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関係…
そうだ、お返しでなんか作ろうかな。
今日はおやすみだし、何か作ろうかな。
こう言う時こそ、あきさんに頼ろう!(お隣の住人)
「あきさん。お菓子作りません?」
「あら、突然だね。いいけど…」
「何を作るの?」
「クッキーです。」
「クッキーか!…いいわね!材料はあるのかしら?」
「はい、一人でも作れるのですがあきさんとやったら、もっと美味しくなるかなって」
「…!」
何この子!…すごくかわいい…。
これはOK一択だわ!
小麦粉やバター、卵を混ぜて作り、少し時間を置く。
その後、好きな厚さに伸ばしたら、いろいろな型で抜いていく。
今回は動物型クッキーになる完成予定だ。
「…うわぁ…おいしいわ…!これを私たちで作ったのかしら?」
「あきさん、ありがとうございます。」
「いいわよ…!…私もこうしてリフレッシュできて感謝しているわ!」
「…、!…それは良かったです。」
あきさんに用意してもらった少し苦い紅茶。
甘いクッキーと紅茶のほろ苦さが美味しい。
透明な袋に、チェック柄のリボンを結んで、神主にあげる!
「神主!…これ、卵焼きありがとう。」
「え?…俺か?!……いや、まぁうまかったならいいけど…」
「ま!…ありがとう、貰っていく」
「そっか、えへへ…良かった」
昼休み。何処となく散歩していたら、こんな声が聞こえていた。
「あの…!…私…神主くんの事が…好きなの…。一目惚れだけど…私達お似合いだと思う。…付き合ってください…!」
「…俺は君の事、今日まで知らなかった。」
「俺は一目惚れで告白する人とは無理。」
「もっと、関係を築いてから、そう言う事を言って」
「なんでですか!?…付き合ってから関係を築いていけばいいじゃないですか!…何がダメなんですか?」
「…君は俺と付き合いたいって言ってた。それはどういう君の変化なの?」
「自分で言うのもなんだか照れるけど、こんな顔立ちがいい奴と付き合ってたという証拠が欲しいのか?…それとも罰ゲームなのか?」
嗚呼、鬱陶しい。…いつもこう言う奴は、結局顔だけで判断する。…顔が良くて、彼女のことを肯定して、たくさん貢いでくれる。
そんな人が欲しいのだろう?
「すまないが、君とは付き合えない。」
「くっ…この…」
「ふんっ!」
ズカズカと小石を踏む音が近づいてきてる。
「…神主」
「!…竹取!」
表情が険しかったのに、なんだか急に笑顔になったな。怖いなぁ。
「なぁ、神主のあれ、酷過ぎやしないか?」
「?…嗚呼、告白のやつか」
「そう…なんであんな言い方するの?」
「…ああいうやつはこのくらいはっきり断らないと、謎の希望を抱いてまた話しかけたりするからな…」
「…そっか」
「もう、関わらないように、キツく言ってるだけだけどね。」
もっと、関係を、か。
ここで「俺が付き合ってやる」とか言っても断れるかもしれないし…。
まだまだ、遠いんだな。
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