お嬢様鬱×お嬢様zmの百合でしてよ!
zmお嬢様の自慰表現がありますわ!苦手な方はここで引き返してくださいまし!
ちなみに、この作品は本人様達とは一切の無関係でしてよ!勘違いなさらぬことね!
* * *
きょろ、と辺りを見渡し、教室にも廊下にも人の気配を感じないことを入念に確認し、自分の普段使用する机に向かった。
「………っ」
全てはあの女のせいである。
個性の強い女学生の集う学園の中でも、特に目を引く色彩のあの女。悪意なんてないって顔をして、その実悪意だらけで人を手のひらの上
で踊らせることに愉悦を覚える、あの性格の悪いヤニカス。
今の私の身体がこんな状態であることの理由が、彼女___鬱、に無いはずがない。そうでないと、到底説明をつけられない。
ただの細くて柔らかい、本当にただの女性の指。
そんなの私だって持っているのに、彼女に身体に触れられた途端に背筋に痺れが走り、期待に足が震えてしまう。学業を疎かにしてまで性に奔走した覚えはないというのに、鬱に刻みつけられた快楽が頭の中から離れない。
長いスカートをそろそろと持ち上げ、片足を机の上に膝を折り曲げた状態で乗せて、陰部が下着越しに机の角に当たるよう体を動かす。
「ッん…♡く、ぅ…♡」
何時間も求め続けた本能に、頭に心地いい痺れが走った。期待に濡れた下着から、微かに湿っぽい音が聞こえる。
いつ生徒や教師がこの場に戻るか分からない状況だとしても、それを本能が上回ってしまうほど、もうゾムの体は限界を超えていた。
自室に帰るまでの時間なんて待てやしない。公共の場で自慰に及んでしまう背徳感も相まって、性的な興奮に暖かい吐息が漏れる。
すり、と軽く陰核に当たる部分を擦り付けた。途端、びくりと腰が揺れた。
「は……っ♡ぁ、あ……ッ、♡」
人より長い前髪がぱらりと落ち、視界に紅茶色が広がった。続いて快楽を求めて体を動かすのに合わせて、艶のある髪の毛が前後に舞う。
「(やば、これ、思ったより…っ)」
タイツと下着という2枚の隔たりによって生まれるもどかしさすら、ゾムにとっては一種の興奮材料だった。
「ぅあ♡ぁ、んん、ッ♡」
ずり、ずり。
擦り付ける強さも、早さも、段々と増していく。内腿までもをじわりと濡らしていくそれが、どれだけこの状況に酔っているかを察し、興奮と羞恥で手を握りしめた。
けれど、そうやって僅かな理性が頭の片隅に顔を出したところで、鼻の先まで絶頂を迎えた体は止まりやしない。散々自慰を我慢した結果、がこれだ。こんなに早くイきそうになるなんて、思わなかった。
「ぃ、あッ♡♡いく、ぃ、くぅ……っ!♡」
ガタン!と机が大きな音を立てた。
はーっ、はーっ、と荒く呼吸をする。腰は反り、爪先はピンと伸び、絶頂の余韻が全身に滲み渡っていた。ドクドクと激しく動き立てる心臓の音がやけに鮮明に全身を響き渡って、公共の場所で自慰によって達してしまった事実が、想像よりも重くのしかかった。
「(……濡れた股の間に違和感はありますけれど、流石に帰るしかありませんわね。)」
むしろ誰かに見つからなかったのは奇跡だろう。変に冒険などせず、大人しく帰って続きをした方が余程安全だ。
1度達して少しだけ冷静さを取り戻した頭のまま、教室の扉に手をかけた。
その時。
「はぇ……っ?」
「あら、もう終わってしまいますの?」
鬱がいた。
「な、ッな、なな、いつ、いつから…!?」
「いつ頃から…と問われれば、ゾムお嬢様がおもむろに机の角にク____」
「わっ、わかったから!もう言わなくていいっ!!」
割と序盤から盗み聞きしてやがりましたのねこの女!!
私との関係がある彼女だからまだなんとかなりそうなものだが、それにしても鬱が何を考えてるか分からない。「もう終わってしまいますの?」とは、私に対する皮肉だろうか。……清廉な学園の中で、このような行為に及ぶ私への。そんなこと、彼女が1番、気にしなさそうな性格をしているのに。
「あの………、うつ、お嬢様……」
「ん?」
「その、この事……誰にも言わないで……」
「あら、負い目は一応感じていらっしゃったのね?」
「…………っ」
「………分かりましたわ。誰にも言いふらさないと約束いたしましょう。」
けれど、代わりに。
「今から私と、一緒に楽しみましょうか♡」
「………はァ?」
この女、ここが学園なんてこと、やっぱり1番気にしていらっしゃらないじゃない!
* * *
一旦ここで区切らせていただきますわ!
一応BLという体をとっているのに、1作品目が百合だということには目を瞑っていただきたいですわね!
中身は成人男性だからこれも四捨五入すれば立派なBLですわ!
それでは、次回でまたお会いいたしましょう!ごきげんよう、皆様!
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