サンタさんへ

皆さんお久しぶりです

クリスマスですね

皆さんはパーティーをしたり

プレセントをもらったりはしましたか?

今日はクリスマスに関するお話です

オリキャラが出ます

美羽…5歳

美羽   今年も来ないのかな…

今日はクリスマスイブ

お外はキラキラしてて

楽しそうな声が聞こえて…

みんなニコニコしてる

パパは知らない女の人とどっか行っちゃった

ママはでーと?してくるって言ってた

今日もお家に1人きり

あったかいご飯も美味しいケーキも

キラキラ光るツリーも

お家には無い

サンタさんからプレゼントが来たこともない

美羽   美羽いい子じゃないのかな…

寂しいけど今年こそはサンタさんから

プレゼントが欲しいから

1人でお留守番だってできる

泣かなかったし…わがままも言わなかったよ

だからサンタさん…

今年は美羽の事も見て…

美羽の所にも来て欲しいな…

ママはいつも美羽を見ると

“気持ち悪い”

“醜い”

“産まなければよかった”

って言うの

ずっとお家にいる美羽の体は病気の人

みたいに真っ白で

パパに殴られてできた怪我が服では隠れない

ほどについている

あざだらけでお顔も汚い

髪の毛はボサボサ

美羽の事みんな嫌い?

美羽は要らない子だからサンタさんもこないの?

窓から見える外の景色が綺麗で

だからなのか家の中が静かに感じて

寒くて

痛くて

辛くて

でもそんな事言えなくて

今日もまた縮こまってゆっくり目を閉じる

ベッドがないから床に寝転ぶ

床は冷たくて

体が少しずつ冷たくなる

ﾄﾞﾝｯ

そんな鈍い音と共に私の体には痛みが走り

体が少し浮いた

美羽    いたいｯ…

美羽父 なんだ…?

美羽    パパ…おかえりなさいっ…

美羽父 あぁ…お前が寝てたのか…w

音の正体はパパが私を蹴った音だった

美羽父 ストレス溜まってんだよ

その言葉を初めにパパは私を殴った

傷を重ねていく事に意識がふわふわした

そして私は意識を手放した