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1 ある雨の日
緑谷side
ある雨の日に今日は雨が降り続ける予報だった。ふと電気系の個性を持っている上鳴くんに聞きたいことがありノートをもって聞きに行こうと席を立った。
「上鳴く〜ん!ってあれいない?」
席に居ない上鳴くんを見て僕は首を傾げた。
近くの席の耳郎さんに聞いてみた
「上鳴くんしらない?」
耳郎 「上鳴??しらないよ。」
耳郎さんが自分の耳朶を触りながら答えると
「向こうにいるんじゃない?」とトイレの方を指さして。耳郎さんにそう言われた僕は「ありがとう!」と残してその場を去った。
「上鳴くんいる?」
トイレに向かってそう発した。誰からも返事は返ってこなかった。個室も空いてたしだれもいないか。「うーんどこにいるんだろう。」
そんな独り言を呟きながら廊下の窓を覗いてみた。
「あれ?」
その窓からは上鳴くんが何かをしている様子が見えた。てっきり落し物を探しているのだと思ってた。まさかあんなことが起こるなんて今は思ってもいなかった。
「上鳴くーん!!!」
直ぐに上鳴くんがいた場所に走り出した。上鳴くんは驚いた表情をして
上鳴 「!緑谷じゃん。」
と話した。いつもの笑顔で手を振る彼をみて僕は少し安心した。
「そんな所で何してたの?」
と僕が聞くと「あー、ちょっと捜し物かな。」苦笑いに頬をかいてそう呟くと僕は「見つかったの?探してる物。」と言うと「おう!見つかったぜ!!」手に持ってたのは雷のチャームだった。彼らしい雷の形だ。
上鳴「それで緑谷はどうしたんだ?俺の事探してたみたいだけど」
学校の中に向かう途中に急に聞かれた。忘れてた。
「今雨が降ってるでしょ??上鳴くんの個性って帯電だから何か関係でもないのかなって思ってね」
数秒の沈黙のあと彼からの返事は返ってきた。
上鳴「雷が落ちてくることはあるけど…それ以外はないぜ」
平然の事のようにそう語った。僕は驚いて「え!?じゃあすぐ室内に入らないと!!」
と焦って言うと彼からの返事は無く、無言で空を見つめていた。
ゴロゴロと雷がなり始めると僕は上鳴くんの手を握って室内に走った。
「上鳴くん!大丈夫?!!」
はっ と我に返った上鳴くんは「…おう?大丈夫だぜ」そんな気弱な返事をすれば「やべ!授業始まっちまうぞ!!」と思い出したように叫んで
「あ!!忘れてた!」
走らないように早歩きで教室まで歩くと委員長である飯田くんに「遅いぞ緑谷くん!!」と怒られた。上鳴くんは怒られないのかと思って後ろを向くと上鳴くんがいなかった。
「後ろに上鳴くんいなかった?!」
飯田くんにそう聞くと「?上鳴くんは居ないぞ?」頭にハテナを浮かべてそうな顔をして
「ええ、、?そっかぁ…ごめんね」
相澤先生が「もうとっくにチャイムはなってるぞ。」と真後ろで言った。僕は驚いて「ごめんなさい!」と言って直ぐに席に着いた。先生が前に立つと
相澤「おい、上鳴は居ないのか?」
そういった相澤先生の言葉には誰も返事をしなかった。相澤先生は少し考えて今日の授業内容を伝えようとしたその時にカチッと電気が消えた。みんな慌てながらザワザワと言い始め電気の復旧を待った。
数分たっても治らない、僕は流石におかしいと思い席を立とうとした。突然外に雷のような何かが光った。それはなにでもない上鳴くんの個性だった。それに気づいた僕たちは窓を開けて外に飛び出して行った。
爆豪「おいアホ面ァ、お前なにして…」
かっちゃんがそう呟いて上鳴くんを見上げていた。その顔はピカピカと雷で輝いていた。上鳴くんは木の枝に立っていて人差し指から雷を出している。そして彼は口を開いた。
「俺実はさ____________」
コメント
6件
Tuzukiを……くれ……フォローした…………Tuzukiを……
コメントしとけば良かった😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩😩
\( 'ω')/ (貴方天才すぎよ?の顔)