ハネムーン

朝、今日は帰る。

ホテルのフロントに寄りカードで精算。

「おめでとう」と言われた。

それくらいの英語、渡辺にも分かる。

嬉しいって顔して手を振る。

帰りの飛行機までまだ時間があった。

2人は公園に散歩に出かける。

荷物はホテルに預かってもらった。

渡辺ーいい天気で気持ちいい。

目黒ーホントだね。

渡辺ー喉乾いた。

目黒ーコーヒー買って来るから、ここ動かないで。

渡辺ーうん。

目黒が両手にコーヒーを持って渡辺の元に行こうとしたら、女性がメモを目黒のジャケットのポケットに入れた。

また別の女性が投げキスをして来た。

笑いながら渡辺の元に戻ると、男に抱きしめられている。

まわりに後2人いた。

目黒ー翔太くん！

渡辺ー助けて。

コーヒーを投げ捨て、渡辺から男を引き離し渡辺を抱きしめる。

男達は口笛を吹き、手を振って去って行った。

目黒ー何やってんの！

渡辺ーお前が声かけられたら、とりあえず笑っとけって言うから。

目黒ーで？

渡辺ーそしたら、ボーイって言いながら抱きついてきた。

目黒ー何で抵抗しないの！

渡辺ー怖いもん。

目黒ーあぁ、もう！

渡辺ーそういう、お前だって何で女の人からメモもらって、また投げキスもらって笑ってるんだよ！

目黒ー翔太くん、やめよう。

渡辺ーはぁ、そうだな。コーヒーは？

目黒ー一緒に買いに行こ？

渡辺ーふふふ。

それから、無事日本の地を踏み、メンバーに渡すお土産持ってスタジオに向かった。

皆んなに祝福されたのは、言うまでもなく渡辺は照れまくっていた。

完