テラーノベル
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瞼を閉じれば映し出される遠い過去
あいつの表情から声の細部まで
全てを覚えている。
乱れる俺を前にして
貴方は何を思っていた?
哀れみか蔑みか
或いは両方か。
どちらにしたって、幻想が終われば途端に悲しい優しさの瞳で俺を気遣うあいつを見て、罪を感じずにはいられなかった。
でも、
心の奥底ではいつも思ってしまうんだ。
はじめに罪を犯したのは
君だったんだと。
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