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白雪巴
さんと兎原華奢くんがいるところを見るとどうやらここは学校の保健室らしい どうして私がこんなことになっているかと言うと話は少しだけ遡る ——
今日は学校に来ていない宇津木さんのお見舞いに行ってみようと思い授業が終わった後に彼女が住むマンションに向かっていたのだが……その道中にある交差点に差し掛かった時だった 信号無視をしたトラックがそのまま直進してきていてそれに気づいた運転手の人が急いでブレーキを踏んだみたいだけどもう間に合わないくらいの距離まで迫っていたのだ このままだと宇津木さんが危ない!!そう思った時に体が勝手に動いてしまった。咄嵯の判断だったのでうまく対応できなかったのか宇津木さんを突き飛ばす形で押してしまい彼女の代わりに私がトラックに衝突した そして意識を失い病院へ運ばれたというわけだ。幸い骨折とかそういう重症ではなかったみたいだがそれでも結構痛かった ちなみに今私は入院している状態だ。怪我をして一週間ほど経ったがまだ退院はできないようだ。一応検査をするらしいけど正直早く学校に戻りたいんだよなぁ。みんな心配してくれていると思うから早く安心させたいし……
なんてことを考えながらベッドの上でぼーっとしていたらノックの音が聞こえたので返信すると扉が開かれそこからひょこっと現れたのは見覚えのある人物の姿があった
白「失礼するわよ」
卯「お邪魔しま〜す」
宇「あ、えっと確か巴さんに白雪さんだったよね!初めまして、わたし宇津木っていうんだー」
白「はじめまして、よろしくお願いしますわ」
こっちはなんもないみたいだな……てかこの2人の距離感近くない?初対面じゃないとかそんなレベルちゃうよ?めっちゃ仲良いよねこの二人。てか白髪の美人さんめちゃ可愛いな。こんな人と知り合えてラッキー!ってそうじゃなくて。とりあえず状況を整理するか。まずあの二人が出会ったのは5日前の話。なんでも街で迷っているところを助けたらしいんだけどその時の白衣姿がとても似合っていたらしく恋に落ちたとのこと。ちなみに恋ちゃん曰く一目惚れだったそうだ。でも連絡先を交換していなかったため会えなかったんだとさ。だから恋ちゃんはその日から街中を探し回ってなんとか今日見つけたみたいなのだ。しかし運が悪いことに体調が悪くなったようで道端で倒れていたところに偶然居合わせたというわけだ。それでたまたま通りかかった私が看病していたんだけど、まさかその相手が同じマンションの住人だと気づいてなかったから声をかけられたときビックリして悲鳴を上げてしまったっていうわけですよ。もう最悪すぎて死にたいくらいだわ。
恋「うーちゃん先輩ごめんなさい……」
兎「気にすること無いぞ恋歌。あれは仕方がなかったことだ。それに今は元気になったようだしな」
白「宇津木さん良かったですね」
宇「はい……ありがとうございます。白雪さんも助けてくれてありがとうございました」
兎&白「いえいえ」
いやマジでええ人やわ〜こういう人が旦那さんになってくれたら最高なんですけどねぇ……。あっ、ちなみに私既婚者なんでよろしく!てへぺろー♡ 巴「……なにしてんだアンタら……」