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冷凍食品
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【お熱】
病院の待合室は、やけに静かだった。
こさめは壁にもたれかかるようにして座っている。
肩で息をするみたいに呼吸が浅くて、いつもの落ち着きのなさも、今日は影を
潜めていた。
👑「……こさめちゃん、大丈夫?」
みことが顔をのぞき込む。
🦈「んー……だいじょぶ……」
弱々しく返ってくる声に、みことの胸がぎゅっと締め付けられる。
👑(絶対、大丈夫ちゃうやん……)
そう思いながらも、どうしていいかわからなくて、ただ隣に座ることしかできない。
ふと横を見ると、こさめの体がぐらりと揺れた。
壁に頼るようにしてるけど、それすらしんどそうで。
👑(……俺の肩、あるのに)
思わずそんな考えが浮かぶ。
けど、口に出す勇気はない。
なんかこういう時に「もたれていいよ」とか言うの、
照れるし、タイミングもわからへんし。
みことはそわそわしながら、自分の肩をちらっと見て、またこさめを見る。
👑(いやでも、ほんまにしんどそうやし……)
👑「……こさめちゃん」
🦈「ん……?」
👑「その……えっと……」
言いかけて、言葉が詰まる。
何て言えばいいんやろ。
優しくしたいのに、変にぎこちなくなる。
その間にも、こさめの呼吸は少しずつ荒くなっていく。
🦈「……みこちゃ……」
か細い声で名前を呼ばれる。
👑「な、なに?」
🦈「……近い……?」
👑「え?」
意味がわからず首を傾げた瞬間、
こさめがゆっくりと体を傾けてきた。
そして、そのまま――
みことの肩に、こてん、と頭を預ける。
👑「……っ」
一瞬、心臓が跳ねる。
👑(え、え、え、え!?)
予想外すぎて、体が固まる。
🦈「……らく……」
こさめは安心したみたいに小さく呟いて、力を抜いた。
その重みと熱が、じんわり伝わってくる。
👑(……あ、これ……めっちゃ熱あるやつや……)
冷静な判断と、爆発しそうな感情が同時に来る。
どうしよう、手どこ置いたらいいんや。
動いたら起こしてしまうかもしれへん。
🦈「……みこちゃん……」
👑「は、はいっ」
🦈「……ちょっとだけ……このまま……」
👑「……う、うん……」
結局、ぎこちないまま頷くことしかできない。
でも、逃げる気にはならなかった。
むしろ――
👑(……ずっとでもええけど)
そんなことを思ってしまう自分に、少しだけ驚く。
そっと、こさめの頭が落ちないように肩を寄せる。
ぎこちないけど、できるだけ楽になるように。
👑「……早く、よくなってね」
小さく呟くと、
こさめはうっすら笑った気がした。
リクエストありがとうございました!
え、こんなんで大丈夫ですか‥?
イメージしてたのと違ったら全然何回でも書くのでw
リク下さい
コメント
5件
リクエスト失礼します! ツンデレみたいです😭🩵💛
わ!かわいい!!!
やばい最高ですありがとうございます🥹💕!!!!! 控えめにあと30回は見ます🥹🥹🥹🥹