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#snjn
のりもちさん
9,016
コメント
3件
初コメ&フォロー失礼します! 書き方めっちゃ好きです❤️💛 続編楽しみにしてますね!😆
もう…最高すぎるんだけど!? 第3話、仁人の気持ちがついに動き出したのがめっちゃ伝わってきて、こっちまでドキドキしたわ。手を握り返すシーンとか、ちゃんと言いたいって決意するところとか、めちゃくちゃ刺さった。「うるさい」って照れ隠しするところも仁人らしくて好き。舜太の優しい待ち方も、ほんまにええ男やな…。次の展開が待ちきれん!
翌朝。
仁人は、いつもより少し早く学校に着いた。
教室に入って、自分の席に座る。
鞄を置いて、窓の外を見る。
けれど――
なぜか、落ち着かない。
💛「……。」
昨日のことを思い出す。
つないだ手。
雨の音。
そして、頬に添えられた舜太の手。
💛「……何考えてんだ、俺。」
仁人は小さく首を振った。
そのとき。
❤️「仁ちゃん、おはよ!」
💛「……!」
振り返ると、舜太が笑って立っていた。
💛「……おはよ。」
❤️「早いやん。今日どうしたん?」
💛「別に。」
❤️「ほんま?」
💛「……ほんと。」
舜太は仁人の顔を覗き込む。
❤️「なんか今日、そわそわしてへん?」
💛「してない。」
❤️「してる。」
💛「……してない。」
❤️「じゃあ、俺のこと見て。」
💛「……。」
仁人はゆっくり顔を上げる。
目が合う。
その瞬間、胸がどくんと大きく鳴った。
💛「……っ。」
❤️「ほら。」
💛「何。」
❤️「やっぱり照れてる。」
💛「……うるさい。」
仁人はすぐに目を逸らした。
自分でも分かる。
頬が熱い。
耳まで熱くなっている。
なのに、舜太の前では平静を装いたかった。
◇
昼休み。
二人で並んで昼食を食べる。
特別な話をしているわけじゃない。
くだらない話をして。
笑って。
それだけ。
なのに仁人は、ずっと思っていた。
――楽しい。
舜太といると、楽しい。
そして。
――もっと一緒にいたい。
その気持ちに気づいた瞬間、仁人は箸を止めた。
💛「……。」
❤️「仁ちゃん?」
💛「……なんでもない。」
❤️「ほんま?」
💛「うん。」
舜太はそれ以上聞かなかった。
ただ、いつものように笑っていた。
◇
放課後。
二人で帰る。
昨日と同じ道。
でも今日は雨が降っていない。
夕焼けの中を、並んで歩く。
❤️「仁ちゃん。」
💛「なに?」
❤️「今日、静かやな。」
💛「……そう?」
❤️「うん。」
少し歩いてから、舜太が笑う。
❤️「なんか考えてる?」
💛「……別に。」
❤️「またそれや。」
💛「……。」
仁人は、ぎゅっと鞄の持ち手を握った。
指先に力が入る。
喉が少し乾いている。
さっきから心臓が落ち着かない。
言いたい。
でも、言えない。
頭の中では何度も言葉を作っているのに、口にしようとすると全部消えてしまう。
――舜太といると楽しい。
――もっと一緒にいたい。
――これからも、ずっと。
でも、その先にある言葉だけは、どうしても口にできなかった。
❤️「仁ちゃん。」
💛「……なに?」
❤️「今日、なんか変やで。」
💛「……。」
❤️「俺に言いたいことある?」
心臓が、また大きく跳ねた。
💛「……っ。」
息が一瞬止まる。
仁人は無意識に自分の胸元を押さえた。
💛「……。」
指先が、ほんの少し震えている。
それに気づいて、仁人は慌てて手を握り込んだ。
舜太は何も言わず、仁人を見ていた。
💛「……舜太。」
声が少し掠れる。
❤️「ん?」
仁人は一度、ゆっくり息を吸った。
けれど、緊張でうまく息が入らない。
💛「俺……。」
言葉が止まる。
喉が詰まる。
心臓の音が、自分にしか聞こえないくらい大きく感じる。
❤️「……うん。」
舜太は急かさなかった。
その優しさに、余計に緊張する。
💛「……ごめん。ちょっと待って。」
❤️「うん。ええよ。」
仁人は俯いた。
頬が熱い。
手のひらまで熱くなっている。
それでも――
逃げたくはなかった。
💛「……ちゃんと、言いたい。」
小さな声だった。
舜太が少しだけ目を見開く。
❤️「……そっか。」
そして、そっと手を差し出した。
❤️「じゃあ、ゆっくりでええよ。」
仁人はその手を見つめる。
まだ指先は少し震えていた。
それでも。
今度は自分から、その手を握った。
ぎゅっ。
❤️「……仁ちゃん。」
💛「……なに。」
❤️「手、めっちゃ力入ってる。」
💛「……うるさい。」
そう言いながらも、仁人は手を離さなかった。
むしろ、もう一度だけ強く握り返した。
言わなきゃ。
ちゃんと伝えたい。
まだ言葉にはできない。
だけど――
その気持ちだけは、もう隠せなかった。
#佐野勇斗