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「 失礼しまーす。男子バレーボール部でーす。蘆谷先生いらっしゃいますか？ 」
職員室には春休みだからいつもより居る先生は少ないが、その中に蘆谷先生は居る。
蘆谷先生に全員の出席を伝え、ジャージを運ぶのを手伝う為、ここにやってきた。
「 あー！ごめんね。みんな揃った？ 」
職員室の奥から小走りでやってきて問う。
「 はい、揃いました。 」
「 じゃあ、ジャージ運びましょうか。運ぶの手伝ってくれる？ 」
「 あ、はい。わかりました 」
そういって職員室の入り口のすぐ近くに置かれた段ボールを一箱ずつ持つ。
「 あ、ごめん。重いでしょ。 」
先生は心配そうに言う。
「 いえ、全然大丈夫です。 」
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