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どうもにむこまです!
今回は小説を書いてみたいと思います!
ノベル初心者なのでおかしいところもあると思いますが大目に見て貰えると嬉しいですw
🐤💎♀です。どうぞ!
※🐤→悪魔 💎→人間
人間は弱い
すぐ諦める、すぐ過ちを犯す、すぐ泣き喚く
そして……すぐ死ぬ。
だから俺はそんな人間が大嫌いだ。
🐤「ないちゃん!見て!りうらの絵コンクールに選ばれたんだよ!」
🍣「えー凄いじゃん!✨️りうらは自慢の弟だよ!♪」
🐤「えへへ〜♪」
また、この夢
最近よくこの夢を見る
こんなくだらない記憶、必要ないのに、消し去ってしまいたいものなのに
どうして
🐤「……はぁ…」
🐤「………忘れるんだ」
その日、ある任務が下された
上官「お前は今日から潜入任務を行ってもらう」
🐤「潜入任務…ですか」
上官「お前は今日から人間の学生として、学校に潜入してもらう」
🐤「人間として…ですかッ…」
上官「あぁ、すまないが多少の間我慢してくれ」
🐤「…………」
🐤「…御意」
人間…人間…?
この…俺が?
ふざけるな…俺とあの人間が…同じ??
そんなの嫌だ…
そんなの…そんなの
🐤「どうも。大神りうらです。」
モブ「え、感じ悪…」
モブ「名前だけ?何様だよw」
チッ…聞こえてんだよ…
誰が好きでこんなことするかよッ…
愚かな人間め
💎「………」
…あれが今回のターゲットか…
奴は大富豪の娘で、情報を持っている可能性が高い。
あいつから情報を吐かせてから殺す。それだけだ。
そのためには奴と近しい存在になる必要がある。
…やるしかねぇな
教師「…えー…君の席はあそこね」
🐤「…うす」
💎「…あ…」
🐤「あ…?」
なんだ、こいつの隣か
まぁ、その方が都合がいい
💎「………」
…一応…こいつに話しかけた方がいいか…?
🐤「おい…おま…」
💎「ねぇ!」
🐤「ッ!?」
なんだコイツ…なんで俺に話しかける…
🐤「…な、なんだ」
💎「僕はほとけ、よろしくねりうちゃん!」
🐤「なッ…」
なんなんだコイツッ!?
りうちゃんッ!?初対面のやつにそんなこと言うか普通!?
🐤「…なんだお前…」
💎「え?」
🐤「いや…普通初対面のやつにり、りうちゃんとか言わねぇだろ…」
💎「え?あー」
💎「だって、仲良くしたいと思ったから、仲良くなるにはまず呼び方を工夫してみようかなって♪」
🐤「はぁ…」
💎「だから友達になろ!ね!♪」
🐤「…いや…でも…」
…いや、これは好都合だ
ここで距離を縮めて置いた方が楽だ
🐤「…いや、いいぞ」
💎「…え」
🐤「あ?なんだ、友達になりたいっつったのはお前だろ?」
💎「い、いや、そうだけど…」
💎「まさか…ホントになってくれるとは思わなくて…」
🐤「なんだそれ」
💎「………」
そこから俺たちは何ヶ月間も一緒に歩いてきた
一緒に飯を食ったり、話したり
すると突然そいつにとあることを言われた
💎「好き」
🐤「……は?」
🐤「お前、何言って…」
俺はその言葉に目を見張った
💎「だ、だから…好きって…言ってるの///」
🐤「…それは…恋愛的にって…ことか、?」
💎「…///」
…こいつは…俺のことが…好き?
…そんなの…
🐤「…無理だ…」
💎「ッッ…」
💎「そ、そうだよねッ…」
💎「ごめんねッ…急に…こんなこと言ってッ…」
💎「…もう…君に関わることはやめるよ」
💎「…バイバイッ」
🐤「………」
俺は…断った…
それは、正しいことだ
相手は人間、俺のターゲットであり、殺さなければいけない相手だ
尚更…
💎「ポロッ…」
🐤「ッ!!」
泣いてる…?
俺が…泣かせた…
🐤「待っ…て…」
気づいたら…この場から離れようとするそいつの腕を掴んでいた
💎「ッ!」
💎「…ッ離してッ!!」
🐤「…嫌だ」
…そう言って…俺は泣いている彼女を強く抱き締めた
💎「ッッ!!」
💎「…りう…ちゃん?…?」
🐤「…ごめん」
もう…いっそのこと…
彼女になら…
…全てを…打ち明かしても…いいんじゃないか…?
💎「ッ!」
🐤「俺は…人間じゃないんだ…」
💎「…え…?」
🐤「俺は…人を殺す…悪魔なんだよ…」
💎「…りうちゃんが…悪魔?」
🐤「…あぁ…」
…俺は、心の奥底では…こいつの事が…
…好きだったのかもしれない
🐤「俺は、目的を持ってこの学校に来た」
🐤「お前を…殺すためだ…」
💎「ッ!」
🐤「俺はずっとお前を騙していた…!」
🐤「俺はッ…」
💎「ねぇ」
🐤「ッ!」
💎「つまり…今までの事は全部嘘だったってことでしょ?」
🐤「ッッ…」
💎「…なら…一つだけわがまま…聞いてくれる…?」
🐤「…あぁ」
💎「…ふふっ♪」
そう笑った後に…彼女は優しく俺にキスをした
🐤「なッ…!?//」
💎「いいよ」
🐤「え…?」
💎「私を殺して…いいよ…」
そう微笑んだ後にまた、一滴の涙を流した
🐤「何…言って…」
💎「僕を殺すことが…あなたのやるべき事」
💎「僕は、あなたが酷い目にあって欲しくない」
💎「もし失敗したら…りうちゃんがどんな目にあうか分からないでしょ?」
💎「だからッ…」
🐤「………」
🐤「ねぇ…ほとけっち」
💎「え…」
💎「…今…」
🐤「俺の昔話に…付き合ってくれる?」
💎「昔…話…?」
🐤「俺はね…元々人間だったんだ」
💎「え…」
🐤「俺には姉がいた」
🐤「優しくて、時に厳しい…そんな人だった」
🐤「でも、ある日…」
💎「ッ…まさか…」
🐤「…あぁ」
そう…あの時…ないちゃんは…
アイツらに…
🐤「…殺されたんだ…人間に…」
💎「ッ…そんな…」
🐤「…だから、俺は悪魔になった」
🐤「人間に…復讐するために…」
💎「…ッッ」
💎「ならッ…尚更僕を!」
🐤「でも」
💎「ッ…」
🐤「ほとけっち、お前だけは違った」
💎「ッ!」
🐤「お前は…馬鹿で、マヌケで、能天気で…」
💎「はぁ…?何言って…」
🐤「そして…お人好しで、いつでも笑顔な、優しいやつだ…」
💎「ッ…!!」
🐤「そんなお前が…いや、ほとけっちが…」
そうだ、こいつが…俺を変えてくれた
こいつに出会わなかったら俺は根暗で嘘ばっかりつき続けるままだった
だから俺は…そんな…こいつの事が…
🐤「好きだ…」
💎「!」
💎「え…嘘…だよ…」
🐤「嘘じゃない」
💎「ッ…」
💎「だったら…なんであの時…」
あの時…俺は…
🐤「信じたくなかったから…なのかもしれない」
💎「信じたく…なかった…?」
🐤「あぁ…」
🐤「ほとけっちは…俺の殺すべき相手であり…憎むべき…人間だったから…」
💎「そっ…か…」
💎「でも…でもさ、りうちゃん…」
💎「僕…やっぱり…りうちゃんが酷い目に合わされちゃうのは嫌だよ…」
🐤「でもッ…そうしたらッ」
💎「…もう一度言うよ…」
ッ…嫌だッッ…
💎「僕を…」
聞きたくないッッ…
💎「…殺して…ポロッ」
🐤「ッ…嫌だッ!!」
💎「ッ…でもッ!」
そんなことは…俺にはできない
…なら…俺に出来ることをする
💎「…あ…」
俺は…彼女を抱きしめた
俺に出来ることは…これしか無かったから…
🐤「…俺の上官なら…分かってくれるかもしれない…」
💎「ッ!」
🐤「…約束しよう」
🐤「俺は…今から本部に戻る」
💎「ッ…」
🐤「そして上官に話をつける」
🐤「もし…それが出来たら…」
🐤「1年後の今日…また…会おう」
💎「…!」
💎「これ…悪魔との契約ってやつなのかなぁ…」
🐤「ははっ…そうかもね…」
💎「…またね…りうちゃん」
🐤「…あぁ…またな…ほとけっち…」
そう…最後のキスをして…ほとけっちとの別れを告げた
1年後
あれから、1年経った
あの後死を覚悟して上官の元へ行ったが、案外あっさりと承諾できてしまった
そして今…また再び彼女と再会を果たす時が来た
彼女は覚えているだろうか
…いや、もうそんな心配は無くなった
🐤「…ほとけっち」
💎「あ…」
💎「りうちゃん…?本当に…りうちゃんなの…?」
🐤「…あぁ…」
💎「あ…あぁッ…」
💎「会いたかったよ…りうちゃん」
🐤「…あぁ…俺もだ…」
そうして…再びほとけっちと始まりのキスを交わした
[END]
これで終わりです!
めっちゃ長くなっちゃってすみませんッ💦
まだ初心者なのでもっと上手にかけるようにしたいです!
それでは!見て頂きありがとうございました!