カチッ……カチッ……カチッ…
「あと…少し……っ」
「出来た…!」
「あとはこれを投稿するだけっと…」
「…よし、終わったぁ〜〜ッ!!」
「なかなかの出来っ!やっぱり私って天才〜??」
あ、紹介遅れたね!
私の名前は 木原 遥乃
百合小説家の女子高生っ!☆
…って言っても不登校なんだけどね…w
ピコンッ…ピコンッピコンッ
「お、流石!私のリスナーは反応が早いなぁ?」
「えーと どれどれ、」
匿名@【今回も最高すぎるぅ…!】
匿名@【花奏ちゃん可愛い!!】
匿名@【次回作楽しみにしてます!】
「んふふっ……嬉しいなぁ」
花奏ちゃん とは私の百合小説に出てくる
女の子!
いじめられてて最終的には自殺しちゃうんだけどね…
実はもう最後まで書き終わっててあとは投稿するだけなんだよなぁ
花奏ちゃんと付き合いたい…タイプを全部詰め込んだいわゆる完璧さんなんだよね
ちなみに作品名は【アルファルト】!
超適当なんだけどねw
ピコンッ……
「あ、また通知…って長文かい」
「え そんな限界オタクいる?」
「んーと……?」
匿名????
【初めまして ハル様 貴方様の小説はとても素晴らしいもので感動しました。
ところで、ハル様は 自分の書いた小説の世界に行きたい! なんて思ったことありませんか?
私はそんな人達のために異世界空間に案内する異世界案内人の匿名です。
もし思ったことがあるのであれば、行きたいと思うのであれば
私のプロフィールをタップし、右下のURLからサイトに飛んでください
このコメントはハル様限定なため、非公開コメントとして認識させていただきます
良いご考えを
楽しみにしています。】
「……」
「自分の書いた…小説に…」
「行きたい!!」
「もしかしたら花奏ちゃんとキャッキャウフフ出来るってこと?!」
「さいっっっこう!!!」
「早速行っちゃお〜♪」
カチッ……
ブクブク……
(んっ……ぁ…れ?)
(なんで…水の中…)
【ようこそ!】
「んぐッ…?!」
「ぃきッ……つづかっ……な…ッ」
【んぁ?あー、ごめん!】
パチンッ
【ほら、これで息出来るでしょ?】
「ぅッ……ぷはッ……」
「はぁっ……はぁ…ッ」
「急に…何……っ」
「てかどこ…?なんで水の中?!」
【だって君URL押したでしょ?】
「……あれデマじゃないの?!」
【えーデマだと思ってたのぉ?】
【匿名泣いちゃうっ シクシク】
「んで、ガチだったとしても小説の世界に行けるの?」
【え、スルー?】
【んまぁ行けるよ?当たり前じゃん!】
「じゃあなんで水?」
【…ノリ?】
「ノリで殺す気か」
【まぁまぁいいでしょ!】
【それよりルール説明するね!】
「あぁ……うん」
【まず、この小説は君が最後まで書き終わっているから最後まで続きます!】
【そして小説通りに生活すること!】
【もし違うことを10個すると帰れなくなるからね!】
【あと転生場所はランダムだからどんなところが当たっても恨まないでねっ!】
「え、それって…」
【じゃあ行ってらっしゃい!】
「ちょッ……待って……!!」
ブクッ…ブクブク……
「っ……ん゛ぐゥッ……」
(息がッ……助けて……)
「んぅ゛ッ…ぶぁ゛ッ……」
ジャポンッ……
「ぶはァ ッッ……!!」
「はぁッ……はぁ…っ…あの匿名…完全に殺す気だろ…」
「っ……てか…ここ…」
「花奏ちゃんの…お風呂…?」
「ぶァっくしゅッ…」
「ぅ゛えぇ゛…寒い…」
ドタドタドタドタ……ッ
「?!やばッ…ぃ」
ガラァッ……
『誰…ッ!』
「花奏ちゃッ…」
『ぇ…ぁ…』
『なんで…私の名前を…?』
『ていうか何処から…ッ…』
『不法侵入ですか…ッ…!』
「違うッ……違うの!」
『じゃあなんですか!』
「んぁッ……と、…」
「とりあえず…寒いから上がらせてもらっていい?後できれば服も…」
『ぇ…』
『あ、…そうですね…わかりました』
『上がってから事情聞くので』
「…リアルで見ると律儀な子」
『何か言いました?』
「あぁいえなんでも…っ!」
(…我ながら家具の配置や家の仕様、…天才的だな)
コトッ……
『ホットミルクです、よければどうぞ』
「あ、ありがとう」
『…それで…何故家に…?』
「ぇ…っと、」
(確かこんなシーンあったな)
(んーと、…セリフは…確か…)
「へ、変な人に追われてて!」
「たまたま…窓が空いてたから…少しだけ隠れさせてもらおうと…」
(嘘が下手だな我よ。)
『…それは…大丈夫なんですか?』
「う、うん!隠れさせてもらったおかげで何とか!」
『そうですか…それなら全然大丈夫です』
(あーこのシーン思い出したー)
(確か主人公が親の借金取りに追われてて〜隠れさせてもらったんだ。)
(なんか話の繋がり方微妙だな。改善したい)
『…家、帰らないんですか?』
「ぇあッ……」
(帰る家ナインダナー!)
『もし…よろしければですが…』
『私の家…住みます?』
「ぇッ」
『いえ!嫌ならいいんです!』
『ただ……あまり事情を言いたくなさげだったので』
(なんて優しいのこの子)
(作中だとこんな感じだったよ確かに…)
(作者でありながら感動した。好きっ)
「じゃあ……お言葉に甘えて」
『あ、お名前なんて言うんですか?』
(…なんか。今気づいたわ)
(本名と同姓同名にしてよかったなって)
「木原 遥乃!遥乃って呼んで!」
『遥乃ちゃん…可愛い名前』
(は?好き。)
「よろしくね!花奏ちゃん!」
『ところでなんですけど…なんで私の名前知って…』
(…これは少し変わっても仕方ないだろ)
「同級生だからだよ!(一応真実)」
『ふぇッ……す、すみません私転校してきたばっかで…名前覚えられてなくてッ……』
「ううん、大丈夫!今から覚えれば問題なし!」
『そう…ですかね』
「うん!」
『…ふふッ……よろしくお願いします』
「私こそ!よろしくね!花奏ちゃん!」
(…なんか大変そうだったけど…)
(楽しくなりそうだから…なんか…)
(いい…かな?)
新連載失礼します!
何となく書きたいと思ったのでね!
ではプロフィールどぞ!
木原 遥乃 (コノハラ ハルノ)
17歳 高校2年生
女の子
身長 163cm
趣味 小説を書く事
家庭事情や学校事情で1人になった不登校の引きこもりの女の子
ネットをきっかけに小説を書くことにした人気上昇中の小説家
勉強は出来ないがスポーツは少し
女子バレーで全国6位を取った記録も有り
色々不思議がある主人公役!
陽葵 花奏 (ヒナタ カナデ)
17歳 高校2年生
女の子
身長 157cm
好きな事 おしゃべり
家庭事情が複雑でいじめられている
昔はもっと明るく元気だった…らしい?
学校では1人で遥乃という存在が出来たことに大きく夢が出来た
運動は出来ないが勉強は得意
全国模試100点を取ったりいくつかの賞状やトロフィーを持っていたりする
癒し係な主人公の同居人役!
以上です!
多分このストーリーは連載します!
かなり自信作なのでもしお手にとっていただけたらと思います…!
それではここまで見てくれてありがとう!
おつにだんごー!!!
コメント
1件
すんません。 遥乃ちゃんのプロフィール、女子バレーじゃなくて女子バスケです。