森の学校🏫に、きれいな羽もったくじゃくが転校してきました。
「くじゃくさん、きれいな羽を見せてちょうだいよ。」
「僕の言うことを、聞いてくれるならいいよ。」
大人気のくじゃくは、きれいな羽があれば、いつでも友達ができるととくいになっていました。ところがしばらくたつと、そばには誰もいません。(きれいな羽があるのに、どうしてだろう。)くじゃくは考えましたが、よく分かりません。遠足の日のことです。羽が目じるしになるので、くじゃくは、先生に先頭の役目をたのまれました。後ろを気にしたり、危ないところを教えたり、先頭は大忙しです。でも、みんなのために頑張りました。しばらくするとくまさんがくじゃくのかわりに危ないところを教えてくれました。きつねさんは、れつを直してくれました。くじゃくの周りには、助けてくれる仲間がいっぱいです。
「きじゃくさん、おかげで、楽しい遠足になったよ。」
「みんなのおかげだよ。助けてくれてありがとう。」
疲れて羽はよれよれになったけれど、仲間に囲まれたくじゃくが笑顔で言いました。
終わり
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