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ち び
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僕の素肌を、彼の大きな手のひらが、熱を確かめるように優しくなぞっていく。
僕を真っ直ぐに見つめる彼の瞳は、もう完全に余裕をなくしていた。
その熱い眼差しにあてられて、身体の奥がゾクッと震える。
彼は僕を上からじっと見下ろす。
その手のひらが、唇が、触れる箇所すべてが、火をつけられたようにやけに熱を帯びていく。
「……、……んっ……//」
しゅんは先ほど自分で付けた鎖骨の印へと、もう一度そっと愛おしそうに口付けを落とした。
そこから僕の身体を這うようにして、その熱い唇は徐々に下へと滑り落ちていき、僕の胸元にたどり着く。
「……じゅう、ここは? 感じるん……?」
「……っ、んっ……わ、かんっ……ない、……」
掠れた声で必死に答える。
くすぐったいような、胸の奥がムズムズするような、今まで味わったことのない未知の感覚に身体が強張る。
しゅんはそのままそこを、ちゅっ、ちゅ、と甘い音を立てながら何度も吸い上げ、熱い舌先で小さく転がした。
かと思えば、焦らすように歯を立てて甘噛みされる。
「……、……んぁっ……// !」
急激な快感の刺激に、思わず自分でも聞いたことのない艶っぽい声が漏れた。
恥ずかしくて、慌てて手の甲を口元に持っていき声を抑えようとするけれど、今の僕にはそんな抵抗は何の役にも立たなかった。
指の隙間から、甘い声と吐息がだらしなく漏れ出てしまう。
ただくすぐったいだけだったはずの感覚が、徐々に、恐ろしいほどの熱を伴った快楽へと変化していくのが分かった。
「……っ、あっ……// ――しゅんっ、……?」
「んー? なに……?」
「……なんか……変、……っ。かも……んっ……//」
「……あは、もうちょい、やな……」
もうちょい、って何が……?
問いかける余裕すら与えられないまま、今度は反対側も彼の指先でねっとりと弄られて、僕の頭はだんだん、真っ白にほわほわと溶け始めていく。
「……、……んっ// ……はぁん……っ、///」
なんか、やばい。
身体の奥から突き上げてくるような、強烈な気持ちよさ。
「……はぁ、……// ――ねぇ、……もうっ……// !」
身体が一気に沸騰したように熱くなる。
もう何も考えられない。
その熱い舌の感触に、容赦のない刺激に、僕の脳のすべてが支配されていく。
「あ”ぁー……っ! だめ、だめだめっ//// ――っんあっ!! //// !」
一瞬、頭の中が弾けたように真っ白になって、僕はその激しい快楽の渦のなかに溺れてしまった。
腰がガクガクと震えて、身体中から完全に力が抜けていく。
「はぁ、はぁ……っ、……」
激しく上下する胸を押さえながら、僕は必死で酸素を取り込もうと呼吸を整える。
え……?
今、僕の身体に何が起きたのだろう。
頭が、ぽわぽわとして、思考が完全に停止している。
「……はぁ〜、もう。じゅう、ほんまかわええなぁ……」
うつろな目で肩を上下させて息をする僕を、しゅんは満足げに、そしてとてつもなく愛おしそうに見下ろした。
彼の手が、僕の額に張り付いた乱れた髪をそっと優しく梳いてくれる。
「……はぁ、……しゅ……ん?」
「んー?」
「……今、の、……なに……?」
「なにって、イってもうたんやろ? 身体、触られただけで……なぁ?」
しゅんは僕の胸元を指さしながら、どこか不敵で、けれど甘い笑みを浮かべた。
……恥ずかしすぎる。
自分でも引くほど簡単に感じてしまって、まるで女の子みたいじゃん、と絶望的な羞恥心が襲ってくる。
僕はこれ以上彼の顔が見られなくて、両手で自分の顔を覆い隠した。
「あーあ、じゅうちゃん。こんなにパンツ汚してー」
「へっ……?」
彼は下着越しでもはっきりと形を主張してしまっている僕のモノの先端を、指先でそっとなぞり上げた。
「、んあっ……// !」
切ない甘い声と共に、大袈裟なほどにビクッと身体を跳ね上げてしまう。
僕の身体はもう、しゅんの指先ひとつで簡単に翻弄されていた。
「見てみ? こんなにシミ出来ちゃって。これ、もう脱いだ方がええんちゃう?」
彼の手が、僕の下着のゴムにゆっくりと掛けられる。
「あっ……! ――いや、見ないで、……っ//」
「あー、ごめんなぁ? ……もう、全部見ちゃったわ」
「んぇ……?」
僕の小さな制止の声なんてなかったかのように優しく流されて、ついに僕のすべてが彼の前に晒された。
ソレは、ドクンドクンと自分でも脈打つのがはっきりと分かるほどに、熱く腫れあがっている。
「乳首弄られただけで、こんなに反応しちゃったん?」
「……っ、しゅんの……せいでしょ…、」
「俺のせいなん? ……ふふ、それ、めちゃくちゃ嬉しいわぁ」
「……、……なっ!//」
からかうように笑う彼の顔が、たまらなく憎くて、愛おしい。
けれど、しゅんは急に視線を真剣なものに変えると、僕の右手をがしっと掴んだ。
そしてそれをそのまま躊躇することなく自分の下半身へと押し付ける。
手のひらに伝わってきた彼のソレは、下着越しでもはっきりと分かるほどに、固く、大きく、熱く猛り狂っていた。
「……これは、じゅうのせいやで?」
「……俺の、……せい、……?」
「せやで? ……じゅうが、どうしようもなくかわえぇから……」
「……、かわいい、……?」
「かわえぇよ。ほんま、たまらんわ……」
かわいいなんて、男の僕にとっては別に嬉しい言葉でもないはずなのに、彼に言われると、どうしてこんなにも胸の奥がキュンと甘く疼いてしまうんだろう。
お互いの熱が、生々しく部屋の空気を支配している。
ふと考える。
これって……このあと、僕はどうなるのだろう。 まだ付き合ってないのに。
強くなるまで待っててって、僕が言ったのに。
頭が真っ白で、何もわかんない……。
「ねぇ、しゅん……。こっから……どう、するの……?」
不安と期待が混ざった声で問いかけると、しゅんは僕の顔を優しく両手で包み込んだ。
「……せやなぁ……。でも、今日は最後までせぇへんから、安心してな?」
最後まで、……。
その言葉の奥にある彼の強烈な自制と優しさに触れて、僕は胸がいっぱいになった――。
to be continued………