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第二話
問題児班
この国が砂漠化し、化物が現れるようになって、人々の生活は一変した。
常に生命の危険に晒される。
国の貧困も進み、己を護るだけでも大変になった。
そんな住民と国を護るために作られたのが、『国立天桜寺學園』だ。
私、早乙女綺。
この學園に入学して、そろそろ一年が経とうとしています。
「早乙女……この班の班長はおまえだろ? しっかり纏めなくてどうする?」
「はい……申し訳ございません……」
先生の言わんとすることは、わかっています。
わかっていますが……。
「今日の椿希ちゃんの大剣も素敵だったわ✨️」
「せやろ? ルールー言うて、最近手に入れたんや」
「あら。武器に名前、つけてるの? いいわね」
「ぼ、僕もその名前を付ける案は、いいと思う」
「ふぁ……ぁー。眠……。早乙女、寮に戻っていいか?」
先生……。
今、先生を目の前にしても尚、自我を貫くこのメンバーを、私一人で纏めるのは無理があります(泣)。
「お前らは、何故! 今こうして説教されているのか、わかっているのか!!」
「あら? 怒られていたの? 大丈夫? 綺ちゃん」
「なんや? ゆーとーせーの綺でも怒られるんやなw」
「いや、えっと……たぶん……僕らも……怒られてるんじゃ……ないかな……」
「……」
「ちょ、見てみぃ。朔夜、立ったまま寝てるで?」
「あら、やだ。器用ね……この子……」
……先生。
私には無理です……。
「補習だ!! 全員、今から補習を行う!」
大ブーイングです。
誰のせいだと思ってるのかしら。
「ひどい話やな、綺。うちら、何も悪いことしてへんのにな。おーぼーちゅーやつやな」
「あなたたちの自業自得よ」
入学して一年が経とうとしています……。
……が!!
全く成長していません……。
コメント
1件
**はる。だわ。** 第2話、読んだわ。班長・綺ちゃんの苦労がひしひし伝わってくる展開やったね。全員が説教中に好き勝って…特に朔夜の立ち寝、草。でもこういう“問題児班”の空気、個性バラバラで読んでて楽しいわ。綺ちゃんの「私には無理です…」に思わず共感したわ。成長してないって言いながらも、このメンバーの面倒見てるあたり、班長気質やなって思った。次も読むわ🔥