テラーノベル
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俺は楽しい人生を歩みたかった。
幸せな家庭に生まれて、友達がたくさんいて、勉強が出来て、、、、
こんなことは夢のまた夢。
俺が思っているよりも楽しい人生は俺と無関係で、
笑顔で過ごしている人を見ると、俺もいつか心から笑える日が来るのか、
少し心配になる。
今でも俺は、この人生が嫌いだ。
できるならもうやめたい。
俺の人生に価値はない。
ただつまらない人生で、
俺が唯一自分を見せれるところは配信場所のみ。
学校でも、家でも、本当は何も楽しくない。
学校も本当は行きたくないし、
家にも本当は帰りたくないし、配信をするために俺は毎日家に帰る。
今日も俺は生きているよ?
そのことをリスナーのみんなに教えるために。
配信を始めたのは去年の7月の後半頃、
もう一年たった。
俺の配信人生は一周年を記念し、歌枠をやったり、できる限り楽しいと思えるようなことをした。
正直、途中でやめたかった。
何日も前から言っているのに、誰も来なくて、ずっと見てくれていたのは2、3人程だろう。
きっと俺はリスナーにも必要とされていない。
きっと俺が自然消滅しても、リスナーは誰も心配しないし、リスナーの心に穴が開くこともない。
最近は学校のことでメンタルが疲弊していた。
授業中に立ち歩いてスライディングするやつがどこにいる。
俺の学校に居たよ、、、
ただの授業妨害。
そんなやつとほぼ毎日過ごし、辛い人生を歩み、何が楽しいのだろうか。
クラスの男子にはきっと嫌われている。
知っている。
男子たちを見ると分かる。
心が読めるかのように、オーラが違う。
近くにいるだけで、黒っぽい紫っぽいような色に変化する。
いつもはオレンジや黄色、白とか優しい色ばっかりな人でも、
俺が近づくと暗くなる。
男子たちを見るのが怖くて、顔を合わせないようにした。
顔を上げてしまうと、先生からのオーラも見えてしまう。
どうせ幻覚だ。
長い時間目を瞑ると、声が聞こえてくる。
クラスの人達が俺に向かってマイナスな言葉ばかりを投げてくる。
目を瞑ると、その人の顔、その人の声、すべて聞こえる。
聞きたくない。
ぼーっとしていると考えてしまうから、
俺は休み時間、勉強しているか本を読んでいるかの二択。
いつも一緒にいる友だちも本当は俺のことが嫌いなんじゃないかと思ってしまう。
人と一緒にいるのは苦手だ。
一人が気楽。
人と関わるのは面倒くさい。
でもいつかは人と一緒に居ないといけなくなる。
その日まで俺は、勝手に見える幻覚と、目を瞑ると聞こえてくる幻聴と共に楽しくない人生を歩んでいく。
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