シャオロン「あー…どこから話そ…まぁ昔話でもすっか」
「俺とスマイルはごく一般的な幸せな家庭に生まれた。ただ、他と違うところは母親が悪魔で父親が人間って所やな」
らっだぁ「…人間と悪魔のハーフってこと?ありえるの?」
シャオロン「俺らが生まれてるからありえるんやろうなぁ」
クロノア「でも今のシャオロンさんは…」
シャオロン「…俺が中学生くらいでスマイルが小学生くらいだった時、祓い屋の研究者共が家に押し掛けてきた」
「俺達家族は連れ去られて、人間の父さんは地下で拷問。悪魔の母さんは実験。」
「ハーフの俺とスマイルも実験。変な薬いっぱい打たれた」
兄さんは唇を噛み、拳を強く握りしめていた
苦しそうに、辛そうに話す兄さんの手を俺はただ握ることしかできない
シャオロン「そこで使い魔にできる薬でも作れたんやろうな。俺は使い魔になって祓い屋の命令に逆らえない体になった」
スマイル「…でも俺は今まで普通に生活できてたよ…?」
シャオロン「うん、スマイルはなんでか薬が効いてなかった。その理由は俺にも分かんないけど研究者共にバレたらスマイルはまた実験される」
「だから俺がスマイルを殺したことにして研究所から逃がした。」
「…せめてスマイルは幸せな暮らしをして欲しくてここでの記憶は消した」
スマイル「…じゃあ母さんと父さんが変死体で見つかったって言うのも…」
シャオロン「俺がスマイルの記憶を…いじったからやね」
シャークん「シャオロンさんはまだ人間と悪魔のハーフなんですか?」
シャオロン「いいや、今の俺は体が作り変えられたから完全に”使い魔”って感じやね」
ブルーク「僕は剣を埋め込まれて使い魔になったんですけど…?」
シャオロン「剣…?俺は埋め込まれてないな…何か変わったんか…?」
きりやん「シャオロンさんは記憶を消されなかったんですか?」
シャオロン「…消されてないな…君らは記憶を消されたんか」
しにがみ「うーん…分からないことが多いみたいですね」
ゾム「使い魔にする薬に抗ったスマイルさんは…何か俺達と違って特別なんかな?」
クロノア「それも分からないですね…1つ言えることは、本部の人間にバレないようにスマイルさんは守った方が良いですね」
スマイル「…え!?」
シャークん「え?」
スマイル「…守られるんですか?」
ぺいんと「だって危ないんだよ?」
スマイル「でも…守られるのは…うーん?」
ブルーク「守られるのは…かっこわるい?」
スマイル「!そう!かっこわるい」
らっだぁ「えぇ?wでもなぁ」
きりやん「…そういえば、2人の武器まだ決めてないですよね?」
スマイル「…!!らっだぁさん!」
らっだぁ「あー…わかった、武器決めて自分で戦えるように訓練しようか」
スマイル「ありがとうございます!」
ゾム「俺も協力すんで~」
シャークん「俺ときりやんも」
しにがみ「…シャオさん、どうします?」
シャオロン「…危ないことはさせたくなかったけど、可愛い弟が頑張ろうとしてるからなぁ」
「俺も…協力したい」
しにがみ「僕も全力でサポートしますよ!」
クロノア「…決まったね。じゃあこれから頑張ろうか」
ぺいんと「打倒!本部!!!」
スマイル「うっ」(キーン
しにがみ「ぺいんとさん!!うるさいです!!」
スマイル「…」(キーン
これからこの2人の声量にも慣れていかなきゃ…
らっだぁ「武器は自分に合ったやつ探そうか。まずは模擬戦でナイフから」
スマイル「はい」
ゾム「ブルークさんもまずは模擬戦やな。んー…弓とか?」
ブルーク「は~い」
ゾム「2人が慣れてきたら共闘して俺らと戦ってみよか」
ブルーク「共闘…スマイルと一緒に…✨」
ゾム「おんw頑張れぇ」
1日数時間、武器を変えながら模擬戦をした
2週間もしたら体も自由に動くようになった
…らっだぁさん教え方が上手い…かも
俺は銃が一番戦いやすいと思った
ブルークは弓がしっくりきたみたい
ゾム「だいぶ反撃もできるようになったなぁ」
スマイル「…そうですか?」
いつものように模擬戦をしていた
こうは言ってくれたが未だにらっだぁさんとゾムさんには手も足も出ない
スマイル「…頑張ろうブルーク」
ブルーク「うん!頑張ろう~」
ブルークも慣れてきたのか自然と話せるようになってきた
最近だと模擬戦中に連携もできるようになってきたから嬉しい
スマイル「…ッ!?」
一瞬ギュッと胸が締め付けられるような感覚があり、思わずその場でうずくまると
ブルークが心配して駆け寄ってきた
ブルーク「スマイル!?大丈夫…?」
ほんとに一瞬だったからすぐに立ち上がることができた
スマイル「…うん、何ともなかったみたい」
ブルーク「良かったぁ…今日は念のためもう終わろうか?後は自主練しようとしてただけだったから」
スマイル「…うん、そうだね。帰ろうか」
ブルーク「…?」
(スマイルの首筋の模様…あんなに薄かったっけ…?)
コメント
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スマイルさん大丈夫かな、。 続き楽しみにしてます!✨