノが記録を確認する。
「三十二秒です」
カキは地面に寝転がったまま、大声で叫んだ。
「勝った!」
「負けているぞ」
マサカゲが冷静に指摘する。
K-Tは木剣をカキへ差し出した。
「前より長く立っていた」
カキは木剣を受け取る。
「次は勝つ」
「そうか」
「弟子にしてくれるか?」
K-Tは少し黙った。
「まだ早い」
「ええ!?」
「だが、明日も来い」
カキはすぐに立ち上がった。
「もちろん!」
少し離れた場所で、メバルが笑う。
「それって、ほとんど弟子入りを認めてるよね」
K-Tは答えなかった。
その夜、カキは木剣を抱えたまま眠った。
翌朝、庭には二本の木剣が並んでいた。
K-Takasaka
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#K-T
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コメント
1件
第5話読み終えたよ〜!カキの成長が眩しすぎる😭✨「勝った!」って叫ぶシーン、負けてるのに前より長く立ったことが嬉しくて、その気持ちが伝わってきて感動したよ。K-Tの「まだ早い」からの「明日も来い」もツンデレ感あって最高だった!最後の二本の木剣が並んでる描写もエモくて、次が楽しみすぎる⋆♡