テラーノベル
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真っ暗で星も月もない夜
そんな夜に1人の男の子が誕生した
そして、その子が産声をあげた途端真っ暗な空が明るく色付き町を照らし笑顔を届けた
町の人はみんな 『神様に愛された子』
そう言ってその子を崇め、大切に育てた
その子は毎夜毎夜、
親・兄弟・町の人・自分自身の為に泣いた
その子は夜空を照らし続ける為に星になった
私の町にはこんな感じのおとぎ話がある。
でも、そんな綺麗事みたいな事を彼から貰っていない。
ただ、
自分が生きててもいい
必要としてもらえてる
期待に応えなきゃ
そんな気持ちに押し潰されて泣けなくなったから
傷付いて、傷付けられて
泣いて照らして、壊れ散っていっただけ
人間は色んな事を美化する
溺れていた子どもを命に替えて助けた
未来ある子どもをトラックから守った
恋人の事を守り亡くなった
それに対して
「凄い!」「未来ある子を救った」「ヒーローだ」
「大切な人を命を賭して守った」「こんな恋人が欲しい」
なんてそんな残された人の事を考えもせずに美化していく。
私は、綺麗な夜空も星も要らなかった。
笑うことが出来なかった私のために泣いて、それを利用されて壊れて本当に馬鹿な最愛の人
私はただ貴方と一緒に生きて、笑って過ごしていたかった。
それだけなのに
テスト勉強疲れたので息抜きに書いたら脳が動かず、理解が出来ないものが出来ました
生存確認として出します
コメント
7件
この話好きすぎて星になりました
…神すぎる え、好き
眠いです寝ます