テラーノベル
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バシバシっ
「起きろっ!」
「んぅ……あと5分っ。」
「さっきも同じこと言ってた!」
「遅刻しちゃうよっ!」
元貴は朝が弱い。
昔から弱い。
「若井ぃっ。抱っこ……。」
「もぅっ。しょうがないなぁっ。」
元貴はいつも可愛い。
昔から可愛い。
「あーんしてっ。」
「ほれっ。」
「むぐっ!あづっ!」
「若井酷いっ!」
元貴はいつも甘えん坊。
昔から甘えん坊。
「んあ”っ!できないっ。」
「少し休んだら、」
「もう少しやる。」
「夕飯置いとくねっ。」
「んっ。」
元貴はいつも頑張り屋さん。
昔から頑張り屋さん。
元貴は……。
昔から好きな人がいる。
僕じゃない
僕が1番元貴のこと、昔から知ってるのに。
「おはよ〜。」
「もぉ……若井なんで起こしてくれないのぉ」
「だって涼ちゃんの寝顔可愛いんだもん」
「んもぉっ。」
滉斗はかっこいい。
僕が出会った中で1番かっこいい。
「涼ちゃーん。夕飯食べよー」
「あれ?元貴は?」
「今頑張ってる。」
「んー。おけっ。」
「元貴最近大変そうだからね。」
滉斗は優しい。
どんなときも仲間思い。
「おらっ!」
「あぁ〜ずるいっ!」
「ルール違反でしょー!」
「ルールなんてあったっけ?」
滉斗はずる賢い。
そういう所もいい所。
滉斗はかっこいい。
でもね
元貴が好きらしい。
「元貴?大丈夫?」
「うん……。」
「いつものする?」
「うんっ。」
「元貴お疲れ様。」
「涼架の膝枕さいこー。」
涼架は温かくて優しい。
僕が出会った中で可愛い。
「んっ。……。」
「寝ちゃった?」
「ふふっ。」
涼ちゃんはちょっとおじさん。
絵文字を使うのもすぐ寝ちゃうのも可愛い。
「あっつ。お風呂の後の牛乳うまっ。、」
「……//」
「髪の毛乾かさなきゃ。」
「僕がやるっ。」
「んふっ。ありがと。」
涼ちゃんは少し色っぽい。
ほかの誰よりも愛してる。
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