テラーノベル
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ふかん
えろたろう
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7
文章や口調等、拙い部分が多数見られると思いますが、ご了承ください🙇🏻♀️
⚠️
年齢・設定好き勝手してます。
お手数ですが、細かい設定は第一話をご覧ください!!
🩷さんの元妻として「ありさ」が出てきますが名前借りただけです!
地雷の方は自重お願いいたします。
さのじん「ベビーシッター吉田」
🩷side
「相当ストレス溜め込んでますよね」
「勇斗さん」
「………はい?」
仁人さんの言葉を理解するのを脳が拒む。
俺、そんなに疲れてたかな?そんなに父親らしく見えなかった?
今日、初めて会った人に見透かされるくらい、ダメダメだった…?
ぐるぐる考えていると、仁人さんがふっと短く息を吐いて自分の分の紅茶を一口含んだ。
「勇斗さんは、」
「とても良いパパだと思いますよ。柔太朗くんも舜太くんも、あなたの事が大好きなのが見て分かりますし」
「…え、」
なんだ、大丈夫じゃん。
でもそうだとしたら、なんで仁人さんは俺がストレス溜め込んでるって言ってきたんだ?
そんな俺の思考を読んだように、仁人さんが「ですが、」と話を続ける。
「一人の人間としての勇斗さんはどうでしょう」
「一人の、人間…」
「〝父親〟としての役割がないあなたは、ずっとなにかに囚われているような感じがします」
「……ただの依頼主と請負人と言ってしまえばそれだけですが、お客様のメンタルケアも我々の仕事の一環です。なにか聞いて欲しいことがあればお付き合い致しますよ」
仁人さんは優しく微笑んで「もちろん、無理にとは言いませんが」と付け足した。
その言葉につられ、〝あの人〟のことがスルスルと思い出される。
そういえば、太智にもまともに話したことは無いかも…。話してみてもいいのかもしれない。
そう思うと、勝手に口から言葉が出てくる。
「……少しだけ、後悔してるんです。離婚したこと」
微かに震える手を誤魔化すために紅茶を飲む。仁人さんは何も言わず、ただ優しい笑みを浮かべているだけだ。
「ありさ……ぁ、元妻は抜けてるけど優しくて良い人でした。その優しさに漬け込んで俺が仕事ばっかり構っていたのが良くなかったんだと思います」
「………」
「…不倫、されてたんです。しかも相手の子供を身篭っていて。それだけならまだ離婚の決定打とまではいかなかったんですけど、柔太朗と舜太を放ったらかしでそっちに付きっきりになっていたのを聞いて、頭に血がのぼって…。勢いで離婚して親権まで取ってしまいました」
「最初に放ったらかしにしたのは俺の方なのに……笑」
「…なるほど」
「ッ、…はぁ、ほんと、俺ってダメな奴ですよね」
視界が滲む。
つ、と暖かいものが頬をつたる。
だっせぇな…俺……。今更後悔して、泣くとか、
「っ、くそ……ありさ…」
ありさの事を許せるかと聞かれたら、分からない。それでも、柔太朗と舜太を守りたかった。
涙が止まらない。拭っても拭っても溢れてくる。
「俺の、せいで…っ、ありさも、柔太朗も舜太も…不幸にしちゃった、おれが、…おれのせいで…、、もっとおれが…」
「勇斗さん」
「ソレ…〝俺のせい〟っていうの、やめましょう」
「…っえ、?」
「確かに、働き詰めのあなたにありささんは寂しさを感じていたのかもしれないし、そのせいで柔太朗くんと舜太くんも寂しい思いをしなければならなかったのかもしれません」
「じゃぁ、やっぱ、おれが…っ!」
「それでも、」
仁人さんが、震える俺の手をそっと包み込むように握った。
柔らかくて、暖かい手。
「今の柔太朗くんと舜太くんが不幸には見えません。自信をもって言えます。…ベビーシッターですから」
「じんと、さん、……」
「あとはあなたです。勇斗さん」
「……俺、?」
「ありささんのこと忘れろ、とか、ちゃんと切り替えろ、とか、決して言うつもりはありません」
「…………ただ、」
仁人さんが右手は俺の手を握ったまま、左手で涙に濡れる頬にそっと触れて、未だ流れる涙を拭ってくれた。
「…あなたは泣き慣れて無さすぎます」
「パパだって、大人だって、苦しい時辛い時は思っきり泣いていいんですよ」
「じんとッ、さん、…!」
「…はい」
「うぅ〜…っ、!!」
「っふふ、安心してください、誰にも言いません。…私で良かったら落ち着くまでそばに居ますよ」
仁人さんが向かいの席から立ち上がり、俺の横へと移動する。
「ぅッ、ふ、…あり、がと…っううッ…」
そして何も言わず、子供のように咽び泣く俺の背中をさすったり頭を撫でたりしてくれた。
あぁこんなに泣いたのはいつぶりだろう。
辛い、悲しい。………でも、
胸の奥が、暖かい……。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「パパ、目赤いよ。大丈夫?」
「大丈夫だよ、ありがとうな柔太朗」
「パパ、今日も遅くなるん…?」
「できるだけ早く帰って来れるように頑張る。それまで仁人さんと仲良くするんだぞ」
「「うん!」」
元気よく返事をする柔太朗と舜太の頭をわしゃわしゃと撫でる。
すると、リビングから仁人さんが現れた。昨晩の約束通り、何事も無かったかのように接してくれている。
「勇斗さん、良ければどうぞ」
そう渡されたのは仁人さんの両手より少し大きめの物。
なんですかこれ、と首を傾げる。
「お弁当です。栄養のあるもの食べた方がいいかと思いまして」
「え゛ッ、!?お弁当…!?い、いいんですか?」
「もちろんです。仕事の一環ですので。あ、でも苦手なもの知らなかったので、もしあったら今日帰ってきてからでも教えてください」
「いやいや、作っていただけるだけで嬉しいです…!」
「ふは、では明日からも作りますね」
仁人さんの言葉に「マジか…」と心の声が漏れる。それが聞こえたのか仁人さんが嬉しそうに目を細めた。
「パパずるーい…」
「ぼくらもじんちゃんのお弁当食べたい!」
「柔太朗くんと舜太くんの分はお昼になったら作るからね」
「「ほんま/ほんと!?」」
「よかったな!…あっ、やべ、時間!」
「柔太朗、舜太、…仁人さん、行ってきます」
「「パパ行ってらっしゃーい!」」
「はい。行ってらっしゃいませ、勇斗さん」
エレベーターで1階まで降り、マンションの外に出て会社へ向かう。
上を見上げると、三人がベランダに出ていて、息子二人が大きく手を降っている。
「ふははっ、」
負けじと振り返すと、仁人さんも控えめに手を振ってくれた。
トクン___
何故だろう。
それがどうしようもなく嬉しい。
to be continued…
フォロー様1,700⤴︎…!?!!?!
ありがとうございます︎💕︎
コメント
7件
最後の💛さんのお手振りに私もキュン🫶しました
あーはいはい最高ですはい。愛してます。 もはやもう夫婦じゃないですか。 ナイスメンタルケアだ!ベビーシッター吉田!
更新ありがとうございます🙇♀️"どうしようもなく嬉しい"ってとこめっちゃ最高です😭 どうなってゆくのかな ~ 楽しみです😆︎💖