深澤の”友達”
深澤side
あ~、、俺何やってんだろ、笑
後輩に嫌われちゃった、
それも仕事仲間でもある奴に、
「もーやだぁ…..」
照にタヒねって言われてから俺は
死への興味が湧いた、
ダメなのはわかってる。
うん。ダメなの。
けどもういいかなって、笑
体育祭の後、
俺が校門の前で叫んでるのを
クラスの奴らも見てた訳で…..
俺がなんか持ってるって噂になって、
決して間違えてる訳じゃないけどさ…
今までこんなこと無かったのにな~、笑
ハブられたりするようになった…
「つれぇな~、笑」
学校が楽しいと思えなくなった
今も5時間目の授業に参加せずに
トイレにこもってる。
??「おーい!ふっかー!」
「…..原田、?」
原田「…よかった~、」
原田「生きてた~、」
「なんで死んでると思ったんだよ、笑」
この原田ってやつはちょっとしかいない
俺の病気を知ってるやつ。
俺の小さい時からの幼馴染……….
って訳では無い、
なんなら高校に入った時に
はじめまして って言った奴
でも、そこら辺にいる友達よりも、
学校の教師よりも、大人よりも
信用出来るやつ。
俺が病気を打ち明けて良かったって
思えた唯一の友達。
あ、俺が原田に打ち明けた時のあいつの
ポカーンって感じ見せてあげるよ。笑
「…..な、なぁ、」
原田「ん?」
「あのさ、、」
「もし、俺が病気だって言ったらどうする、?」
原田「…ん?」
「ぁ、いや、じ、冗談だよ、!笑
冗談、!笑」
原田「んだよ冗談かよ~!笑」
原田「んで本当は?」
「、、へ、?」
原田「嘘なんだろ?」
原田「冗談なんて。」
「っ、、」
「俺、、さ、」
「統合失調症っていう病気なんだ、」
原田「…..ん?」
原田「そうごう…..しっ…んぁ、?」
「ぷはっ、笑」
「統合だよ笑」
「統合失調症な?笑」
原田「あ~!!それそれ!笑」
原田「んでお前がそれなの?」
「、、、」((コクッ
原田「どんな病気なの~??」
「、、ぇ、?」
原田「ん?」
「避けないの、?」
原田「?????」
原田「なんで?」((ポカーン
「え、あ、病気が移る、、とか、」
原田「え、移んの?!」
「いや、移んないけど、、」
原田「んだよ~笑」
原田「マジな顔して嘘つくなって~笑」
「、、アハハ…」
原田「別に移るとか移らないとかどうでもいいんだけどさ~笑」
ね?
思ってる反応と全然違ったわけよ。笑
今まで何人かに病気のこと
打ち明けたことがあった。
でも皆、『病気が移る~!笑』とか
言って俺を菌扱いしたり避けたりした、
本当は移らないんだよ、?笑
検査結果が出た時、一緒に聞いてた
親でさえも『息子が病気だなんて
恥ずかしくて言えない』って。
だから原田も同じような反応を
するかもって怖かった、
でも違った。
初めて打ち明けて良かったと思った。
原田「まぁじで全然授業来ねぇから死んだかと思ったわ~笑」
「勝手に殺すなよ、笑」
原田「さーせん!笑」
原田「まじで地理の授業おもんねぇわ~笑」
原田「腹痛いつって抜けてきた!笑」
「おい、笑 サボんなよ笑」
原田「号令でさえいなかったお前だけには言われたくねぇよ!笑」
「笑笑」
昼休みのこと、原田に話した。
原田「あ~ね、、」
原田「その 照? って子、なんか噂聞いたことあるわ~、、」
「そーなの、?」
原田「なんか病気持ってんじゃねぇかって。」
原田「別にんなこと関係ねぇのにな~、」
原田「出来ないこととか苦手なことがあるなら周りがサポートすりゃいいだけの話じゃんね~?」
「っ、、」
なぁ、照、、
お前も俺と同じなの、?
お前も、、なんか苦しんでるの、?
なら頼ってよ、、
頼りないかもしれないけど、、
ちょっとでも力になれるなら頑張るから、
next…
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