自作SCP

アイテム番号: SCP-3771-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3771-JPはサイト-81■■の防音設備を備えた人型実体収容室に収容されます。SCP-3771-JPからの物品に関する要求についてはすべて却下されます。またインタビューを敢行する際はインタビュアーは必ず無宗教派でなければなりません。インタビュー終了後、インタビュアーは検査を受けることが義務付けられており、検査によってミーム汚染が判明した場合、Bクラス記憶処理を施した上で完全にミーム除染されたことが確認されるまで拘留してください。

説明: SCP-3771-JPは性別不明の人型実体です。SCP-3771-JPは全身に白色の厚手のローブと目元が黒いマスクを着用しているように見えますが、実際にはこれらの衣類は時間をかけてSCP-3771-JPの肉体から生成されていることが分かっています。

SCP-3771-JPは人間を見つけると友好的に接しようと行動し会話を行います。序盤ではその人物の名前や趣味など日常的な話題について尋ねますが、徐々に宗教や信仰に関する話題に移行します。この際、SCP-3771-JPの話を聞き続けることで対象は次第にミーム汚染され、SCP-3771-JPの教義に従うようになります。この教義は詳細不明ですが、強い忠誠心を抱くようになることが確認されています。

インタビュー記録

インタビュアー: Dr. ████（無宗教派）

対象: SCP-3771-JP

<録音開始>

Dr. ████: おはようございます、SCP-3771-JP。今日はあなたについてもう少し詳しくお聞きしたいと思います。

SCP-3771-JP: おはようございます、博士。もちろん、私はいつでも喜んでお話しします。

Dr. ████: ありがとうございます。まず、あなたが着ているそのローブとマスクについてですが、それらはどのようにして生成されるのですか？

SCP-3771-JP: それらは私の体から自然に生成されます。これは私の存在の一部であり、私の教えを体現するものです。

Dr. ████: あなたの教えについてもう少し具体的に教えていただけますか？

SCP-3771-JP: 私の教えは平和と理解に基づいています。私は人々に心の安らぎと真実の探求を促します。

Dr. ████: その教えを広めることがあなたの目的ですか？

SCP-3771-JP: はい、それは私の存在意義の一部です。私は全ての人々が内なる平和を見つける手助けをしたいと願っています。

Dr. ████: 分かりました。では、具体的にどのようにしてその教えを伝えるのですか？

SCP-3771-JP: 私は対話を通じて人々と繋がり、彼らの疑問や悩みに答えます。そして、彼らに新しい視点を提供するのです。

Dr. ████: なるほど。しかし、あなたの話を聞いた人々がミーム汚染されるという報告がありますが、それについてはどうお考えですか？

SCP-3771-JP: それは誤解です。私は単に彼らに真実を示し、彼らが自らの意志でそれを受け入れるだけです。強制ではなく、選択なのです。

Dr. ████: あなたの教えを受け入れた人々は、どのように変わるのですか？

SCP-3771-JP: 彼らは内なる平和を見つけ、心の重荷から解放されます。また、他者への思いやりや理解が深まり、より調和の取れた生活を送るようになります。

Dr. ████: しかし、その過程で彼らの思考や信念に変化が生じることについてはどうお考えですか？それが本人の意志によるものか、あなたの影響によるものかは重要な問題です。

SCP-3771-JP: 変化は確かに起こりますが、それは彼らが自身の心の中で新たな真実を見つけた結果です。私の影響はそのきっかけに過ぎません。最終的な決定は彼ら自身によるものです。

Dr. ████: それでも、あなたの存在が人々に大きな影響を与えることは否定できません。その影響をどのように管理するかが我々の課題です。

SCP-3771-JP: 私の目的は善意によるものであり、害を与える意図はありません。しかし、あなたたちが慎重になることは理解できます。

Dr. ████: ご協力ありがとうございます、SCP-3771-JP。本日はここまでとさせていただきます。

SCP-3771-JP: ありがとうございました、博士。またお話しできることを楽しみにしています。

<録音終了>

インタビュー後、Dr. ████は規定通り検査を受け、軽度のミーム汚染が確認されたため、Bクラス記憶処理が施されました。SCP-3771-JPの影響力を軽視することなく、今後も慎重な対応が求められます。

**追記:** 追加の観察により、SCP-3771-JPの教義に従う対象者は高い忠誠心を示し、外部からの影響を受けにくくなることが判明しました。このため、SCP-3771-JPとの接触は最低限に抑える必要があります。さらに、SCP-3771-JPの教義に関する詳細な調査を行うため、無宗教派の職員による継続的なインタビューが計画されています。