テラーノベル
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⚠️夢小説、また固定夢主です。 苦手な方は即ブラウザバックを推奨します。
小説を全く書いたことがないので、とてつもなく下手です。許して
夢と言ってもそれと言った恋愛描写がある訳ではありません(夢主が未成年の為)
文スト世界にこの子が居たら、と言うifストーリーに似たものです。
励みになる言葉を貰えたら幸いですт т
⚠️今回のお相手様はフョードルさんです。
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2年前。
冬の夜、ヨコハマの路地裏。
少女は男性の死体を前に1人佇んでいた。
手には財布と、血で濡れた凶器。
雪がちらつく空を見上げ、白い息を吐く。
───いつまでこの生活は持つだろうか、
人殺しと知られてしまっては、もう自分には後が無い。
そんな事を考えながら死体を引き摺り、積もり積もった雪の中にそれを埋める。
そして、人の目に付く前にと足早にその場を離れ、暗闇に溶けていく。
路地裏で身を潜めながら財布を開け、中身を確認する
先程の死体の男性から奪ったものだ。
……
…まあ、悪くは無かった。
これで暫くは持つだろう。
───そう思っていると、
何処からか青年の穏やかな声が聞こえた。
「貴方が『雪解け事件』の主犯ですか。
想定通り、随分と幼いですねぇ 」
驚いた。 …だが、焦りは禁物。
ナイフに手を持ち、警戒しながら声がする方にゆっくりと振り向く。
…暗くてよく見えないが、白い帽子に黒い長髪、細身の青年だ。
此方に近付いてくる彼を観察するようにじっと見ていると、青年は目を細めて微笑を浮かべる。
「えぇ、その反応、期待通りです。何処を切り取っても美しく無駄の無い動き…」
……何故か敵意を感じなかった。
何の心算で自分に話しかけてくるのか知らないが、彼は私のことを『主犯』と言っていた。
人殺しであることをもし知られているのであれば、生かしてはおけない存在だ。
私は黙ったまま、彼に素早く近付いてナイフを振り下ろす
だがその瞬間。
「ですが、殺意が隠しきれていません」
…私は青年に腕を掴まれ、ナイフを取り上げられる。
「あっ」
思わず声が漏れた。
今までこんな事は無かったのに。
逃げようとしても、
体格に差があり過ぎる。きっと無駄。
見ず知らずの人に捕まる?殺される?
───────死ぬ?
そんな考えが頭を何度も過ぎる。
焦り。不安。鼓動が早まっていく。
「…私を如何する心算ですか」
なんとか言葉を絞り出すが、声は震え、彼の顔さえ見れない。
「まるで今からぼくに殺されると思っているような顔ですね」
「安心してください。ぼくは貴方を殺したりなんてしませんよ」
その言葉に一瞬安堵した自分がいた。
口で言うのは簡単で、趣味の悪い言葉騙しかもしれないのに。
だがその安堵も束の間、彼は思いもよらない言葉を口にしたのだった。
「ぼくの元に来ませんか?」
「…えっ」
まさか。見ず知らずの怪しい人の元に?
…でも、もしこの生活から解放されるなら…
「…何故、ですか」
「ふふ、理由を尋ねるのは懸命な判断です」
「貴方の異能が気に入っているのです。
それと…その素晴らしい戦術。教える手間も省けますし、まさに理想の『駒』。」
「…私の、異能のこと…知ってるんですか」
「求めるなら情報は必要不可欠ですから。
ぼくは貴方が男性を異能で殺害し、雪に埋めた所までしっかりとこの目で見ていますよ?」
「…!」
「ぼくなら、貴方も貴方の異能も
この世界の為に使ってあげます」
「…世界の、為…?…でも」
「あぁそれと。此方に来て頂ければ、貴方に今よりもっと善い生き方をさせると誓いましょう」
…今より、善い生き方。
其れはつまり生活に困ることが無いのか。
其れとも、生きる意味を見い出せるのか。
何方にしろ、この人は常人ではないのだ。自分が人殺しであることを知られていた。
自分が繰り出した攻撃を、読まれていたかのように止められた。
自分が持つ異能を見られていた。
逃げ場が無い。
それでも、生かしてくれると言うのなら。
誰かの為に、世界の為に、人を殺せと言うのなら。
私は───────
「…どうです?」
「ぼくと、来てくれますか。」
「…はい」
────私は、喜んで受け入れましょう。
「善い返事です」
返事を聞いた彼は、満足気に微笑みながら私に手を差し出した。
その時ふと、未だ彼の名を聞いていない事を思い出した。
「…貴方は…?」
手を取り、
私は顔を上げて彼の赤紫色の瞳を見つめる。
「僕は…」
彼は此方を見る目を細め、妖しげな微笑を浮かべた。
「フョードル・ドストエフスキーです」
✞ To Be Continued …
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