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6月、中学一年生
茜ちゃんは明ちゃんと
常に過ごすようになり、
私の付け入る隙が段々と少なくなっていった。
私は焦った。
このままだと
陽キャの親友がいなくなることで
地位が 転落するかもしれない。
親友が取られるかもしれない。
目の前では二人で楽しそうに
話している光景が広がっている。
このままでは駄目だと
わかっているのに輪に入ることができない。
拒絶されるのが怖くて入れない。
私は部活中1人になる時間が増えた。
焦り、恐怖、不安
そんな感情がぐるぐると渦巻く
そんな日々がしばらく続いた。
私は閃く。
茜ちゃんが私に対して
独占欲を出すようになれば良いのだと。
ともか「緑ちゃん、なに読んでるの?」
緑「えっとね!この本はク・ダラナイホンシカカカナイ先生の転生したら悪役令嬢になったので婚約者に嫌われているけどなんとか好きにさせようと思いますだよ!!!それでこの本ね!!ほんっっとに神でね…etc」
ともか「へぇー。おもしろそうだねー。」
私は同じクラスの
変わっていて嫌われものの
緑ちゃんと瞬瞬く間に仲良くなった。
だが、
変わっている緑ちゃんにも親友くらいはいる。
彼女の親友は大人しい子で
彼女ぐらいしか行く宛が無いので
仕方なく彼女といるのだろう。
彼女と話していると
彼女の親友の目線が少しだけ怖かった。
彼女の親友の心情は
きっと今の私の心情と同じだろう。
休み時間も彼女と
毎時間過ごすようになり
緑ちゃんの一番親しい人物は私となった。
そして、茜ちゃんと
昼休みに 過ごすことは少なくなった。
異変に気づいた茜ちゃんが
案の定私に緑ちゃんについて言及してくる。
彼女は元々
緑ちゃんの変わった性格について
あまり良く思っていなかった。
そして、 彼女の嫌いな 緑ちゃんが
私と仲良くなることが 何よりも
気に食わないようだ。
茜「ともかちゃんがクラスで1人で過ごすよつになればいいのに。」
茜「なんであの子なの?」
そんな言葉を投げ掛けられた。
狙い通り、独占欲を出してきた。
私は計画を達成してすぐ
緑ちゃんを手放し
前の由紀ちゃんと程よく
クラスでいっしょに過ごす生活に戻った。
この計画のおかげで 以前よりも
茜ちゃんと仲良くなることができた。
元々緑ちゃんのことは
性格が好きではなかったため
特に罪悪感など感じなかった。
それでも、
帰り道の緑ちゃんの背中が少し小さく見えた。