テラーノベル
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歯磨きを終えて、ゆったりした部屋着姿で布団に並ぶふたり。
小さな明かりだけが灯った寝室は、外よりもずっと静かであたたかい空気に包まれていた。
すちは隣で横になるみことを見つめ、微笑む。
みことは、恥ずかしそうに視線をそらしながらも、ゆっくりと顔を近づけてきた。
すちは受け止めるように目を細め、唇をそっと重ねる。
最初は触れるだけの柔らかいキス。
しかし離れた直後、みことが小さく息を吸い、上目遣いで「……もう一回」と甘えるようにせがんできた。
「……ほんと、可愛いな」
すちは低く笑い、再び唇を重ねる。
触れるだけの浅いキス。
けれどもみことが「もっと……」と呟くたびに、すちはその求めに応えるように角度を変え、深く口づけていった。
「ん……っ、すち……」
吐息が混じり、唇が押し広げられて、舌先がそっと触れ合う。
みことがわずかに身を震わせて目を細めると、すちはさらに舌を絡めていった。
とろけるような感触が広がり、唾液が混ざり合う。
甘い水音が響いて、暗がりにいやらしく溶け込んでいく。
「ん……っ、は……すち……もっと……」
みことはすちの胸元に手を添え、離れがたそうに口を求め続ける。
その必死さが愛おしくて、すちは笑みを浮かべながら唇を重ね返す。
軽く舐めるように浅いキスを挟みつつ、時に深く舌を絡め、互いの熱を確かめ合う。
「……はぁ……みこと……可愛すぎ」
耳元で低く囁く声に、みことの頬は熱を帯び、ますますすちの首に腕を絡めた。
唇を離してもすぐにまた求め合い、互いの呼吸と吐息を分け合う。
その熱に応えるように、すちは体を重ねて押し倒した。
重なり合う体温、狭まる距離。唇と舌が混ざり、唾液が溢れて甘い水音を立てる。
「……可愛すぎて離したくなくなる」
低く囁きながら、すちは布団の中でみことを抱きしめ、さらに深く舌を絡める。
互いの呼吸が荒くなり、みことの体は熱に震えていた。
「ん……はぁ……すち……」
濡れた唇を何度も重ねながら、みことが切なげに声を上げる。
すちはその声に突き動かされるように、ゆっくりと腰を進めた。
「……っ、ん……!」
みことの中を自身のもので押し広げていく。
狭い熱の中で包み込まれる感覚に、すちは息を詰め、みことの表情を見つめる。
苦しげに眉を寄せるみことの頬に手を添え、優しく囁いた。
「みこと…… 力抜いて、俺に委ねて」
唇を重ね、舌で慰めるように甘く絡める。
やがてみことが震えながらも頷き、受け入れるように力を抜いた。
何度も唇を重ね、 みことの体を抱き寄せながら、すちはゆっくりと奥へと進んでいく。
「ん……っ、すち……ちょっと……きつい……」
小さな声で震えるように訴えるみことの耳元に、すちは唇を寄せ、優しく囁いた。
「……大丈夫。ゆっくり馴染ませるから……離さない」
その言葉と同時に、深く、奥へと押し広げていく。
狭い熱に包み込まれる感覚と、みことの震える体温。やがて根元まで完全に埋まると、みことは大きく息を吐き、震える指先で必死にすちの背中にしがみついた。
「ん……っ、すち……すち……」
快感に小刻みに震えながらも、涙に濡れた瞳で顔を上げる。
「……いっぱい……キス、して……」
その必死なおねだりに、すちは愛おしさに喉を震わせ、すぐに唇を塞いだ。
舌を絡め、唾液を混ぜ合わせ、何度も深く口づける。
「……ん、ん……っ、あ……」
みことは涙を浮かべながらも、その熱に応えるように舌を絡め返す。
すちはその反応に堪えきれず、腰をゆっくりと動かし始めた。
体の奥を擦り上げられる快感に、みことの背筋がびくびくと跳ね、腕に力がこもる。
「すち……っ、離れないで……ずっと……キスして……」
すちはみことの願いに応えるように、何度も唇を重ねながら、甘く深く腰を打ち込んでいった。
すちの唇に縋るように、みことは必死に口づけを返した。
浅いキスでは足りないとばかりに、みこと自ら舌を伸ばし、すちの舌を絡め、時には強く吸い上げて求めていく。
「……ん、んぅ……すち……もっと……」
熱に浮かされたように乱れるみことの様子に、すちは胸の奥から込み上げる衝動を抑えきれなくなり、腰を大きく打ち付ける。
「んっ、あぁ……っ、すち……っ!」
衝撃に揺さぶられながら、みことは声を上げ、涙と快感に震えながらも、無意識に腰を引き寄せるように煽ってしまう。
「……煽ってるの、わかってる……?」
すちが息を荒げ、掠れた声で囁く。
その言葉にみことは答えられず、ただ荒い息と甘い声をもらしながら、また舌を絡めてくる。
「ん、んぅっ……あ、あぁ……っ、すち……もっと……深く……っ」
すちはその必死な求めに応えるように、さらに強く腰を打ち付けた。
湿った水音と唾液が混ざる音が重なり合い、ふたりの熱は止まることなく高まっていく。
「っ……みこと……そんなに、欲しがられたら……止まれない……」
唇を離すたび、細い糸が光を帯びて伸び、再び舌と舌が貪るように絡み合う。
みことは快感に喘ぎながら、震える声で何度もすちの名を呼び続けた。
すちの激しい打ち込みに、みことの身体は何度も突き上げられ、ベッドの上で大きく跳ねる。
「んぁっ、あっ……や、やだ……っ、もう……!」
恥ずかしさを滲ませながらも、止められない快感に小刻みに震え続ける。
次の瞬間、みことの腹筋がきゅっと収縮し、抑えきれない熱の奔流が一気に解き放たれた。
「ひぁぁっ……! あ、あぁっ……だめ、でちゃ……っ!」
それでもすちは動きを緩めず、深く奥まで突き入れながら、汗ばんだ額を重ね、絡めた舌を離さない。
「……みこちゃん、気持ち良い?」
耳元に低く囁かれ、みことは涙目で首を横に振る。
「だめ、もう……やめ、やめてっ……っ、あっ、ああぁぁっ……!」
必死に懇願する声とは裏腹に、また大きな波が押し寄せ、みことの身体は跳ね上がる。
シーツに広がる水音が部屋を満たし、すちは堪らずみことの腰を抱き寄せ、さらに深く突き入れた。
「もっと……気持ちよくなって。全部、俺に見せて」
その言葉に、みことの背筋はびくんと震え、大量の雫を溢れさせる。
「やぁ……っ、すち、やだ、やだのに……気持ちいい……っ!」
言葉と同時に雫が弧を描き、シーツはあっという間に濡れていく。
みことは己の乱れに顔を真っ赤にしながらも、止まらない快楽に抗えず、すちの名を叫んで泣き声を重ねた。
___
「すち……っ、あぁっ、やだ、もぉ……!」
涙に濡れた瞳で縋りつき、必死に爪を立てるみこと。
腕で肩を掴み、逃げ場のない熱に抗うようにしがみつく。
だが、すちは容赦なく腰を打ちつけるたび、奥を深く抉り上げる。
その衝撃にみことの身体はびくんと大きく震え、熱い痺れに突き動かされるようにまた溢れ出した。
「んぁぁっ……! で、でちゃう……っ、また……っ!」
シーツを濡らすたび、みことの声は切羽詰まって高く震える。
自分の身体が制御を失っていることに羞恥で頬を真っ赤に染めながらも、
「いや……すち……やだのに……きもちいい……っ、もっと……っ!」
と、途切れ途切れに喘ぐ声は、無意識に快楽を乞うてしまう。
「……みこと、綺麗だよ。止めなくていい」
すちは額を押し当て、舌を絡めたまま囁く。
その低い声に背筋を痺れさせ、みことは耐え切れず、また大きく震えて潮を吹き上げた。
「ひぁぁっ、あ、あっ……もうやだぁ……っ、でも……すち、もっと……!」
涙を零しながら必死にしがみつき、荒い呼吸で喘ぎ続ける。
シーツはすでにびしょ濡れで、滴る水音が快楽の証のように響き渡っていた。
それでもすちは止まらない。
腰を深く押し込むたび、みことの身体は敏感に跳ね、限界を超えてもなお快感に呑み込まれていく。
「んあぁっ……っ、や、だめ、またっ……あぁぁぁっ……!」
絶え間なく続く絶頂に、みことはすちに縋り続けた。
「ん……っ、ぁ……すち……っ」
快感に震える声を押し殺すように、みことは必死に唇を探して重ねた。
触れただけでは足りなくて、啄むように小さく口づけを繰り返し、熱を分け合う。
すちはその必死な仕草に応えるように、深く舌を絡めて奪い返す。
「んっ……ふ……、みこと……かわいい……」
熱のこもった声を囁きながら、腰を強く打ちつける。
その瞬間、みことの身体は大きく跳ね、膝が震えてベッドを叩いた。
「ひゃぁぁっ……っ、んあっ……すち……っ、また……でちゃ……!」
溢れる吐息の合間も、唇を離したくなくて。
苦しそうに体を揺らしながら、みことは涙で潤んだ目を細め、また必死にすちの口を求める。
「んむ……っ、んっ……ちゅ……あ……んん……っ」
重なり合った舌が何度も絡み合い、唾液が混ざり合って熱を増す。
その甘く濡れた音が、下から響く水音と混ざって部屋に広がっていく。
「んぁぁっ……っ、や、また……あっ……!」
みことの身体は痙攣し、シーツを握りしめながら大きく波打った。
透明な滴が勢いよく溢れ出し、シーツをさらに濡らす。
だがすちは止めず、唇を重ねながら絶頂を迎えるたびにさらに奥を突き上げる。
「んむ……っ、はぁ……みこと……もっと……」
囁きながらまた深く貫かれるたび、みことは震えながらも必死に唇を啄み続けた。
「……すち……っ、すき……っ、いっぱい……もっとしてぇ……っ」
切なげな声で泣きながら吐き出し、啄むようにすちの唇を求める。
その瞬間、再び快感の波に飲まれ、身体は痙攣しながらも甘い絶頂に溺れていった。
「っ……ん、ぁぁ……っ……!」
みことの身体は快感に痙攣し続け、震える指先でシーツを握り潰す。
すちの唇を必死に啄みながらも、もう声も途切れ途切れで、涙に濡れた頬が熱で赤く染まっていた。
すちはその必死さに胸を締めつけられ、最後に深く唇を重ねると、限界を見極めて動きを緩めていく。
「……みこと。よく頑張ったね…」
熱を帯びた囁きと同時に、みことの体を強く抱き寄せた。
まだ痙攣が残るみことは、すちの胸にすがりつきながら震える声を洩らす。
「すち……っ……もう……からだ、うごかない……」
潤んだ瞳で見上げてくる表情は、疲れと甘さが入り混じり、余計に愛おしい。
すちは額にそっと口づけ、乱れた髪を撫でる。
「……いいんだよ、無理しなくて。もう充分だよ」
優しい声が耳に響き、みことは安心したように大きく息を吐いた。
ぎゅうっと強く抱きしめられ、すちの鼓動が耳元に響く。
「ん……あったかい……すちの……」
途切れ途切れに呟きながら、みことはすちの胸に顔を埋め、力なく笑った。
すちはそんなみことを腕の中で抱き締め続け、背を撫でながら落ち着かせていく。
「……安心して眠って」
すちの胸に顔を埋めたまま、みことはか細い声で囁いた。
「……すち……」
呼ばれる声は甘く震えていて、すちは思わず抱きしめる腕に力を込める。
「ん、どうしたの?」
耳元で問いかけると、みことは一瞬ためらったように唇を噛み、けれど勇気を振り絞るように小さく言った。
「……好き、だよ」
その言葉は熱を帯びた吐息と一緒に零れ、すちの心臓を直撃する。
鼓動が高鳴り、胸の奥が一気に溶け出すような感覚に包まれた。
「……俺も。……みことのことが好きだよ」
すちも同じように小さな声で返し、額にそっと口づけを落とす。
みことは嬉しそうに目を細め、もう力が入らないのに、すちの服をぎゅっと掴んだ。
「……ん……よかった……」
安堵の笑みとともに瞼が閉じられ、安心しきった寝息が胸元に落ちていく。
すちはしばらくその寝顔を見つめ、愛おしそうに頬を撫でる。
「……おやすみ、みこと」
囁きながら強く抱き寄せ、自分も静かに目を閉じた。
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コメント
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2話も更新ありがとうございます!!ほっこり系のお話もがっつりRのお話も大好きです💞 次のお話も楽しみにしてます!無理せず頑張ってください🙌